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肉食で!どうなるあなたの血液?

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こんにちは♪

食に関しては本当に様々な情報が有ります。糖質制限に始まり、パレオダイエットなどでは、肉が人間の本来の食性に合っていると提唱しています。また、先日の記事アレルギー対策どうしてる? でもご紹介したリーキーガットを治すためのGAPSダイエットでも肉を推奨しています。でも、本当に肉は体に良くてリーキーガットが肉食をすると治ってしまうのでしょうか?

机上の理論だけでは、玄米菜食が良いのか?果実葉食が良いのか?肉食が良いのか?分かりかねますので、リーキーガット症候群(腸の目が粗くなり未消化のたんぱく質が血中に流れ込んで、異物に対して抗原抗体反応が起こってしまう状態。)と思われるスタッフのMちゃんに、前日に肉をたくさん食べてもらい、翌日血液観察をしてみました。

Mちゃんが、前日に食べたものは、片栗粉で揚げた唐揚げ、野菜果物、ケーキです。

以下はMちゃんの生体血液観察の画像です。

この様な大型の結晶が血中に見られました。1枚目の結晶は、外縁の縁取りが白く光って見え、内部の透明度がやや有ります。同じくリーキーガットである私自身の血液像の観察から、大豆や小麦の結晶に近く見えました。

また、2枚目、3枚目の結晶は1枚目の結晶よりも全体的に透明度が高く、内部がキラキラしていて、宝石のように美しい結晶です。この結晶は肉を食べない私からは検出されませんでした。ですので、この結晶は肉食に伴って出てきたものである可能性が有ります。

しかしながら、今回肉だけを食べたわけでないので、これらが肉食に関連して出てきたことが絶対的に証明できたわけでは有りませんが、少なくとも、食事の内容によって、検出される大型の結晶が変化する事。肉もリーキーガットの人にとっては、何らかの影響が有りそうだという事が分かりました。

 大豆もしくは小麦の結晶に似ている?
 ベジタリアンの人には見られない結晶
 ベジタリアンの人には見られない結晶

そして、Mちゃんの凝固血液像では、リーキーガット症候群の時に出てくる典型的な腸のパターンと関連する血液像を示しています。
 
 
 
また以下の2枚が、これまたリーキーガット症候群で有る私自身の血液観察像です。1枚目の画像が、大豆製品の豆腐や厚揚げを食べた時のものです。赤血球が連銭し、中央に結晶が見られます。下の画像が、フランスパンを前日に1本食べた翌日の血液観察像です。中央に物凄い大型の、結晶が見られ、周囲に白血球が集まり、それに食いついています。白血球は私の知らない所で、この結晶の処理をしてくれているんですね。「けなげな子達です!」こんな像を見たら、もう「フランスパン1本食いなんて言う馬鹿な事はしない方が良いね、ごめんね!」と、さすがの私も反省しました。

こんな食事を続けてたら、体に不調をきたしても文句は言えません。だって、自分の責任以外の何物でもないんですから。まさに、「食べることで病気になっている!」の現場でしょう。

 
 
 
そして、以下の画像が、Mちゃんの別の日に観察した結晶です。この結晶は、今回検出したものと非常に良く似ていますし、私の血液像からは検出できなかった、結晶です。透明度がとても高く、キラキラした粒子を結晶中に内包しているのが特徴的です。

 

因みに生体血液観察のマニュアルでは、このタイプの結晶はプロトプラストと呼ばれていて、慢性の退行性病変に罹っているときに血中に多く検出されると、されています。



臨床的な意義

・この結晶はの組成は、タンパク質、脂質、その他の廃棄物が血中に溜まっている物等
・体が酸性になり、毒物や酸がたまると出てくる
・体のPHが、過剰に酸性になったり、アルカリ性になったりすると出てくる
・消化器系の疾患と関連性あり
・体が産生するアクチノマイシン等の抗生物質と関連性あり

関連する疾患
・疲労
・頭痛
・肌荒れ
・免疫系の障害(風邪、インフルエンザ、感染症に易感染性)
・消化器系の疾患

 
 
 さてさて、以上が今回リーキーガット症候群の人が肉を食べたらどうなる?についての、検証結果でした。


今回の検証結果に基づいた結論です。

「肉もリーキーガット症候群がある人は避けた方が良い食品でしょう。」

 

また、肉がリーキーガット症候群の原因になるという理論的な背景を、マイケル・グレンガー博士がブログで詳しく解説して下さっているので、ご紹介します。

http://nutritionfacts.org/2012/09/20/why-meat-causes-inflammation/


抗炎症作用のある植物ベースの食事は、単なる植物のパワーを以上のものです。それは動物性の食品も回避する事です。先週のブログで、クローン病を食事で治療する方法Treating Crohn’s Disease With Dietをご紹介しました。緩い菜食でも腸の炎症性疾患を鎮静化するために目覚ましい効果がある事を示しました。この14年間で、肉、乳製品、卵のみの食事を1回摂取すると、数時間以内に体内で炎症性の反応を引き起こすことが分かってきました。この反応は我々の血管の中で起こります。

この血管の反応カーブは私の4分ほどにまとめたビデオで見ることが出来ます。
 The Leaky Gut Theory of Why Animal Products Cause Inflammation

5~6時間以内に炎症が治まり始めますが、いったい何が起こったのでしょうか?ランチタイムです!その時点で我々は血管に更なる動物性の食品を昼食に食べることで、負荷を与えます。この繰り返しで、我々の多くの生命にとって危険域にある慢性的な軽度の炎症状態に陥ります。食事のたびに、心疾患、糖尿病、ある種の癌などの炎症性病変を引き起こす原因を作ります。

肉に誘発される炎症とは一体何でしょうか?炎症は攻撃を認知した時の免疫の応答ですが、いったい何が体を攻撃しているのでしょうか?最初に科学者たちはその攻撃は、有るタイプの関節炎 certain types of arthritisの原因である動物性蛋白質が引き起こしている可能性が有ると考えました。しかしながら、同様の炎症性の反応が、殆ど動物性の脂質に過ぎないホイップクリームでも起きました。その後掘り下げていった所、研究者たちは動物性食品の食事後に、血中に内毒素として知られる細菌毒で血液が汚れることを発見しました。それが炎症の原因になったのです。でも、内毒素はどこから来たのでしょうか?

内毒素は細菌由来のものです。どこにそんなに多くの細菌が居るのでしょうか?私たちの腸です。こうして、研究者たちは動物性の飽和脂肪酸が、腸をリーキーガットにし、宿主自身の細菌を血流に侵入させる原因かもしれないと考えました。マウスの実験で、実際に飽和脂肪酸がリーキーガットの原因である事が証明され、これが何年間もの間、なぜ動物性の製品が摂取後数時間以内に炎症の原因になるのかについて一般的な理論となりました。しかしながら、つい最近になって、研究者たちはこの理論が正しくないことに気づきました。

私の2分間の動画で、 The Exogenous Endotoxin Theory内因性の内毒素理論の中で、リーキーガット理論の批判的な欠陥を説明しています。肉、乳製品、卵の食事後ほんの1時間以内にに炎症が起きますが、腸内細菌叢は小腸の中にいるより、むしろ更に20フィート下方の小腸の中にいます。食物がそこに至るまでに何時間もかかり、それで何が起きるのでしょうか?もし細菌の内毒素が腸から来てるのでないとしたら、それらは食べ物から来ています。

初めて、豚、鳥、乳製品、卵やある種の発酵食品などの27の一般的な食品について、内毒素がその食品に同等に検出されるか調べました。また加熱した肉からも内毒素が検出されるか?こちらに、そのテーマについての一連のビデオが有るので見て下さい。

Dead Meat Bacteria Endotoxemia.

飽和脂肪酸も、心疾患のリスクを上昇させる、乳がんの生存率を低下させるなどの、その他の危険性が有るようにも見られます。
 (see Blocking the First Step of Heart Disease and Tolerable Upper Intake of Zero
(Breast Cancer Survival, Butterfat, and Chicken)

更に炎症にと戦う食品について情報を得たければ、下記の動画を見て下さい。
 Fighting Inflammation in a Nut Shell and Anti-Inflammatory Effects of Purple Potatoes.



(翻訳文終了)

それでは良い一日をお過ごしくださいませ♪




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