こんにちは♪
先日の記事で陰謀論的絵本の構想に関して多くのご意見を頂き本当にありがとうございます。食の安全性をどうやって子供に伝えるかは母親として本当に頭の痛い問題です。日々どうにか子供に本来の食性に立ち返って欲しいと、切に願って色々と試してみますが、一度人工的な味に慣れてしまうと、どうしてもそちらに傾いてしまい子供は加工品やお菓子を欲します。元はといえば、これも自分自身の認識の甘さや勉強不足から端を発した身から出た錆なのですが、そういう状況を作り出してしまったものは仕方ない。
だけどこの状況を解決できるのも結局自分しかいません。その一つのアイディアとして絵本がある訳ですが、世の中に全くニーズが無い訳でないと皆様に教えていただいたので、今後も楽しみながら構想を煮詰めてみようと皆様のお陰で思えました。ありがとうございます。気長に待ってて下さいね~。
それから、Japan up risingさんがコメントに下さったように、食の安全性や医療の安全性、原発に関する情報などはもはや陰謀論というよりは、主流メディアで流されない情報にこそ事実があるといって間違いないと、私も日々確信を深めております。だから「陰謀論」なんていう言い方でわざわざ自分たちが信じる情報をひと括りにする事もないと思いましたし、そうする事で前へ進むことを自分達自身で妨げている事に気づきました。だからそろそろ「陰謀論」という言い方から私も卒業したいと思います。それで、新しい呼び方は何にしましょうか?(笑)
さて、今日は先日患者様から健康の為に酢を積極的に摂取しているが、それは体にとってどうですか?というご質問を受けたので、酢についてちょっとメモしておきます。
まず酢に関しては昭和30年代くらいまでは、国内では毒物である酢酸を薄めた合成酢とコメなどから醸造された酢と表示の義務も無かった事から、消費者が区別できずに、粗悪品がかなり出回っていたそうです。しかしながらミツカンのHPによれば次の様な経緯で表示が義務づけられ、現在では消費者も商品の選択できるようになったそうです。そのため合成酢は市場から姿を消し、今では殆ど製造されていない事になっているそうです。
(ミツカンのHPより)
「そこで昭和43年(1968)、ミツカンは大胆な策に打って出ます。「100%醸造はミツカン酢だけ」というスローガンを掲げ、新聞広告などを展開する純正食品キャンペーンを開始したのです。ミツカン酢の確かな品質と、安心して口にしていただける安全性を強く訴えたこのキャンペーンは、世間の人々から大きな関心を寄せられる一方で、同業者の強い反発を受けることとなりました。が、その頃高まりを見せていた消費者運動の後押しもあって、ミツカンの主張は多方面からの支持を受けるようになり、昭和45年(1970)には「醸造酢」と「合成酢」の表示区分が官報により告示。そしてついに昭和54年(1979)、JAS規格の制定により、「醸造酢」「合成酢」の表示が義務づけられることとなるのです。」
(引用終了)
しかしながら、先日も話題にしましたが、フッ素や重曹が天然由来だろうと工業生産されたものだろうとその物質の構成元素には違いがないのと一緒で、やはり酢も、天然由来のものだろうと工業生産されたものだろうと、酢酸の成分が入っていることには違いがないと思うのです。ですから、私個人としては酢はそのままではとても美味しいと思えないし、そう言った調味料をわざわざ好んで沢山摂取する必要性も無いと、考えています。ただこれは私個人の考え方ですので、酢を飲んで健康効果が有ると確信された方もいらっしゃると思いますし、誰か他の人の意見を鵜呑みにしてそれを盲信する事程危険な事は無いと思いますので、是非酢が健康増進に有効かどうかは、ご自身で検証してみてください!
合成酢で使用されている酢酸の性質はこちらでご確認ください。安全データシートによれば飲み込んではいけないことになっています。また、全身毒性の所に「ヒトにおいて、ばく露後に胃腸の潰瘍・出血、急性膵炎などの消化器症 状に加え、播種性血管内凝固障害、重度の溶血のような血液への影響が報告されている。」と、有るのですが、播種性血管内凝固障害を起こすと、血液像を顕微鏡で観察すると白く抜けたように観察されます。つまり、酢酸を取りすぎると、血液像に変化をきたす原因にもなるということです。
昭和科学株式会社安全データシート
http://www.st.rim.or.jp/~shw/MSDS/01013150.pdf
化学物質等の名称 : 酢 酸
2.危険有害性の要約
GHS分類
物理化学的危険性
引火性液体 : 区分3
自然発火性液体 : 区分外
健康に対する有害性
急性毒性(経口) : 区分5 【国連GHS分類】
急性毒性(経皮) : 区分4
皮膚腐食性・刺激性 : 区分1A
眼に対する重篤な損傷・眼刺激性 : 区分1
呼吸器感作性 : 区分1
特定標的臓器・全身毒性(単回ばく露): 区分1(血液)、
区分2(呼吸器系)
環境に対する有害性
水生環境急性有害性 : 区分3
注意喚起語 : 危険
危険有害性情報
引火性液体及び蒸気
飲み込むと有害のおそれ(経口)
皮膚に接触すると有害(経皮)
重篤な皮膚の薬傷・眼の損傷
重篤な眼の損傷
吸入するとアレルギー、喘息または呼吸困難を起こすおそれ
血液の障害
呼吸器系の障害のおそれ
水生生物に有害
注意書き
【安全対策】
すべての安全注意を読み理解するまで取り扱わないこと。
この製品を使用する時に、飲食又は喫煙をしないこと。
熱、火花、裸火、高温のもののような着火源から遠ざけること。-禁煙。
防爆型の電気機器、換気装置、照明機器を使用すること。静電気放電や火花による引火を防止
すること。
個人用保護具や換気装置を使用し、ばく露を避けること。
保護手袋、保護眼鏡、保護面を着用すること。
ミスト、蒸気、スプレーを吸入しないこと。
取扱い後はよく手を洗うこと。
環境への放出を避けること。
【救急処置】
飲み込んだ場合:速やかに口をすすぎ、医師に連絡すること。無理に吐かせないこと。
眼に入った場合:水で15分以上注意深く洗うこと。コンタクトレンズを容易に外せる場合には
外して洗うこと。
皮膚についた場合:直ちに、流水、シャワーで洗うこと。
(続きはリンク先で)
それから、中国では市場に出回っている殆どの酢が合成酢で、本物は5%にも満たないという事を業界の団体幹部が暴露しているそうです。
(転載開始
中国のお酢、大部分は酢酸入りの合成物、業界団体幹部が暴露
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0809&f=national_0809_003.shtml
酢の業界団体、山西醋産業協会の王建忠・副会長が、食酢の産地として有名な山西省産の食酢の95%が醸造酢に酢酸を混ぜた合成物であることを暴露した。しかも工業用の酢酸が多用されている可能性があるといい、副会長は「添加物の含有量により、健康に害を及ぼす恐れがある」と話している。京華日報などが伝えた。
副会長によると、中国には合成酢の国家規格はあるが、含まれている酢酸が食品用か工業用か検出する方法はないという。
中国中央ラジオ局によると、中国でで消費される年間330万トンの酢のうち9割は純酢酸入りの合成酢だ。同局の取材に対し、副会長は「市場で売られている山西省特産『老陳醋』のうち、本物は5%に満たない。消費者は日常、合成酢を使っていることになる」と語った。
専門家は「合成酢のうち酢酸の含有量が高すぎると、酸性が強すぎて口や胃に影響する恐れがある。老人や子供など胃腸機能が弱い層は特に注意が必要だ」と話している。(編集担当:中岡秀雄)
(引用終了)
という訳で、中国から輸入されている加工品には何が使われているか分かりませんね。なるべく素性の不明な加工品はこんな理由からも避けたほうが良さそうですね。
それからThe 80/10/10 Dietの中でダグラス・N・グラハム博士は酢についてこんな記述をされています。参考までに。
◆サラダドレッシングに酢を使う事は出来ますか?
アップルサイダー、バルサミコ酢を含めた全ての形の酢は人間の身体にとって、毒性が有ります。酢は酢酸を19倍の質量の水で薄めて作ったものですどの化学実験室にもおいて有る様な毒物で、ボトルにはガイコツとクロスボーンのマークが付いています 酢は甲状腺を亢進し甲状腺機能亢進症を引き起こし続いて甲状腺機能低下しょうややそれに付随した内分泌系の疾患、カルシウム代謝異常の疾患、代謝率異常、脂質代謝異常、体重の異常、無気力、頭痛、や眼球突出を引き起こします。この亢進は老化の過程も加速します。 身体は副腎からこの系での酢酸の影響を打ち消すためにリンを出させます。リンを使い果たすと結果的に副腎と内分泌系全体の機能を損なう結果になります。その結果が体臭、心臓の痛み、頻脈、粘液の産生の増加、慢性疲労、頭痛などの症状に繋がります。酢を繰り返し使用すると肝硬変の原因にもなりえます。酢は食品と考えない方が良いです。