おはようございます♪
今日は自宅を新しく買い替えたので、小さな庭に何を植えるか?というのを友人と必死に考えるという夢を見ました。食べ森ガーデンを作るという場面が夢にまで出てきたなんて、潜在意識に落としこめている証拠だと思うので、とても嬉しかったのですが、手に入った庭はとても小さかったです。小さい庭で色々な制約がある中、食べ森ガーデンのデザインを考えていました。食べ森ガーデンは、土地が小さくても出来る事は沢山あると思いますので、夢での試みも素晴らしいことだと思います。でも、きっと私の中では、自分には狭い土地しか手に入らないと言う制限がかかっている事の顕れかもしれません。
さて、今後少し時間がある時には、Edible Forest GardensのHPから少しずつ情報を翻訳してみようと思います。
食べられる森ガーデン
森のガーデニングについて
さて、森のガーデニングについて少し詳しく見ていきましょう!森のガーデニングのビジョンは私達を森の生態の探検へ連れて行ってくれます。森の生態は効果的なデザインを実践する基本となります。この基本的な考えは森の基本原理を説明するだけでなく、並行してデーブ・ジャックとエリック・トーエンメイアーによってかかれた2部作の「Edible Forest Gardens」の内容も説明しています。
ビジョン
あなたの周りの森が食べられるものに溢れている所を想像してみて下さい。熟した果物、ナッツ等が樹上の木になっています。注意深くみれば、たくさんの枝に梨、リンゴ、カキ、ピーカンナッツ、栗等の果実がたわわに実っている事に気付きます。森はラズベリー、ブルーベリー、スグリ、ヘーゼルナッツ、その他名前も余り知られていないような果物、花、木の実などを、1年の中で異なった時期にもたらしてくれます。その土地に生えている野生の花、野生の食べられるハーブ、多年生の野菜などが厚く地面を覆ています。それらの沢山の植物が食べ物や薬草として使われます。植物の中には、益虫、鳥、蝶などを呼び込むものもあります。他には、土づくりに役立つもの、シンプルに雑草を寄せ付けないようにしてくれるものも有ります。
あちこちの樹木や低木に、キウイ、ブドウ、パッションフルーツ等のつる性の樹木が葉っぱとフルーツを実らせながら、巻き付いて育っています。日当たりのよい所では、エルサレム・アーティチョークが大きく育ち、落花生も同じ場所に生育しています。これらの植物はお互い、根の中にエネルギーを収穫や冬の時期に備えて蓄える為に支え合っています。これらの植物の鮮やかな黄色、深い紫などの花は空からの眩しく暖かな日差しを楽しんでいます。これが食べられる森ガーデンなのです!
食べられる森ガーデニングって何?
食べられる森ガーデニングは森林を模倣した植物の組み合わせの科学であり、芸術です。それは有益な関係性を築いている森林のパターンを模倣し、部分的な模倣以上の価値をもつ庭の生態を作ります。果実、木の実、野菜、ハーブ、キノコその他有用な植物や動物を自然の生態を模倣して食べ森ガーデンで育てる事が出来ます。美しく多様性があり利回りが高い庭を作る事が出来ます。もし、森の生態や機能を深く理解して庭をデザインすれば、殆ど手入れがいらない庭もデザインする事が出来ます。世界中の多くの温暖な気候の地域では、世話をするのを止めれば、あなたの庭はすぐ森に戻り始めるでしょう。
私達人間は芝をかり、除草し、耕起し、農薬をまくのを止めそれを懸命に続けるのです。もしこの継続した試みが流れてしまえば、私達は絶えず流れに逆らって動くことになってしまうでしょう。なぜ、土壌を樹を育てるために自然のままにして置かないのですか?森の生態の機能と構造をを模倣する事によって私達は沢山の利益を得る事が出来ます。
何故食べ森ガーデンを育てるのか?
食べ森ガーデンのオーナーはそれぞれユニークなデザインのゴールを持っていますが、食べ森ガーデンは主に次の3つの目的が有ります。
1、食物、燃料、繊維、飼料、肥料、薬、楽しみとして多様性があり生産性の高い庭
2、自生し殆ど手入れの要らない庭
3、健全な生態系
これらの3つのゴールは互いに協力し合っています。例えば、多種多様な作物は、健全で自生出来る生態をもってデザインされた、健全な庭の生態系は維持管理の必要性を減らすべきです。しかしながら、食べ森ガーデンはより高い目標を持っています。
かつて福岡 正信氏は「農業の究極のゴールは作物を育てることではなく、人類の成長と円熟だ。」と言いました。いかに庭が私たちの世界観を映し出しているか!食べ森ガーデンの究極の目的は作物を育てるだけでなく、世界の中での新たな物の見方、考え方、行動の仕方を育て円熟させて行く事です。食べ森ガーデンは私達に根本的な生態の働きの経験を与えてくれますし、地球がどうやって働くのか、また私たちの認識をいかに変えるべきかについても教えてくれます。食べ森ガーデンは私たちが自然界を支配し孤立した存在ではなく、自然の一部として有るべきだと言う事を教えてくれます。
どこで食べ森ガーデンを作る事が出来るか?
小さな土地があれば誰でも食べ森ガーデンを育てる事が出来ます。
小さな都市部の庭でも大きな公園でも、郊外の土地でも、田舎の小さな農場でも食べ森ガーデンは作られています。我々がみたもっとも小さな食べ森ガーデンは9×15mの大きさで、都市部の住宅の計画の裏手の土手に有るものでしたが、より小さな土地でも食べ森ガーデンは作る事が出来ます。
我々が見た最も大きな食べ森ガーデンは田舎にある研究用のもので、2エーカーありました。オーナーは、大西洋の真ん中のバーモント、ニューハンプシャーの寒冷な、沿岸部の平野にあるロッキー山脈の2100mの高さの所に食べ森ガーデンを作っていました。熱帯地方では1500年を超えて食べ森ガーデンが実践されてきた長い歴史があります。殆どの気候で食べ森ガーデンを作る事は出来ますが、元々森林がある地域、とくに落葉樹林であれば、より簡単に作ることが出来るでしょう。
食べ森ガーデンは森の中で作る必要はなく、それは森の様な庭なのです。食べ森ガーデンが欲しければ、既存の森林を所有していなくてもそれは作る事が出来ます。食べ森ガーデンのオーナーは、人類のニーズに合わせながら、森林の機能と構造をモデルに模倣し、その小さな空間をデザインすればいいのです。もしあなたがフォーレストガーデンを作るのならば、日当たりの÷場所よりは、日当たりのいい土地の方が、果実、木の実、ベリー類、等の生産性の高い食べ森ガーデンを作る事が出来るでしょう。食べ森ガーデンは、土地全体に渡って水平的に野原から森に向かって、そこにある全ての物が連続的に繋がる食べられる庭なのです。
(翻訳文終了)
まだ続きますが今日はここまで。
また少しずつ記事にアップして行きたいと思います。食べ森ガーデンはおとぎ話を具現化した夢のある構想では有りますが、同時に地球上のあらゆる問題を解決に向かわせる可能性のある実践的な構想でも有ります。本文中には、
「かつて福岡 正信氏は「農業の究極のゴールは作物を育てることではなく、人類の成長と円熟だ。」と言いました。いかに庭が私たちの世界観を映し出しているか!食べ森ガーデンの究極の目的は作物を育てるだけでなく、世界の中での新たな物の見方、考え方、行動の仕方を育て円熟させて行く事です。」
とありますが、そうです。食べ森ガーデンの構想のゴールはは私達人類の成長と円熟がゴールです。個人的には食べ森ガーデンという発想を沢山の人に知って欲しいなと思いますし、もう実践されている方からアドバイスが有ったら嬉しいなと思っています。
私の友人が食べ森ガーデンプロジェクトで出来る事をまとめてくれました。こんな事がすべて実践出来たら素敵な世の中になりそうじゃない?
見ているだけでワクワクしてきます♪
この写真も友人のブログから借りてきています。
***********食べ森ガーデンプロジェクト**********
7/25更新
☆プロジェクトの目的
edible forest garden=食べ森ガーデンという素晴らしいアイデアを共有し普及させることを目的とする。
☆食べ森ガーデンのビジョン
・食べ森ガーデンは自然の森の構造・生態系・発展のプロセスを模倣し、果樹、有用植物、野菜、ハーブなどをデザインし、育てていくことで 永続的な植生・生態系の発展、果実の収穫ができる。
・自然の仕組みを真似ることで、土壌や生命のポテンシャルを最大に発揮し手間は最小限で最大の収穫を得ることが可能。
・緻密で繊細で複雑で完全な自然界の生態系を食べ森ガーデンづくりのプロセスで学ぶことができ、人々の真理への気づきを促し、人間性の発展に寄与していくことが可能。
・コミュニケーションや日々の癒し・ヒーリングの場として活用できる
・人間本来の生き方、全生物との共生という理想・おとぎ話を具現化したものであり、その普及により現代社会におけるあらゆる問題の解決が導かれる
・創造性、機能性、神秘性、美しさ、美味しさ・・・自然のあらゆる恵みを体感することができる
・各地の拠点を共有することによって、渡り鳥のような自由な生き方を提供する
☆プロジェクトの今後の活動、段取り、手段、進歩の案
・NPO等の組織を作る
・HP、ブログを作成し情報を発信する
・欧米サイトの和訳、情報収集
・フォレストガーデン現地見学(海外、日本)
・ネットワークを活用し、仲間・応援してくださる方を探す
・モデルケースになる土地を探す
・食べ森ガーデンのモデルケースを作る
・ワークショップ・セミナー・イベント等を開催する(土づくり、種まき(食べ蒔き)、植樹、収穫体験、生態系の講義、説明など)
・食べ森カフェを開店する
・食べ森フルーツレストランを開店する
・食べ森会員を募り、会員の方は各地に拠点を作り、そこを自由に使うことができる
・書籍、絵本などの執筆・出版
などなど
つづく
あと、ShikigamiさんのHPには字幕付きの動画がUPされていましたので、週末お時間の有る方はご覧くださいませ。(私も見てみなきゃ)