おはようございます♪
先日NLPを使ってアレルギーを改善すると言う内容のセミナーに行ってきました。
これから、本格的な花粉症の季節がやって来ますので、症状が気になる方は試す価値があると思いますので、少しご紹介します。
このセミナーの講師を務められたのは、ティム・ハルボム、クリス・ハルボムさんというご夫妻です。では一体、NLPって何?と思われた方もいらっしゃると思いますが、NLPというのはNLP-JAPNラーニングセンター代表の芝 健太さんは、NLPを一言でバシッと定義するのは難しいですが、
「あなたの人生やビジネスを格段にグレードアップする
科学的な「開運のツール」だと言えるかもしれません。」と、言っています。
また芝氏は、著書の中で「NLPの特徴は本来の自分を取り戻し、心の底で「こうなりたい」と思っている状態を実現する心理学だ。NLPは1970年代のアメリカで誕生し、当初はベトナム戦争で傷ついた人々の心を癒すために開発された「セラピー」のテクニックでしたが、その後、セラピーの分野だけでなく、コミュニケーションツールとしても活用されるようになってきた。」と言っています。
所でアレルギーって何でしょうか?
アレルギー反応を起こす主役の一つは白血球の一種のマクロファージですが、マクロファージは体中を巡ってウィルスや細菌などの敵がいないか?くまなくパトロールしています。そして、それらの敵を見つけると実際に捕獲し持ち上げます。マクロファージが持ち上げている間、別の免疫細胞がやってきて、それと敵だと識別するとマクロファージはヒスタミンを放出します。ヒスタミンは、血管を広げ線分泌を促進して細胞からのタンパク質の放出を促し、それを合図にしてさらにマクロファージが集まってきて侵入した敵を包み込んで破壊します。その為に赤く腫れあがって痛みが伴ったり、鼻水が止まらない、咳やくしゃみが出る、涙目などの症状が出ます。
アレルギー発症の原因は?
今回のセミナーでは、アレルギーは人生の転換期に発症する傾向が有ると捉えていました。人生の転換期にはホメオスタシスが保てなくなる傾向があり、免疫システムも高い警戒態勢に入っている事もしばしば。だから、平常時には体に有害ではない何かを免疫システムが間違って危険な物質だと判断してしまい、これがアレルギーを引き起こすと言っています。つまり、免疫システムの勘違いです。人生の転換期とは、進学、思春期を迎える、引っ越し、一人暮らし、妊娠、出産のような出来事です。
こうした転換期には時に不安な気持ちに押しつぶされそうになる事もあると思います。
「本当にやれるのだろうか?」「失敗したらどうしよう?」だからストレスが多い転換期には、周囲にある無害な何かに対して「これこそが問題なんだ」と、思ってしまう事があるそうです。免疫システムは常に体を守ろうとする肯定的な意図を持っています。「これは脅威だ。」と、一度でも認識すると免疫システムはそれをずっと覚えているので、特定の花粉、埃、食品に遭遇した時にはいつでも過剰反応をして対処し続けます。
免疫システムを再教育する
今回教えてもらったプロセスの一つは、反例のプロセスと言ってアレルギー反応よりももっと適切な反応が出来るように免疫システムに学ばせる方法です。当初この方法は「アレルギー・プロセス」と呼ばれていて、アレルギーだけに使っていたそうですが、現在は痛みや過剰に反応してしまうようなその他の多くのケースに応用できることが分かってきているそうです。
それではこの反例のプロセスとは何か?
簡単にプロセスをご紹介します。
1、アレルギーに悩まされている相手の状態を観察して、肌の色、呼吸、筋肉の張りなどその反応を注意深く観察します。
2、ガイドは免疫システムの間違いを説明する。
3、アレルギー反応を維持したほうが良いポジティブな理由、またはアレルギー反応を取り除くことによって引き起こされる問題が無いかチェックする。
(私の場合猫アレルギーが有ったのですが、記憶を辿っていった所、小さいころ猫に顔を引っかかれて以来猫アレルギーになったことが判明しました。)
4、適正な反例を見つけてアンカーする。
例えば猫アレルギーの人にとっては、犬が反例になります。
花粉症の人にとっては、バラの花粉や香り等と言うのも良い反例になると思います。
アンカーというのは、錨という意味ですが、スギ花粉症の例でバラを反例にした場合バラの香りを嗅いだ心地よい状態につないで固定するための合図となるサインです。2人組でワークする場合には、相手の腕に触れるなど、一人でやる場合には場のアンカーを使うといいそうです。
5、アンカーを押さえながら、強化ガラスが降りてきた事をイメージしてもらい、その向こう側で、例えば花粉症の人ならバラに対してポジティブな反応をしている状態の自分を見てもらいます。
6、ポジティブな反応をしている自分を見続けている状態で、相手に今度は花粉をガラスの向こうに取り込んでもらいます。
7、アンカーを押さえたまま、今度は強化ガラスを取り除き相手に花粉がある環境を想像してもらいます。
8、アンカーを押さえたまま、花粉に確実にさらされるであろう未来のどこかの時点を相手に想像してもらう。
9実際にテストしてみる。
手順はざっと、こんな感じです。
ワークに参加した感想
実際にペアワークで、腰の痛み、肩こり、視野のブレなどで確認してみましたが、プロセスは短時間で出来、高い効果が感じられました。今後は、友人や患者さんでご興味のある方に試して、検証してみたいと思います。ご希望がある方はお声かけ下さいね!
体の反応ってこうして短時間で自分で変えられるという事は、一般的にあまり知られていませんし、自分でも半信半疑でしたが、でもそれが本当だということが実感できました。今回参加したワークのテキストにこんな話が載っていました。
「19世紀に報告されているバラへのアレルギー反応、当時はバラ風邪と呼ばれましたが、この事例が判例のプロセスにおいてアレルギーがどう作用しているかを多少明らかにしてくれます。1886年ジョン・マッケンジーという医師が、バラアレルギーを持つ女性患者が予想もしない反応を示したと日誌に書いています。診察室に入ってきたこの女性は、飾られていたバラの花を見てアレルギー反応を起こしました。しかしバラは本物ではなく、シルクフラワーだったのです。つまり、アレルギーというのは、物質的な身体レベルで起こる作用だけではないということです。間違ってアレルゲンだと信じ込んでしまうものに対してアレルギー反応を起こせる位なら、良くも悪くも、思い込みと想像力が何らかの役割を果たしていることが示唆されます。』
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