こんにちは
ブログをよく更新するようになって気づいた事に、「ずいぶんと私の文章には誤字脱字が多いな~」という事が有ります。それに、単語をミスリードし、一例としてはマリという地名をリマと書いたりするというのが先日ありました。これは、きちっと文を校生して見直さないということは勿論ありますが、それ以外にも脳の働き方にも誤作動が起こって居るんじゃないかと思い、以前受講したブレインジムのテキストと本を見返してみました。
そうしたら、「ブレインジムと私」という本にこんな記述が有りましたのでご紹介します。
自分の優位性のパターンを決定する方法
ご自分の優位性のパターンを見つけるために、次の方法で、自分自身をチェックして下さい。始める前に、一つ言っておくことがあります。自然な動きに任せたほうが、理解しようとがんばるよりも、正確に優位性を見つけ出すことができます。
利き目:腕を伸ばし、両手の平を合わせて小さな隙間を作り、その隙間を通して遠くにあるものに焦点を合わせてください。次に、順番に片目ずつつぶって下さい。隙間を通して遠くのものを見ていたのはどちらの目でしたか?
聞き耳:電話の受話器をとって、発信音を聞いてください。どちらの耳を使っていますか?
聞き手:どちらの手で字を書きますか?
利き足:足を揃えてまっすぐ立ってください。そのままゆっくりと前に倒れていってください。倒れてしまわない様にどちらの足を踏み出しましたか?
優位の大脳半球:どちらかの大脳半球が先導する役目をして、もう片方がそれに従っています。自分の事を考えてみてください。ストレス状態にあるとき、行動を起こす前にそのことについてしゃべったり、はっきりさせたりする必要は有りますか?もしそうなら、おそらく左脳優位であるだろうと言うことを示しています。ストレス状態で、無意識に行動をする傾向にあるのなら、おそらく右脳優位であるということなのです。
まずこの4つについて、左右のどちらを優位に使っているか調べてみてください。
そして次が診断方法です。
1、ユニフォームパターン
読み、書き、つづりといった基本的な技能を容易に習得するためには、分析的な大脳半球(通常は左)が優位であることが理想であり、また右目、右耳、右手、右足が優位となります。このパターンを持つ人は特に目立った努力をしなくても、学力という点では優れている傾向にあります。クラスでも常に準備万端で指示にはよく従い発言も多く、殆どの生徒に比べて直線的で論理的な考え方を容易に理解するでしょう。この手の生徒は「教師のお気に入り」の生徒となるかもしれません。
(中略)
ユニフォームパターンの場合ストレス下で、右脳(ゲシュタルト脳)が極端に制御された状態にあると、自分が知っていることでも表現できなくなります。なぜなら、言語脳は一度にひとつのことしかできない脳であり、その言語脳が考えたり表現したりするのではなく、ものを書く手順に
携わっているからなのです。ストレス下にあると知っていると思っている情報を検索する、長期記憶にアクセスすることが出来ないのです。ユニフォームパターンの人が余りにも一生懸命やろうとしすぎて、ストレス状態になると、右目だけでものを読むようになり、すぐに疲れるようになります。また右脳の働きである文脈からの単語の意味を推測することが出来なくなり、左脳の記号の解読能力に過度に頼るようになります。
(中略)
また、ユニフォームタイプの人は綴りを間違える傾向があります。何故なら、書いている単語と長期記憶の中の単語と関連付けることが出来ないからです。単語を間違えていることを認識するのも困難です。それでもこのタイプの人は学校ではうまく自分を補いながらやっていく傾向が有ります。つまり、比較的ストレスが少ない状態においては学力的に成功を収めることが出来るのです。想像力に欠ける面はしれませんが、大抵はよく勉強します。
2、混合パターン
このパターンは、優位の目、耳、手、足が同じ側にないパターンです。学習障害を持つ人の50%以上が混合パターンです。というのは、このパターンは、混乱とまとまりのなさを招き、特に並行的なプロセスをしている状態のときに顕著となります。左目が優位で、右手が利き手の場合、この問題は特に深刻なものとなります。左から右へと読んでいくという(その人の視点から見て)不自然なプロセスを補うために右目が先導するように優位の目(左)の機能を停止させるのです。そうなると、視覚による記憶やその他の右脳の機能は殆ど利用できなくなります。
3、ワンサイドパターン
学習障害を持つ多くの人が、右半身優位であると同時に右脳優位という全てが右側だけに偏ったワンサイドパターンを持っています。このパターンの人がストレス状態にあると、途方に暮れて、にっちもさっちも行かなくなり、考えながら同時に手、目、耳、足にアクセスすることができなくなります。
以上が診断ですが、私の場合は1のユニフォームパターンでした。だから、誤変換や読み違えが多かったのかと、納得が行きました。それでは、この状態をブレインジムで解消するにはどうしたら良いでしょうか?
ブレインジムという言葉を初めて聞いた方もいらっしゃると思いますが、ブレインジムとは教育キネシオロジーで子供たちに使われてきた、脳全体で学習する経験を高めるための、簡単で楽しいエクソサイズの事です。このエクソサイズを行うと、あらゆるタイプの学習に役に立つようです。人間の脳波ホログラムの様に3次元で、各部分が相互に折り合いながら、全体を形成していますが、同時に脳は専門分化しているので、それに応じで目的別のブレインジムのエクソサイズが作られているそうです。そしてある種の学習障害にぴったりのパターンがあることがわかってきているそうです。
それで今回私は文章を書いている時にある種の緊張感がストレスになっている事と、右目ばっかり使っていることが誤字脱字の原因だと考えましたので、必要なのはリラックスすること、両目をバランスよく使う事だと分かりましたので、簡単なエクソサイズを文章を書く前に行えば良いんだと改めて確認しました。
それでは、行なったエクソサイズのうちの一部をご紹介します。
PACE
ブレインジムでいうペースとは、学習に入る前の準備体操のようなもの。人にはそれぞれ学習に対する最適なリズム、タイミング、流れというものが有ります。そのリズムやタイミングでリラックスできていれば、自発的な学習者となり効率も上がります。このペースは次の4つの要素で構成されています。ぺースのプロセスはまず、次のEから始まり(ECAP)の順に進みます。
E:エネルギッシュ
水を少しずつ飲むことにより、水和の回復を補助することになります。これは、がぶがぶ飲むよりも、口に含ませてゆっくり飲んだ時の方が効果的です。人間の身体は、70%が水で構成されているので、水は電解液を補充し、細胞膜を通って電位を運びます。この電位の変が、学習するにつれて、新たな神経ネットワークを形成する際に鍵となる働きをします。水を少しずつ飲むことで、次のブレインボタンによる恩恵を受ける準備ができます。なぜなら、ブレインボタンは体内の電気系を活性化するものだからです。b
C:クリア
ブレインボタンは目に対応した電気系の反射ポイントです。このポイントを刺激することは正中線を中心とした横方向のバランスに対するちょっとした調整のようなものです。運動感覚の中心にあるこのポイントを押さえながら目を左右に動かすことでよって、正中線から離れる方向への視線を動かすための走査反射神経刺激が満たされ、統合視野が回復するのです。ブレインボタンは両目でものを見る際の基礎となる視野の中心野を見つける助けとなるのです。ブレインボタンをする事で、次の正中線を横切る動きをする必要のあるクロスクロールの恩恵を受ける準備ができます。
A:アクティブ
クロスクロールの動きをする事で、身体の左右両側を同時に活性化し、左右大脳半球のあいだにある神経経路を刺激します。この動きはまた、骨盤を安定させるのに役立ちます。また、両肩を動かすので歩行反射のサポートにもなります。この安定して調和のとれた体全体の動きをする事で心地のよい動きのパターンを持つことができます。クロスクローをする事で次の動きを落ち着けてリラックスする為に行うフックアップの恩恵を受ける準備ができます。
P:ポジティブ
フックアップの前半部分では、前庭系とバランスに関連した筋肉を活性化します。これは、感情的ストレスや環境によるストレスを受けたあとに均衡を取り戻す助けとなります。また、体の末梢部や「戦うか逃げるか」という反射から血液や注意を引き寄せ、身体の中心部へと戻します。そうする事で、反射的な行動を抑制し、より高度な思考と意思決定をサポートしてくれるのです。フックアップの後半部分は、脳梁を間に挟んで左右の大脳半球がつなげる意味が有ります
ブレインジムではこのPACEを学習の最初に行うことで、リラックスして学習することができるとしています。この他にも多くのエクソサイズは有るのですが最も基本的な部分であるPACEを今日はご紹介しました。これから受験シーズンなので、本番の前には水を持参し、このPACEを行ってから望むとリラックスできるかもしれません。また学習する前だけでなく、スポーツの前、人前でスピーチする前などにも使えるかもしれませんね。また、歯科的にも左右均等に噛めず顎の成長バランスを崩しているような場合にもこのクロスクロールのエクソサイズは使えると思います。前方方向から見て、上下の前歯の正中のラインがずれている場合のセルフケアとして使って下さい。このブログの大きな目的にセルフケアに役立つことをご紹介するというのが有りますので、使っていただけたら本当に嬉しい限りです。但し一回やったからって効果があるわけではないので、毎日継続してくださいね♪
それから日本キネシオロジー教育協会が作っているブレインジムアクティビティの一部の資料のリンク先とPACEのやり方を紹介している動画です。参考にして下さい。
ブレインジムのエクソサイズの資料
http://www.edu-k.jp/info_touhoku.pdf
PACEやその他のエクソサイズについて紹介している動画です。
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ブレインジムでセルフケア(顎の正中線の不一致にも良いかも)
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