こんばんは♪
さて、問題です。
次の血液像は何を食べた翌日のものでしょうか?
はい、そうです。正解はクルミとそばを食べすぎた時の私の血液像です。これには食いしんぼうの私もさすがに反省いたしました。私はリーキーガットが有る(大豆や人工甘味料を食べすぎた糖質制限食をやっていた時にLGSになったのかもしれません。)ので、タンパク質が大量に未消化のまま血中に出てきてしまい、ゴミになります。こうなってしまうと、その後の後片付けで、白血球は大忙しです。体感的にも、血液を食事で汚したあとは、腰痛、肩こり、頭痛、手のこわばりと色々な症状が出てきます。この日も病気のデパートみたいな状態になっていました。まさに食べる事で病気になっていますね。
さすがに私も反省して、次の日はおとなしく果実・菜食生活をしました。そうしたら血漿中に浮いていた粉雪の様に舞っていた脂肪の粒子もなくなったし、星の様にキラキラ光っている、脂肪の粒より一回り大きめで動きのない糖分の粒子も減り血漿がクリアになりました。それでも、この日は赤血球の軽い連銭があり完璧な状態とは言えませんが、前日のまさに嵐の様な血液像から比べると、とても穏やかになりました。
しかしながら、前日に動物性たんぱく質を食べた覚えなど全くないのに、この時には動物性蛋白質由来と思われる未消化のタンパク質が浮いていました。外食で食べたミネストローネの出汁に動物性蛋白質が使われていたのかもしれません。出汁とはいえ侮れないですね!
それにしてもやはり、果実・菜食生活の方が格段に血液はきれいになりますね。体にかかる負担も相当違いますね。以下はバナナを食べすぎた翌日の血液像です。
それから、このクルミやそばを食べすぎて吹雪の様に舞っている脂肪や、光り輝く糖分が多く存在する春の嵐の私の血液を見て、グラハム博士の著書8:1:1フルータリアンダイエットに次のような記述があったのを思い出しました。
「大部分が果物で構成される食事(新鮮な甘い果物を豊富に食べる)をしても、血糖は高くならない。ただし、脂肪分の少ない食事をしていればだ。」
この春の嵐の血液像では、脂肪の多い食事をしてかつ、甘い果物や炭水化物のそばを多く摂取したため、糖がまさに身動きが取れなくなり、血漿中に多く存在している現場の状態だったのでしょう。また、糖はこうして光り輝くものなので、細胞が糖化すると発光しAGEが高くなって行きます。本当に怖いですね!
(8:1:1ダイエットから翻訳文で引用)
■ 果物と血糖
果物を食べると血糖の問題が生じるという間違った考えが、果物(特に甘い果物)を避ける
べきという警告の根底にある。言うまでもなく、血糖が高いと、カンジタの発生、慢性疲労、
高血糖症・低血糖症、糖尿病、その他、癌も含む諸々の病気につながる。「過剰」な糖分は
本当に良くないが、新鮮な果物を食べることで過剰な糖分を摂取することは、ほとんど不可
能である。果物を食べることが血糖の問題を起こすのではない。それほど単純な問題ではな
いのだ。
私が述べていることは、直感的な理解には反しているだろうと思う。それはまるで、骨粗し
ょう症はカルシウムの問題ではないと言っているようなものだ。だが、実はいずれも正しい。
カルシウムをたくさん摂取するだけでは、骨粗しょう症の脆くなった骨を強化することはで
きない。それと同様に、果物の糖分も、それだけでは高血糖をもたらさないのである。本当
の原因を説明するので、よければ私の話に付き合ってほしい。
大部分が果物で構成される食事(新鮮な甘い果物を豊富に食べる)をしても、血糖は高くならない。ただし、脂肪分の少ない食事をしていればだ。身体のシステムが過剰な脂肪で動きが取れなくなっていなければ、「高血糖」をもたらすとされる果物の糖分であっても、血液に円滑に入
り込み、出て行く。健康な人の血糖値は、食べ物が変わってもそれほど変動しない。
(中略)
■ 血糖の問題を起こしているのは、果物ではなく脂肪だ
ローフード運動は、ナッツ、シード、アボカド、オリーブ、フラックス(亜麻仁)油・オリ
ーブ油、ココナッツ、その他高脂肪の食品を大量に使うことで名高い。生であろうと加熱さ
れていようと、脂肪分の高い食事では、栄養失調、活力の急激な低下、ホルモンのバランス
の乱れ、激しい食欲、気分の浮き沈みを経験し、何もかもおかしくなる。それは決して血糖
のせいではない。
血糖がコントロール不能になるまで上昇するメカニズムは、実はとても簡単に理解できる。
人間の身体がどのように糖分を処理するのか、ごく単純化して述べるところから始めよう。
糖が身体を旅する三つの段階
人体の細胞の燃料として利用されるため、我々が食べる糖は三つの段階を通じて身体の中
を旅する。
第一段階:食べた糖が、消化管を出発する。
第二段階:腸壁を通過し、血流に入り込む。
第三段階:やすやすと血流を出て、細胞の中に移動する(通常は数分ですばやく起きる)。
脂肪の多い食事をすると、糖は第二段階で停滞し、身体は血流から糖を出そうとして余分に
働くことになり、ときには疲弊したり病気になる。一方、糖は血液へと逆流し、上昇した血
糖値が持続する。これが、身体に混乱をもたらし、カンジタ、疲労感、糖尿病などの形態を
とることになる。
(中略)
脂肪は、人体において必要とされる多くの防護(インスレート)機能を提供する。たとえば、
体温の保持、衝撃の吸収、皮膚から水分が抜け出しすぎないように防止、神経線維の保護で
ある。だが、食事により血流に過剰な脂肪があると、いくつかの不都合な防護機能が生じる。
脂肪の多い物を食べ過ぎると、脂肪の薄い被膜が、血管の壁、細胞のインスリン受容体の箇
所、糖の分子、インスリンそのものを覆う。こうした脂肪が血液から片付けられるまでには、
丸一日以上を要する。その間ずっと、正常な代謝活動が妨げられ、さまざまな組織が互いに
通信するのを妨害することになる。
このように、血液中に過剰な脂肪があると、糖が血流から出ていく動きが妨害される。これ
が全体的な血糖の上昇を招く。糖は、消化管から出発し(第一段階)、血液へと旅を続ける
(第二段階)が、血液から脱出できないため、燃料を待ち望んでいる細胞に配達されない(第
三段階)のである。
(中略)
□タイミングがすべてではない
残念ながら、血糖の問題を軽減するためには、それぞれの食事のときに糖と脂肪が一緒にな
らないように注意するだけでは不十分である。高脂肪の食べ物を摂っていると、果物などの
甘いものを食べるタイミングに関係なく、血糖を上昇させる。理由は次の通りだ。
糖は胃の中でほとんど時間を要さない。単一の甘い果物を口に入れると即座に舌の下から一
部の糖は血流に吸収される。胃が空の状態で、果物だけを食べたり、厳選された単純な組み
合わせで食べると、糖は胃の中でほんの数分間を要するだけで小腸に渡され、迅速に吸収さ
れる。果物の糖の大部分は、腸から血流へと旅し、それから糖を必要としている細胞にたど
り着く。食べてから数分間のことである。
だが、脂肪は、もっと長い時間を要する。しばしば半日から一日以上かけて、目的地である
細胞に到着する。胃の中では、通常、数時間を要する消化プロセスに従うことになる。よう
やく小腸へと進むと、リンパ系に吸収され、そこで12 時間以上を費やした後に、血流に渡
される。何よりも重要なことに、脂肪は血流の中に糖よりも何時間も長く滞留する。
したがって、高脂肪の食事をしていると、血流には常に過剰な量の脂肪が含まれている状態
になり、さらに追加が食事の度ごとにやってくることになる。基本的に、一種類の果物だけ
の食事をし、脂肪を食べるまで何時間も間を空けたとしても、糖は前日に食べた脂肪と血流
で混ざる可能性が高い。
これがローフード主義者が果物を食べる度に経験する消化不良、不快感、ボーッとした感じ、
血糖異常の主な理由でる。ナッツのパテ、チーズ状にしたシード、亜麻のクラッカーを中心
とした食事をしているならば、果物を食べてはいけないと言われるのも不思議ではない。そ
うした莫大な量の脂肪が存在する状態で果物を食べるならば、元気な状態でいることはでき
ず、必ずや健康の問題を引き起こすことになる。
糖+脂肪=高血糖
血液中に過剰な糖があると、逆に糖が欠乏しているときもそうだが、生命を脅かすことにな
る。いずれも人間の健康にとっては危険だ。残念なことに、果物嫌いの「専門家」は、方程
式の間違った部分だけに注目し、ローフード主義者たちが、標準的なアメリカ人以上に脂
肪の多い食事をしている事実に気付かないようにしており、果物を避けるのに忙しくなるよ
うに仕向けている。
(後略)
それでは、良い週末をお過ごしくださいませ♪