【無謀ヨガインストラクター挑戦後出会った・引き算の瞑想PubMed論文】
インテグラル・ヨーガのスートラ(教本)の最初のページに
ヨガの目的がこう記載されている。
★「心の作用を止滅することが、ヨーガである。」
私も去年50代半ばにして無謀にもメディカルヨガの
インストラクターコースにチャレンジしなんとか無事
その過程を終了した後に出会った、「引き算の瞑想」。
「引き算の瞑想」とヨガを続けながらその目標に
向かい日々精進しています
でも、なぜ私が「引き算の瞑想」で取り組んでいるのか?
どうしてマインドフルネス瞑想ではなかったのか?
今日はその辺りの経緯と
米国医学図書館(PubMed)に掲載されている
「引き算の瞑想」の論文をご紹介しますね
■PubMed(パブメド)とは? PubMed とは
NLM(米国国立医学図書館:National Library of Medicine)内の、
NCBI(国立生物 科学情報センター)が作成しているデータベースで す。
世界の主要医学系雑誌等に掲載された文献を検索することができます。
MEDLINEとNon-MEDLINEが データソースとなっています。
「MEDLINE」は、NIHの評議委員会が選考や収録範囲など方針を
策定していますが、選定方法となる雑誌の審査は、雑誌の品質を評価する
「文献選択のための技術審査委員会」において、年に3回開催され
採択率は12~15%と言う狭き門です。
残念ながら審査に落ちてしまった場合ですが、
最低2年経過しないと再申請できない条件となっています。
※掲載基準について興味のある方は公式サイトをご覧ください。
https://www.nlm.nih.gov/pubs/factsheets/jsel.html
さてこの瞑想を始めてから、震災前に
お百度参りのように通った、筑波大の宗像先生が
考案したSAT療法のことをよく思い出す。
★SAT療法では身体に表れた症状や疾患あるいは
中毒などの問題行動などを手がかりに、
海馬に潜在的に記憶された心の傷になっている、
心象風景(心の中の写真)を探しだす。
↓
★その写真の潜在記憶は3歳以前ないしは前世代や、
人以前の生物の記憶、遺伝子によって伝達されるものを含む
↓
★この情動を伴った心象風景(写真)が見つかったら、
その記憶を肯定的に書き換えていく。そんな手法だ
宗像先生の医学的な根拠を使った華麗な説明に魅せられた。。。
今でも先生の著書SAT療法は手元に置いてあって
ちょくちょく見返すほど実は宗像理論の隠れファン(^^)
当時はセミナーの度に、何度もこの手法を自分に試してみたが、
モグラたたきのように次から次に心象風景(写真)が出てきて
きりがなく私の情動記憶は無限列車のように感じた。
またSAT療法ではセッションの終了後にクライアントに根源的な質問をする。
私の記憶によればその当時は以下の趣旨の質問だったと思う・・・
・もう人生の意味を知ろうとは思わない
・もう私が何者かを知ろうとは思わない
今考えると、これらは自我が消滅して悟りを開いた時にのみ
Yesとなるような私たちの存在の根源に関わるような質問だ。
当時は気づかなかったが、SAT療法はさとり療法とも読める
ことから、宗像先生は(そこまでは仰っていなかったが)
最終的には「悟りを開かせること」を目指していたのではないかと思う。。。
(なんだか、宗像先生にお会いして確認したくなって来た・・・)
しかしながら、私の場合には無限列車のように次から
次へと心象風景の写真が蘇ってきて、いくらセッションを
重ねても先の根源的な質問の答えは決してYesとならなかった・・・
でも、今ならその理由が分かる。。。というのも
SAT療法では心象風景(写真)の書き換えを
してその情動記憶を嫌悪系から報酬系に
変えるという書き換えがメイン
しかしながら、情動記憶を伴った心象風景(写真)は
これまでの人生で撮りためたもの以外にも
世代間伝播されたものを含めれば無数にある。
だから、たとえ数枚の心象風景が肯定的なイメージに
変わったとしても、写真は山程あるから焼け石に水。。。
写真の一部を書き換えただけでは根本的な変化は難しい。
では、どうしたら先の根源的な質問にYesと言えるように
なるのだろうか?それは情動記憶として残っている
心象風景(心の写真)を全て手放すことだ
初めて引き算の瞑想の理論(心に撮りためた写真を全て消去)
を知った時これなら、私がSAT療法でYesと言えるように
ならなかった根源的な質問にYesと言えるようになるかもしれない!
そう直感した。。。
でも、そう思えたのはSAT療法を学んだからこそ
今生だけでなく細胞に染み付き世代間伝播されている写真の
記憶を全て消し去ることの大切さが痛いほどよく分かったからだ。。。
★あなたは以下の質問にYesと言えますか?
・もう人生の意味を知ろうとは思わない
・もう私が何者かを知ろうとは思わない
(*誤解のないようにお伝えしておきますが、
SAT療法はとても優れたカウンセリング療法です。体の症状
のカウンセリングや認知行動療法として高い効果を上げています。)
韓国発のこの「引き算の瞑想」の研究論文は
PubMedにも発表されその効果が証明されています。
一部翻訳したものを抜粋して紹介します♪
マウム瞑想(邦訳:引き算の瞑想)校内プログラムが
児童の自尊心と学校生活適応能力に及ぼす影響について
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC7246924/
~概要~
学校生活が始まり間もない小学校低学年の児童の
自尊心や学校適応力は、児童の人格形成や心の健康、
性格などと密接な関係があると考えられる。
そこで、本研究では、小学校低学年の児童を対象に、
学校で行うマウム瞑想(邦訳:引き算の瞑想)プログラムが
人格教育プログラムとしてどのような効果があるかを
検証することを目的として行われた。
その結果、モーム瞑想プログラムを適用した実験群は、
適用していない対照群と比較して、自尊心や学校への
適応が有意に改善されていた。
結論として、本研究では、マウム瞑想(邦訳:引き算の瞑想)
プログラムの介入が小学校低学年の児童の自尊心と
学校生活への適応にプラスの効果をもたらしたことが
有意に示されたことから、人格や習慣の形成段階である
小学校低学年の児童の心の健康促進のために、
マウム瞑想(邦訳:引き算の瞑想)を学校での瞑想
プログラムとして積極的に採用することの効果が示唆された。
★また論文中の背景にてマウム瞑想(邦訳:引き算の瞑想)
について次のような記載がなされている。
~背景より~
(一部抜粋)
韓国をはじめとする世界各国で、マウム瞑想(邦訳:引き算の瞑想)
への注目が高まっている(Lee, 2012)。
また、マウム瞑想(邦訳:引き算の瞑想)の教育的価値や意義の
注目が高まるにつれ、小・中・高校の授業やクラブ活動、
創作体験活動のプログラムとして採用されているだけでなく、
一部の大学では正式な一般教養科目としても採用されている
(Chung & Oh, 2009)。
マウム瞑想(邦訳:引き算の瞑想)は、心を正確に定義し、
心を浄化する方法を科学的に提案している。
それは、自分が生きてきた人生経験から生じた思考は
偽りの心を形成し、写真として保存されていると説明する。
これらの記憶は感情とともに蓄積され、人の心や
行動に影響を与え続けます。写真を捨てれば、
本当の心を取り戻すことができるという論理である(Woo, 2005)。
西洋の認知カウンセリングでは、感情発生の原因の根拠として
認知と信念に重点を置いているため、認知システムを
変えることで問題解決にアプローチする。
しかし、マウム瞑想 (邦訳:引き算の瞑想)では、
記憶に埋め込まれた感情を直接排除することで、
外的要因によって体得された機能不全の
思考の全てを排除し、問題を解決することができる。
結論として認知的カウンセリングと瞑想(邦訳:引き算の瞑想)は、
相違点と類似点の両方を持っているといえる(An, 2006)。
★またマウム瞑想(邦訳:引き算の瞑想)の手順に
についても論文中に紹介されている。
~実施方法より~
(一部抜粋)
★マウム瞑想(邦訳:引き算の瞑想)の8つのレベル
【レベル 確認方法】
レベル1:記憶された思考を捨てる(宇宙が自分であることを知るレベル)
レベル2:自己や人間関係のイメージを捨てる(「偽りの心」がないことを知るレベル)
レベル3:肉体を捨てる(宇宙が自分の中にあることを知るレベル)
レベル4:肉体と宇宙を捨てる(本来の魂と精神を知るレベル)
レベル5:肉体と宇宙を捨てる
(オリジナルの魂と精神、オリジナルの魂と精神の世界を知るレベル)
レベル6:自己を排除して宇宙になる
(オリジナルの魂とスピリットになるレベル)
レベル7 : 錯覚の世界とその世界に生きている自分を捨てる
レベル8:全てを排除して、真実として復活し、真実の人生を歩む
出典;
この瞑想方法を小学校の瞑想プログラムで
実施した結果と仮説の検証は以下のとおりです。
~仮説の検証より~
(一部抜粋)
【仮説1】
★マウム瞑想(邦訳:引き算の瞑想)プログラムに参加した実験群は、
対照群に比べて、プログラム開始直後と5週間後の
自尊心スコアで高い点数をマークする。
自尊心に関してのスコアは実験群では、実験前の2.32(SD=0.21)から
実験後には2.45(SD=0.24)へと上昇し、さらにフォローアップ実験後
では2.57(SD=0.22)となった。
対照群では、自尊心に関してのスコアは実験前が2.28(SD=0.24)、
実験後は2.29(SD=0.29)、フォローアップ実験後は2.29(SD=0.29)で、
ほぼ横ばいで推移した。
反復測定分散分析の結果、統計的には、実験群と対照群の
間に有意に顕著な差が観察された(F=7.516, p=0.009)。
また、時間経過とともに(F=5.396, p=0.008)、グループと
時間経過の間の相互作用(F=4.798, p=0.013)からも
有意な差が観察された。したがって、仮説1は支持されました。
このことから、自尊心の変化の様相は、時間の経過とともに
グループによって異なることが明らかになった
【仮説2】
★マウム瞑想(邦訳:引き算の瞑想)プログラムに参加した
実験グループは、プログラム直後と5週間後の学校適応スコアで、
対照グループよりも高い点数をマークする。
実験群では、実験前の学校適応スコア2.37(SD=0.26)から
実験後は2.52(SD=0.27)に上昇し、さらにフォローアップ実験後は
2.57(SD=0.25)に上昇した。
対照群では、実験前の学校適応スコア2.29(SD=0.27)から
実験後は2.24(SD=0.29)へとやや減少し、さらにフォローアップ実験後は
2.33(SD=0.32)へと増加した。
反復測定分散分析の結果、実験群と対照群の間に有意に
顕著な差が見られた(F=7.738, p=0.008)。
有意に目立った差は、時間に沿って(F=8.010, p=0.001)、
グループと時間経過の間の相互作用(F=5.694, p=0.005)
から統計的に明らかになった。したがって、仮説2が支持された。
これにより、学校適応スコアの変化は、時間の経過とともに
グループによって異なることが示されました。
~結論~
結論として、本研究は、サンプル数が少ないにもかかわらず、
マウム瞑想の介入が小学校低学年の児童の自尊心と
学校適応にプラスの影響を与えることが示された。
本研究の結果、マウム瞑想は、小学校低学年の児童の
自尊心や学校適応に良い影響を与えることがわかった。
本研究の結果に基づいて、以下の更なる実験の
必要性を提案する。第一に、本実験はサンプル数が
少ないため、一般化した結論を出すことはできなかった。
したがって、今後の研究では、より大きなサンプルサイズ、
つまりより多くの生徒を使ってこのプログラムを
実施することが望ましいでしょう。第二に、本研究は
紙と鉛筆による自己申告に頼っており、研究変数の
生理学的測定を行っていません。
したがって、今後の研究では、生理学的あるいは
行動学的な変化を捉える多面的な結果指標を
導入することを検討する必要性があるでしょう。
(以上一部抜粋終了)
PS:実際引き算の瞑想をやってみて今はもう
・もう人生の意味を知ろうとは思わない Yes
・もう私が何者かを知ろうとは思わない Yes
と言えるようになった・・・
え~それって、もう人生を諦めたってことかって?
うん、まあそうとも言えるかも・・・(笑)
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↓
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★抗体依存性増強(ADE)によるコロナワクワクアセンションの
波まであと5〜6ヶ月しかないとも言われています♪
それを考えると私達に残された時間ってもしかしたら
そんなにない可能性もあります。。。
であればこのタイミングで瞑想にでも励んで早いとこ
肉体を持ったままアセンションしちゃうのが良いのかもね