◆ママは歯育係14(お財布に優しい歯並びの魔法の処方箋♪)💖
本日はコストパフォーマンスが高い
歯並びを良くする矯正前の処方箋をシェアします。
この処置については以前の記事でも
ご紹介いたしましたが、歯育係のママたちにも
是非知恵袋に入れておいて欲しいポイントなので
(認定試験に出るよ・・・笑)
再度ご紹介致します♪
Q;自分が歯並びで苦労したので
子供には歯並びで苦労して欲しく
ないのですが、歯並びを良くするために
矯正治療以外に何か出来ることは
ないでしょうか?
お子さんの歯並びを気にする歯育係さんから
よくこんな質問を受けます。
さて、優秀な歯育係のあなたであれば、
この質問の答えは簡単ですよね!
はい!それは・・・
1にも2にも口を閉じることです!
そして口を閉じることの合わせ技として
コストパフォーマンスがとても高い
歯並びを良くする処方箋があります!
それは・・・
タイミングをみながら乳歯を積極的に
削ることで、スペース管理をする方法です。
歯科用語としては単にスライスカットと
呼ばれる事があります。
♠ケース1
以下の写真は下前歯を削る前の状態です
ピンクの丸印の部分で重なりがあります
◆こちらはの写真は緑色の部分の
乳犬歯を2箇所削りました
◆削って7ヶ月後重なっていた
ピンクの丸印の歯の部分が並んできました!
下の歯の前歯が重なっている時に
タイミング良く削る事で、
前歯が前に移動しやすくなります。
その後顎が成長してうまく
歯並びが整ったというわけです😊
♠ケース2
◆削る前
◆削った1年後
このスライスカットをやる時期は、
下の前歯4本が生えた頃に始めると
宜しいかと思います。
でも、なんでこんな事して良いの?
そんな疑問を持った方もいらっしゃる
かもしれません。
スライスカットをして良い理由
レントゲン上で①〜③(①は抜けたので②③ )の
合計は①〜③合計よりも平均で 2.8 mm程度
大きい というデータがあります。
つまり、乳歯の方が後続の永久歯よりも
この 3 本の歯の合計に関しては大 きいと言う事です。
そして、大きさの差がもっとも大きいのは
③(③)と③の部分なので、この最後に交換する
永久歯 ③のスペースは上の乳歯を 2mm 程度
削って小さくしても足りるということです。
この差を利用して歯列の前のほうで
永久歯の部屋が狭くなっている所が
ある場合は順次前の方から
隣りの乳歯を削って小さくして、
少しでも歯列の前の方でスペースが
利用できるにしてあげます。
お口を閉じることとこのスライスカットとの合わせ技は
タイミングさえあえば歯並びの為の強力な処方箋に
なりえます!よかったら歯育係の知恵袋に
いれておいて下さいませ♪
※すべての症例がこの考え方だけで
必要なくなる訳ではありませんのでご了承ください。
いつも記事をお読みいただき
ありがとうございます(^^)
それでは素敵な1日をお過ごしくださいませ!
*この記事では個人的な臨床経験に
基づいた一般的な視点から書いております。
他にも治療の選択肢はあると思われます。
記事の内容に記載された方法が
「唯一の方法ではないこと」
「個人的なアドバイスではないこと」等を
ご理解いただけると幸いです。
また分からない事がございましたら
かかりつけの歯医者さんにご相談下さいませ。