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有機農法で使用許可の神経興奮毒

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おはようございます♪

今日はkaoriさんのブログ
http://ameblo.jp/kaori-roselove/entry-11590172363.html#cboxでスピノエースという新しい農薬に関する記事を読ませていただいたので、ちょっとそれについて考察してみたいと思います。

スピノエースは、GREEN JAPANのHPに行くと冒頭に次の様に書いてあります。

「手付かずの自然が残り、地上の楽園といわれるバージン諸島。
そこにあるラム酒工場跡で採取された土壌サンプルから、スピノエースは誕生しました。いっさいの化学的修飾を加えていないスピノエースは、まさに自然が生んだ新しい農薬といえます。」


天然由来?じゃ人体にも優しいの?と、思いきやその作用機序は以下の通りです。
http://www.greenjapan.co.jp/spinos_yurai.htm

スピノサドの殺虫活性
スピノサドの殺虫活性は、昆虫の神経伝達系に関与すると考えられています。この作用機作は従来の殺虫剤とは異なる、全く新しい作用です。

 
※通常状態
通常、興奮はニューロン接合部(シナプス)でシナプス前膜から分泌されるアセチルコリンによってシナプス後膜へと伝達されていきます。働きを終えたアセチルコリンは酵素(アセチルコリン・エステラーゼ)の働きで速やかに分解され、正常な状態を保ちます。
※スピノエースの作用
スピノエースはシナプス前膜からアセチルコリンが分泌されていない時でも、シナプス後膜へ興奮を伝達します。さらにスピノエースは酵素によって分解されないため、昆虫に異常興奮を引き起こし死に至らしめます。
◆新しい系統のスピノエース
スピノエースの有効成分であるスピノサドは、これまでにない作用機作と高い殺虫活性を持つ化合物です。そのユニークな作用機作から、「スピノシン系」という新しい系統に分類することを提唱しています。
◆ニューロン接合部のアセチルコリン受容体を活性化
スピノサドの作用は、昆虫の神経伝達に関与しています。主としてニューロン接合部のニコチン性アセチルコリン受容体を活性化すると考えられており、昆虫の筋肉に痙攣を引き起こし衰弱させて、最終的に麻酔死させます。
この作用は全く新しく、本剤と同様にニコチン性アセチルコリン受容体の働きに関与していると考えられているクロロニコチニル系薬剤の作用とも異なっていると考えられています。

つまりアセチルコリン受容体を占領して虫さんたちを興奮させっぱなしにして、死に至らしめる神経興奮毒!!しかしながら、この作用機序の説明の最後には、こんな記載が・・・

「この作用は全く新しく、本剤と同様にニコチン性アセチルコリン受容体の働きに関与していると考えられているクロロニコチニル系薬剤の作用とも異なっていると考えられています。」



クロロニコチル系薬剤つまりネオニコチノイド系の農薬といえば、「蜂群崩壊症候群」の主な原因とされている悪名高き農薬。同じアセチルコリン受容体に作用するのにスピノエースはニコチノイド系の農薬と作用機序が異なるってどういうこと???
「全く意味が分かりません~!誰か説明して~!」という感じですが、気を取り直して次に行きましょう。

このスピノエースについて検索してみると次の様な、スピノエースの資料を発見!

 
 
よく見ると平成24年4月27日より有機農産物の日本農林規格(有機JAS規格)に定められた使用可能農薬に追加されたと書いてある。

「天然由来の農薬万歳!でもニコチノイド系農薬と作用機序が変わらないけどね。」と、いうわけで、作用機序は変わらないのに天然由来っていうだけで何故安全と言えるのでしょうか?こんなのを有機栽培で使用するのを許可しちゃうなんて政府はどうしても私たちを病気にしたいみたいですね♪それともネオニコチノイド系の農薬の悪名が高くなってきたので、天然由来という言葉を隠れ蓑にして、蜂の撲滅を推進している?

おまけですが、ウィッキペディアによれば有機栽培には以下の薬剤の使用が認められていますし、遺伝子組み換え作物由来の堆肥の使用もOKです!菜種油や大豆レシチンは遺伝子組み換え作物で作られているだろうから、結局はそれを使用するっていうことは、植物自体がそういった成分を作るように遺伝子組換されているから、除草剤や殺虫剤を使用してるのとなんら変わりがないっていうことですよね。有機栽培の野菜って高いだけで、どこまで信じていいのやら(トホホ・・)となると、やっぱり野菜や果物は自然農法で自分で作りましょっていう事になるけど、でも土壌や水源がそもそも汚染されている。と、いうことは私たち人間が進化してそうした毒物に耐性を持つようになる以外に道はないかもね絶対そうならないと否定することも出来ませんからね。。(なんちゃって・・)



(以下転載)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%89%E6%A9%9F%E8%BE%B2%E6%A5%AD#.E6.9C.89.E6.A9.9FJAS.E8.A6.8F.E6.A0.BC

有機JAS規格[編集]

有機JAS規格では、以下のような天然に存在する物質の使用が許可されている[4]

有機肥料の他に様々な無機肥料が認められる。それらは、草木灰、炭酸カルシウム(苦土炭酸カルシウムを含む。)、塩化加里、硫酸加里、硫酸加里苦土、天然りん鉱石、硫酸苦土、水酸化苦土、石こう、硫黄、生石灰(苦土生石灰を含む。)、消石灰、微量要素(マンガン、ほう素、鉄、銅、亜鉛、モリブデン及び塩素)、岩石を粉砕したもの、塩基性スラグ、鉱さいけい酸質肥料、よう成りん肥、塩化ナトリウム、リン酸アルミニウムカルシウム、塩化カルシウム、などであり、有機肥料しか有機農業に用いられていないということは誤解である。

使用条件のついているものもあるが、使用可能な農薬は、除虫菊乳剤及びピレトリン乳剤、なたね油乳剤、マシン油エアゾル、マシン油乳剤、大豆レシチン・マシン油乳デンプン水和剤、脂肪酸グリセリド乳剤、メタアルデヒド粒剤、硫黄くん煙剤、硫黄粉剤、硫黄・銅水和剤、水和硫黄剤、硫黄・大豆レシチン水和剤、石灰硫黄合剤、シイタケ菌糸体抽出物液剤、炭酸水素ナトリウム水溶剤及び重曹、炭酸水素ナトリウム・銅水和剤、銅水和剤、銅粉剤、硫酸銅、生石灰、天敵等生物農薬、性フェロモン剤、クロレラ抽出物液剤、混合生薬抽出物液剤、ワックス水和剤、展着剤、二酸化炭素剤、ケイソウ土粉剤、食酢の30種類である。

その他、有機JAS規格によれば、本来は種苗や防除資材や肥料などに組換えDNA技術を用いたものを利用できない。しかし、附則(平成18年10月27日農林水産省告示第1463号)により、特例として遺伝子組換え作物に由来する有機質肥料である堆肥を有機栽培に用いることが許可された(遺伝子組み換え作物の「遺伝子組換え作物と有機栽培」の節を参照)。


(転載終了)


農薬や殺虫剤は精神薬と同じ神経興奮毒だというのは内海先生のブログに詳しく書いてありますので、是非一度おめ通しくださいね!

人間毒リスト2(農薬系)

毒リストの続き。今回は農薬系のものについて少し書きます。

「大笑い!精神医学」発売になりました。宣伝すいませんが皆さんよろしくお願いします。「精神科は今日も、やりたい放題」とセットで読むことで理解が深まるように設定してますので、そちらもよろしく。
有機リン・・・・・有機リン化合物(ゆうきリンかごうぶつ、 organophosphorus compounds)は炭素-リン結合を含む有機化合物の総称である。神経系・呼吸器系に対する毒性がある化合物が多いことから、第二次世界大戦前後から殺虫剤として農薬に使われている。 農業用、家庭園芸用、殺虫剤または殺菌剤、除草剤として使用されて、その後、河川に流れ出し浄水場から水道水に入ってくる。このほか水道水には台所用洗剤も混入する。「ホス(phos)」と付く農薬はたいてい有機リン剤である。人に対する神経毒性が高い化合物も多いため、神経ガスとしてサリンなどが開発された。有機リンやサリンとアルツハイマーの薬は同じ作用機序である。

続きはこちらから!
http://touyoui.blog98.fc2.com/blog-entry-169.html


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