こんにちは♪
先日私の実験フレンドのMさんから、とても貴重なここ3年間の変化を追った血液データとお食事記録を頂いたので、許可を頂いてそちらをご紹介いたします。
Mさんは鶴見 隆史先生が提唱する鶴見式酵素栄養学を学ばれ、自ら酵素やローフードの力の素晴らしさを実感なさっている素晴らしい方です。(何でもローフードで20kg以上のダイエットに成功したそうです!)Mさんに初めてお会いした時に「食事によって白血球が増減する!」という考え方お話した所、Mさんの口からも「ローフード食で白血球数が減少しますよね。」という言葉が出てきました。それは私がずっとそうに違いないと、思っていた仮説でした。それで「ここに分かって下さる方がいた!」と、あまりにも嬉しくて、他にも患者さんがいらしたにも関わらず「そうだよね!やっぱりそう思うでしょ!」と、思わず大きな声で叫んでしまいました。これがMさんとの出会いの日のエピソードです。
さて、Mさんに戴いたデータをお見せする前に、少しだけタンパク質に関する私の見解をざっと再度ご紹介します。詳しくはfriends-dc2ndのブログの記事
タンパク質の真実をご参考にして下さい。
以下は私自身の食生活の変化と血液検査のデータをまとめたものです。
注目すべきは、白血球数の推移。糖質制限食時の数値が最も高く、生の果実・菜食実践時は3100でもっとも数値が低くなっています。一般的に白血球数は5000~7000位が免疫力が高いとも言われていますが、そこには食事の変化による因子は考慮されていません。糖質制限食では食事中のタンパク質の比率が多く、リーキーガット等があると消化の負担が大きい上に、当時血中には様々な未消化のタンパク質のゴミがゴロゴロしていたと推測されます。
以下はその当時の私の血液像では有りませんが、画面下方から巨大な未消化のタンパク質に向かっていく好中球をとらえています。このままだと血液が汚れて大変な事になってしまうので、白血球(好中球)がこのゴミの後片付けをしてくれるのです。
(以下イメージ動画1、2)
何度見ても白血球からは無償の愛のエネルギーを感じますよね。私たちの細胞は命がけで私たちを守ろうとしてくれているのです。だから、私たちは皆愛にあふれる存在なんじゃないかと思うのは私だけでしょうか?
そしてこの血液検査を行った後半の19ヶ月間は肉、魚、牛乳、卵等の動物性のタンパク質は全く摂取していませんでした。ですから、当然ながらタンパク質の摂取量が減るにつれて、最終代謝物質である尿素窒素が減りました。同時にタンパク質摂取量が減少すれば総タンパク質やアルブミンも減少するものかと予想していましたが、予想に反して血中の総タンパク質やアルブミン濃度は減少するどころか、総タンパクに関しては、増加しました。
この実験結果を見る限りにおいては、現在厚生労働省が推奨している一日のタンパク質摂取量は女性で50グラムとされていますが、そんなに摂取する必要はないのではないかという仮説が成り立ちます。
またそれを裏付けるような研究としては、穀物やタンパク質などの酸性の食品を中心に食事をする人ほど体内が酸性(経度のアシドーシス)に傾き、コルチゾールの産生を促進するなどして、交感神経が緊張し、血圧、総コレステロール、LDLコレステロール等の幾つかの危険因子が高くなるというものが有ります。私の場合にもコレステロールが実にジワジワ上昇していきました。
食事性酸塩基負荷と代謝危険因子の関連:!8~22歳の女子学生1136人の横断研究
http://www.nutrepi.m.u-tokyo.ac.jp/publication/japanese/11174.pdf
つまりコレスレロールなどの老廃物が溜まって行くにつれて免疫力の指標である好中球:リンパ球の比率が変化し(好中球の比率が増加)免疫力が低下してきました。また、食事を菜食に変えタンパク質の過剰摂取を抑えると、コレステロール値は再度低下し、好中球:リンパ球の比率が再度変化(リンパ球の比率が上昇)し免疫力が上昇しました。
勿論コレステロールは220前後が一番ガンなどの疾患による死亡率が低下するという意見がある事も知っていますが、個人的には自分の身体の反応から、コレステロール値は菜食を取り入れた時の170~180前後が体調も良いし免疫力が高くなると考えています。
(断食3週間後のMさんのデータ)
さて、前置きが長くなりましたが、実験フレンドのMさんのデータをご紹介いたします。
彼女は一日2Lの水分と以下のような食事で鶴見式の酵素断食をされていました。
一日のサンプルメニュー(1)
朝食 ノニジュース
昼食 梅干し2個 大根おろし フラックスシードオイル+しょうゆ ルイボスティー
夕食 大根おろし フラックスシードオイル+しょうゆ ルイボスティー ノニジュース
サンプルメニュー(2)
朝食 ノニジュース
昼食 大根おろし フラックスシードオイル+しょうゆ ルイボスティー
夕食 青汁(稲刻菜、ビタミン菜、小松菜、大根、キャベツ、りんご、みかん、ゆず、塩)
ノニジュース
ちょっと以下は字が小さくて見えにくいですが・・。
このデータの中で、2010年と2011年はローフード中心の食事で白血球数は、かなり減少しています。また、2013年には食事内容がかわり(加熱食が増えた)、白血球巣が増加しています。そして、今回血液検査の3週間前に鶴見式酵素断食+ノニジュースで、白血球k数が3500でまた低下しました。そして今回は、タンパク質の摂取量が極端に少ないので、当然タンパク質の最終分解産物の尿素窒素は今回が2.6と最低値を示しています。それにも拘らず、総タンパクとアルブミンは前回のデータとほぼ変わりなくキープされています。
勿論今回の断食の期間は3週間程度なので、これが長期に渡ったらどうなるかまでは分かりませんが、過去2010年~2011年にかけてのローフード中心の生活の中でも総タンパクとアルブミンは維持されていたので、このケースでも世間で言われている程はタンパク質の摂取量は必要でないかもしれないと言う仮説が成り立ちます。
また一般的には白血球数は5000~7000位が免疫力が高いと言いますので、断食やローフード生活をすると白血球数が3000を割り込んだりしますので、免疫力を低下させるのでしょうか?
実は私はそうは思っていません。今回の酵素断食をした後1か月後のMさんの血液観察像です。好中球の数こそ3500と一般的な基準で見ると少な目です。しかしながら、好中球自体はとても大きく光り輝きすごくエネルギーが有りそうです。こうして実際免疫細胞を観察するのは実は重要だと私は考えますし、白血球の数だけでその人の免疫力を理論出来ないのではないかと思います。
そして、こちらは3週間断食直後の血液像です。赤血球も白血球も形が崩れてしまっています。採血のエラーかと思い、何度もトライしてみましたが、同じような状態でした。これは断食がやはり体に良くなかったのでしょうか?実は私はそうは考えていません。というのも、Mさんは術前にバリウムを飲んで、何度もX線の照射を受けてきているからです。これは恐らく相当なストレスがかかったことでしょう。X線の影響が出ているのではないでしょうか?
この様に血液像に影響を与える因子は食事だけでは決してないと私は思います。多くの因子が絡み合って私たちの健康に影響を及ぼしています。
この件に関してはもう一度3週間の断食をMさんにしてもらうか、バリウムを飲んでX線照射をするかしてもらえば真実が分かると思いますが、でもそこまでやる必要はないですよね。だって、断食後Mさんは心も身体も軽やかでとても調子が良いと言っていましたから。
それにしてもMさん3週間の断食お疲れ様でした。だって今の私には3週間の断食は出来そうにないですから・・。本当に素晴らしい方です!ありがとうございますMさん!
今回の実験結果を見て、やはりローフードを増やすと白血球の余計な仕事が減り免疫力が高まると言うのは本当なんだなと思えました。
ただ一つ謎が残ったことがありました。ミネラル不足を呈する以下の凝固血液観察像が見られたことです。(放射状の亀裂が見られた。)
以下は今回の結果についてのMさんの、見解ですが、そこにも有るように、もうちょっとやってみないと分からないし、もしかしたらこのミネラル不足の兆候も放射線の影響で出た可能性があると思います。
①子宮筋腫が消滅した。
②白血球が減少した。
③たんぱく質の再利用が確認された。
④精神状態がより平和になった。
⑤総・LDLコレステロール値が上がった。
⑥ミネラル不足が確認された。
⑤については、エネルギー源をブドウ糖から
脂肪に変えてるためなんでしょうね。
調べてみると、人が断食すると脂肪をエネルギー
に変換しやすくするため、肝臓に脂肪をためる性質が
あるそうです。長期間の断食は脂肪肝になるとか。
不食の人は脂肪肝なんでしょうかね?その脂肪肝は
放置しても問題ないんでしょうか?など疑問がわいてきました。
⑥の原因で考えられるのは、
・ファスティング
・フラックスシードの過剰摂取(大さじ2/日)
・アブラナ科野菜の連続摂取
これは、もうちょっと実験してみないとわからないですね。
最後までお読みいただきありがとうございました♪