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酸-アルカリ食品分類は無意味(by行政)でも本当かな?

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こんにちは

今日は京都府の自治体のHPで「アルカリ食品が身体によい?」というタイトルのサイトを見かけたのでご紹介します。そのサイトの説明では酸性食品・アルカリ性食品の理論は100年ほど前の時代に生まれたもので今日の栄養学や医学の見解から見ると、特に意味もなく種々の食品を酸性やアルカリ性に区別することもナンセンスだとしています。また、「アルカリ性だから体によい」などと、うたっているメーカーがあるとすれば、まずいいかげんなものと疑ってかかるのが賢明でしょう。とも、言っています。そこで、これが本当かどうか検証したいと思います。

それでは、まず京都府のHPをご覧下さい

アルカリ食品が体によい?
http://www.pref.kyoto.jp/shohise/15400088.html

Q) 「アルカリ食品で健康に」「○○で血液がアルカリ性に」などということを聞きますが本当なんでしょうか

レモン汁は酸性?レモンはアルカリ性?

 酸性・アルカリ性を表すには、一般にpH(ピーエイチまたはペーハー)という単位が使われます。
 pHは0~14まであり、7が中性、7より小さいときは酸性、7より大きいときはアルカリ性です。
 pHはpH計やリトマス紙で調べることができます。
 胃液のpHは1.4、レモン汁は2~3、ビールは4.5、血液は7.4、海水は8.3です。

意味のない酸性食品・アルカリ食品の区別

 ところが、酸性のレモンは酸性食品でなく、アルカリ食品です。
 酸性食品・アルカリ食品は、pH計などで直接測ったものでなく、その食品を燃やして残った灰を水に溶かした液を滴定という方法で酸性度、アルカリ度を表したものです。
 この分類では、米や肉、魚などは酸性食品で、野菜、果物、海草、大豆などはアルカリ食品ということになります。

 しかし、この理論は今から百年ほど前の、ミネラルやビタミンの働きもわからなかった時代に生まれたもので、今日の栄養学や医学の見解では、人の健康にとって特に意味があるわけでなく種々の食品を酸性やアルカリ性に区別することも意味のないこととされています。

食べ物で血液がよりアルカリ性に傾くことはない

 正常な人の血液は、pH7.4±0.05の弱アルカリ性です。運動をすると筋肉に酸ができるので、一時的に血液は酸性に傾きますが、すぐもとに戻ります。
 人の体には、常に同じ状態に保とうという機能があり、血液を弱アルカリ性に保つために、血液成分、呼吸、腎臓などが巧みに働いています。
 極端な酸性食品ばかり、アルカリ食品ばかりを10日間摂った実験の結果でも、その血液のpHはほぼ正常範囲内でした。

血液が正常状態よりアルカリに傾くのはむしろ病気

 それでも、血液が正常よりアルカリ性に傾くと健康になるのでしょうか。
 答えはノーです。このような状態はアルカロージスとよばれ、動悸、息切れ、吐き気、手足のしびれがおこってきます。
 血液のpHが6.8~7.6の範囲を出ると生存すら不可能といわれています。
 「アルカリ性だから体によい」などとうたっているメーカーがあるとすれば、まずいいかげんなものと疑ってかかるのが賢明でしょう。

 特定の食品だけに頼るのでなく、いろいろな食品をバランスよく食べるのが、健康な食生活の基本といえるでしょう。

(転載終了)


ここで確かに、血液のPHの変動はアシドーシス、アルカローシスと呼ばれわずかでもPHが変動するとその影響が中枢神経にまで及び、昏睡や時に死に至るような重篤な症状を引き起こします。しかしながら、体内からミネラルを補充したり、尿中に余分なミネラルを排出することで、血液や体液のPH懸命に保とうと身体は働くので、骨や歯等のリン酸カルシウム塩の豊富な組織やミネラルの排出に関わる腎臓などは食品の影響を受けます。


ですから血液のPHに変化がないからといって、その食品の分類には意味がないと決めるのはちょっと早急な結論では無いでしょうか?実際にウィキペディアによれば、WHOでも2002年には動物性たんぱく質による酸性の負荷は、骨粗鬆症の発症に関してカルシウム摂取量よりも重要な要因ではないかと報告しているし、[24]2007年にWHOは、タンパク質中の含硫アミノ酸メチオニンシステインの酸が骨のカルシウムを流出させるため骨の健康に影響を与えるため、カリウムを含む野菜や果物のアルカリ化の効果が少ないときカルシウムを損失させるため骨密度を低下させると報告したという記述が有ります[25]

その根拠となった疫学調査の研究の概論だけですが翻訳してみました。



(翻訳開始)


尿のPHは食品の酸性食品の肉またはアルカリ性食品の果実や野菜の摂取に影響される
(ヨーロピアン・プロスペクティブ・インベスティゲーションが実施したガンと栄養のノーフォーク住民での研究調査より)http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/18042305?dopt=Abstract
Welch AA, Mulligan A, Bingham SA, Khaw KT.

Source

Department of Public Health and Primary Care, University of Cambridge, Strangeways Site, Wort's Causeway, Cambridge CB1 8RN, UK. ailsa.welch@phpc.cam.ac.uk
概論

酸性の食品がより骨の健康に有害である根拠が有ります。より正確に酸ーアルカリのバランスを測定する方法、(酸ーアルカリバランスを反映した尿のPHを容易に計測できます。)が、存在するにもかかわらず、一般的には、食習慣はPHには影響しないとされてきました。この研究では、尿のPHと食品の酸ーアルカリ度(潜在的な腎臓の酸負荷PRAL値)の関係とその食品グループ(果物と野菜、肉、シリアルと乳製品)の調査をしました。
イギリスのノーフォークに在住する39-78歳までの男女22034人の普段の尿のサンプルと、ヨーロピアン・プロスペクティブ・インベスティゲーションが実施したガンと栄養のノーフォークFFQ調査からの食事の摂取で研究は行われました。補助研究として、普段の尿と24時間の尿のサンプルと7日間の食事の日誌を付けてもらいそれをFFQのデータと比較しました。
肉の消費が少なく果実や野菜の摂取が多いアルカリ度が高い食事(低PARL値)の方が、年齢、BMI、運動、喫煙の習慣、グルコース、ケトン、尿蛋白成分を除去したあと、高血圧の診断を受けているか、利尿剤を使っているかなどのその他の要素で補正する前の結果で、より尿のアルカリ度が高くなりました。補助研究の中で、24時間の尿と7日間の日誌の強い相関関係が有りました。
結論、果物や野菜が多く肉の摂取が少ないアルカリ性の高い食事ほどより尿のPHがアルカリ性になることが類似した大規模調査でわかりました。尿のPHは食事の酸ーアルカリ度に影響される事を今後は個別に果物や野菜の消費の変化を観察して更なる調査で確認する必要が有ります。

(翻訳終了) 

如何でしょうか?確かに血液は食事の酸ーアルカリ度には影響されないかもしれません。でも、尿のPHは影響を受けているということは、体内では何らかの生化学反応が起きていると言って間違いないでしょう。

また、
ウィキペディアによれば、「日本の栄養学から食品の酸度アルカリ度の主張が無くなって久しく、1990年前後に臨床実験や実験の引用を行わないまま、体液を酸性にすることはなく病気の予防にも関係がないために無意味な分類だとされた。2008年にも山口県栄養士会は否定的な見解を示している。ただし、これらの否定論は後述するように科学的方法にのっとっていないため、判断の合理性には疑問が示される。2010年時の
管理栄養士の国家試験を目標とした教科書である『新しい臨床栄養学』の5版には、酸性食品とアルカリ性食品を分類している[13]。」と、いう記述があり、否定派の方が科学的な根拠が薄いとしています。

個人的には、食事の酸ーアルカリ度が健康に大いに関係していると考えています。また、行政だろうと、研究者だろうと、WHOだろうと、お医者さんだろうと他の人の言うことは鵜呑みにしないようにしています。それでは真実を知るためにはどうしたら良いのでしょうか?答は簡単です。ある傾向を持った食事を一定期間試して、自分の体の反応を見れば良いんです。

因みに私は糖質制限ダイエット、マクロビダイエット、果実・葉食中心食をそれぞれ6ヶ月以上試して血液検査や体調を通して調べてみました。その結果糖質制限とマクロビの時には指先の関節(リウマチの指標が特に血液検査で出ていた訳では有りません。)が、腫れ上がって痛くて曲げられなくなっていたのが、果実・葉食中心食にしたらすっかり良くなり跡形も無く治りました。お陰で、もう少し歯科診療が出来そうです。私の場合には動物性タンパク質中心の糖質制限ダイエットや玄米などの穀物中心のマクロビ等では体が酸性になり、指先の関節等に不具合が出ていたのでは無いかと思います。

どんな食事が良いかに関しては誰でも一人臨床実験が簡単に出来ます。国民皆科学者になって、自分で検証すれば他の人の意見に惑わされることは無いですよね。但し、私は検証してみるなら、アルカリ性食品中心の果実・葉食生活をお勧めします。その理由は以下の記事をお読みいただくと更に明らかになるかもしれません。




(翻訳開始)

食べ物や飲み物が血液を酸性にしたりアルカリ性にしたりするというのは本当でしょうか?
http://drbenkim.com/ph-body-blood-foods-acid-alkaline.htm


世間ではこんな定説がありますが、実はこれは本当では有りません。


血液のPHは複雑な緩衝能を調整するシステムによって常時PH7の精製水よりも少しだけアルカリ性のPH7.357.45の範囲におさまるように維持されています。もし血液のPHが7.35以下になってしまったら、それはアシドーシスと呼ばれる状態で、中枢神経の抑制を引き起こします。血液のPHが7以下になる様な重篤なアシドーシスでは、昏睡や死に至ります。

もし血液のPHが7.45以上になったら、アルカローシスと呼ばれる状態です。重篤なアルカローシスも死に至りますが、こちらの起こるメカニズムはアシドーシスとは違います。アルカローシスは体内の全ての神経が過敏になり過度の興奮状態になり、しばしば筋肉のスパズム、緊張状態、てんかんを引き起こします。てんかんを起こすと重度の場合は死に至ります。

息をしたり日々の活動を行ったりしても、身体は血液のPHを7.35~7.45の間に保ちますので、食事が影響して血液のPHが大きく変動する事は有りません。

それでは身体をアルカリにしておいた方が良いと言う定説は何処から出てくるのでしょうか?それに過度に酸性に傾くと骨粗鬆症になったり腎結石になったり、その他の好ましくない健康への影響はなぜ起こるのでしょうか?

答えは次の人間の生理的な原則を理解する事で見つかります。それでは体液のPHと酸ーアルカリのバランスを我々の身体がどうやって調整しているかの原則を見てみましょう。

PH
は液体が酸性かアルカリ性かをみる指標です。我々の健康を見る時に、体液を大きく2つのカテゴリーに分類します。


1、細胞内液、これはすべての細胞の中にみられます。細胞内液はよくサイトゾルといわれ、体内の体液の全容量の2/3を占めます。

2、細胞外液、これは細胞外に見られる液体です。細胞外液はさらに次の2つに分類されます。

・血漿:血液を作っている液体
・間質液:これは組織の至る空隙を満たしています。間質液は、目、リンパ系、関節、神経系、循環器、呼吸器、腹腔の保護膜の間に見られます。


細胞の機能が正しく働く為に血液のPHは7.35~7.45に維持されなくてはなりません。なぜ細胞は健康で居る為には血液のPHをその範囲で維持するかについての理由はこの記事の主旨を外れてしまいますが、最も大切な理由は身体が機能する為には幾何学的な形を維持する必要があり、身体のタンパク質の3次元的なバランスは血液のPHの僅かな変化でも影響を受けてしまうからです。

PH
の尺度は0~14まで、PH7が中性だと考えられています。7以下のPHの液体は例えばレモンジュース、コーヒー等で、それは酸性です。人の血液やマグネシア乳のPH7以上でアリカリ性です。

PH
の尺度では隣り合う数字では10倍もPHが違います。つまりPH6の液体は7の液体に比べて10倍酸性で、5のPHの液体は100倍も精製水よりも酸性度が高いです。殆どの炭酸水、ポップソーダなどのPHは3で、精製水よりも10000倍酸性です。次回ポップソーダ缶を飲む前にはこの事を思い出して下さい。

食べ物や飲み物を摂取する時栄養の同化と消化の最終産物が酸-アルカリの形成に影響し、時に最終産物は酸性灰、アルカリ性灰と呼ばれます。細胞は継続的にエネルギーを産生していて、多数の酸が産生され体液に放出されてもいます。これらの酸は毎日身体の代謝活動で作られ、避ける事は出来ません。身体が生存の為のエネルギーを作り続ける限り、酸は作られ続け供給されます。

体液のPHのバランスを日々崩す主要なものとして、摂取した食品や液体からのの酸-アルカリ産生物と通常の代謝活動を通して産生される酸の2つの力があります。幸運な事に、身体はいつでもこれらの力に対抗して血液外の体液のPHを7.35~7.45に維持する主要な3つのメカニズムを持っています。

其のメカニズムとは、

1、緩衝システム
・炭酸ー重炭酸塩緩衝系
・たんぱく質緩衝系
・リン酸塩緩衝系

2、二酸化炭素の呼気

3、腎臓を介して水素イオンの消失

今回の投稿ではシステムそれぞれについて詳しくは解説しませんが、日々食事や代謝から産生される酸に対してこれらのシステムが働く事によって、血液外の体液のPHを7.35~7.45の範囲に保っているという事を覚えておいて下さい。

世間で血液をアルカリ性にしておくと良いと言うのは、身体のシステムに効果的なアルカリ性の物質をもたらす食べ物を沢山摂った方が良いと言う意味です。アルカリ性の食品の摂取を進める理由は大部分の精製された小麦粉や白砂糖を使った様な加工食品は、酸を産生し身体のシステムに負担がかかるからです。何年もその様な酸を産生するような食品を食べ続けると緩衝する身体のシステムが疲弊し、ある時そのシステムが維持できなくなり、健康を損なう様になります。

例えば、リン酸塩緩衝システムは強力な酸を中和する為に体内の異なったリン酸塩のイオンを使います。リン酸塩緩衝系で使われる約85%のリン酸塩イオンは、歯や骨を構成する構造物のリン酸カルシウム塩から使われます。もし体液が常に大量の酸を産生する食べ物や飲み物にさらされていると、身体は食べ物が産生した酸を中和しようとして、リン酸塩緩衝系に骨からリン酸カルシウム塩を引き出して供給します。時間をかけて、徐々に歯や骨の構造物は弱くなります。

沢山のリン酸カルシウム塩が引き出されると、カルシウムの量も増加するので、泌尿生殖器系経由でそれを排出しようとするため、それで、主に酸を産生する食事をしていると、カルシウムが多くなるので、腎結石ができ大きくなってしまうリスクが高まるのです。

これは緩衝系のシステムを酷使するとどんな健康問題が起きてくる可能性があるかについてのほんの一例に過ぎません。代謝活動から産生された酸を毎日いつでも中和しようと、緩衝系は働いていますので、緩衝系に不必要な負担をかけない食事をする様に心がけることが最善の方法でしょう。

通常の食品の酸ーアルカリ産生の影響

一般的に言って殆どの野菜や果実は身体の体液にアルカリ性の物質を形成する効果が有ります。

殆どの穀物、動物性食品、高度に加工された食品は身体の体液に酸性の物質を形成する効果が有ります。

健康の為には質の良い栄養素の濃い食品が役に立ち、アルカリと酸の形成効果のある食品の比率の理想は、アルカリ形成効果のある食品を酸性効果のある食品よりも多く摂取すると、正味の酸ーアルカリ形成効果で血液のPHを僅かにアルカリにする事が出来ます。

以下に消化と同化の過程で身体の体液にアルカリ形成効果のある食品と酸性効果のある食品をリストアップします。

中等度~強度のアルカリ形成効果のある食品

スイカ
レモン
メロン
セロリ
ライム
マンゴー
ハニーデュー
パパイア
パセリ
海藻
甘い、種無しぶどう
クレソン
アスパラガス
キウィ

パイナップル
レーズン
野菜ジュース
リンゴ
アプリコット
アルアルファ
アボガド
バナナ
にんにく
しょうが

ネクタリン
グレープフルーツ
オレンジ
ほとんどのハーブ
えんどう豆
レタス
ブロッコリー
きゅうり



中等度~強度の酸形成効果のある食品

アルコール
ソフトドリンク(ポップソーダ)
タバコ
コーヒー
精白糖
精製塩
人工甘味料
抗生物質(その他の殆どの薬)
精製粉製品(パスタも含む)
魚介類
精製酢
大麦
殆どの箱詰めシリアル
チーズ
殆どの豆
肉類
殆どのパン類

ここに記載した酸ーアルカリ食品が全てでは有りません。

もしあなたが穀物、精製粉製品、動物性食品等を主に摂取し、コーヒー、ソーダ、牛乳等を流し込んでいるようであれば新鮮な野菜と果物から食品や飲料を選んで置き換えてみることで、あなたの健康はきっと増進するでしょう。

体をアルカリ性にするという単一の目的の為に「アルカリ水」や栄養補助食品は一切必要ない理由を説明するのがこの記事を書いた主な目的です。身体は体液を僅かにアルカリ性に保つように厳密にデザインされています。

理想的なのは新鮮な野菜や果物を食事の中心にして、貴方の食欲が求めるその他の栄養が濃い食品をほんの少しの量食べることで、体がその習慣を受け入れてくれるでしょう。

この考え方がよく誤解を生むこの健康の話題を明瞭にする事を願っています。


(翻訳終了)


 


如何でしたでしょうか?この食事の酸ーアルカリ度を考慮することこそ、私は健康への鍵なんじゃないかと考えています。

気づいた点として、この酸ーアルカリは情報源によって若干データが異なるようで、コーヒーがアルカリ性だというデータも有りました。またゲルソン療法ではコーヒーはカリウムが豊富な食品だという事もコーヒー浣腸にコーヒーを使っている理由のひとつになっていました。そういう訳でコーヒーについては私も様々な意見があって、健康に良いのかそうでないのかを決めかねている食品の一つです。是非その辺りは皆様にもご検証いただきたいのですが、実はコーヒー中のカフェインは致死量が決まっている程の毒なんですよね。また、コーヒーはローストして加熱してあるので、そういう観点から見ればローフードでは無いですよね。

80:10:10フルータリアンダイエットのグラハム博士もコーヒーに関しては次のような否定的な記述をしていました。

◆ローダイエットではコーヒーを飲む事が出来ますか?

コーヒー豆がローストされるともはやそれはローフードでは有りません。カフェインの致死量は約10gで、それは約70杯分のコーヒーに相当します。カフェインはとても強力な薬剤で、たった3杯のコーヒー中のカフェインでもオリンピックのアスリートたちのドーピング検査では不適格と見なされます。

 多くの人々は毎日致死量の1/10の量のカフェインを摂取しています。一日に30杯以上のコーヒーを飲んでいた患者さんが居ました。彼の健康は損なわれていましたが、夜通し行っていた有害な習慣を止めたら健康を取り戻しました。

 さらにカフェインは体内のペプシンの量を減らします。ペプシンはタンパク質の消化に使われます。皮肉なことに多くのアメリカ人の標準的な食事をしコーヒーを飲む人たちは、毎日もっと十分なタンパク質を摂取するべきだとしてローフードダイエットを批判しますが、その一方彼らは日々カフェインを摂取しもっと摂取すべきだと主張するタンパク質の吸収を妨げているのです。カフェインは体内の水分、カルシウム、カリウム、マンガン、ビタミンB群を使い果たします。カフェインはコーヒーの中に見つかった多くの有害物質のうちの一つに過ぎないのです。



それでは長くなりましたが、今日はこのこの辺りで失礼いたします。
素敵な木曜日をお過ごし下さい!

 

 


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