こんにちは♪
もしかして違うかも?と思えるような記事があったので、ご紹介します。
ある種の病原菌は体内でビタミンCを産生する能力をもつという画期的な研究
現代科学は人体の仕組みについて、例えばエピジェネテイックに環境にどんな風に最適に順応しているのかなども含めてまだほんの少ししか解明していません。我々の体は小さな微生物と共生していて、一部の研究者は細菌の、栄養、寿命、以前は不可能だと思われていた驚くべき機能についての研究を進めています。
病原菌と聞くと、ウィルス、細菌、感染などの通常は避けたい状態を引き起こすものとして私たちは考えます。しかしながら、最近の科学では細菌は間違いなく私たちの免疫システムの重要な構成部分で、それ無しでは栄養失調になるばかりでなく、病気に対して完全に防御ができなくなると言っています。
多くの微生物の菌叢は私たちの腸の中に住んでいて、これらは栄養の吸収や免疫機能に非常に重要な役割を果たしています。ある画期的な研究では我々の体内では合成不可能だと長い間信じられて来たビタミンCさえも、微生物の生態系と我々の体が共同して働くことで合成可能だとしています。
ある種の細菌株はビタミンCの合成を可能にする特別な生合成系を持っている
カレント・オピニオン・生物学誌に、乳酸菌が腸の隙間を栄養で満たす役割をしていることで、このプロセスが働いているという記事が発表されました。
タイトルは「バクテリアは我々宿主にビタミンを供給している:腸内微生物叢の見解」で、その中で人の腸内から分離した健康な最近はビタミンCを含めた幅広い範囲のビタミンを生成する能力を持っている事について発表されました。
遺伝子は絶えず、変化する生態系や環境、栄養状態の中で生き延びるために必要なものを体に供給することは出来ませんが、有益微生物(プロバイオティックス)はエピジェネティクに栄養で細胞間を埋めます。つまり体内共生微生物は我々宿主と同化し、我々が彼らに栄養を与え彼らは我々を助けてくれています。
例えばコリネバクテリウム・グルクロノラクトンという病原菌はグリーンメドインフォの報告によると、ビタミンCの合成経路を持っているため、体内にビタミンCを供給できるそうです。この微生物株は人の泌尿器系の感染やジフテリアに関連がある細菌ですがあるコンディションでは私たちに利益をもたらしてくれます。
エマーソンはかつて雑草にはまだ発見されていない効能があると言いましたが、それは病原菌についても言えることだとグリーンメドインフォは言っています。
この厄介者(病原菌)はおそらく増殖すると元々の生合成経路や生体分子に関連したビタミン、抗腫瘍因子、抗体などの何らかの成分が体内で不足します。そしてコリネバクテリウム・グルクロノラクトンも恐らく増殖すると体内でビタミンCが不足してきますが、そうなると泌尿器の感染に関連していなかった良性の細菌株がビタミンCを供給します。
病原菌は人間の免疫系を保護します
この驚くべき発見は人の腸内では生理学的に適正な量のビタミンCを合成できる可能性が有ることを示唆しています。少なくとも体内を離れるまで、我々を元気付けてくれる可能性があります。いかに腸内細菌を健康的に保つことが重要か!この小さな生き物は我々の体を守ってくれるガード役をしています。
食品産業が今回の新たな発見を利用して有用なビタミンを産生する細菌株を使った発酵食品などを開発してくれることを期待すると、COBの研究は締めくくられました。
http://www.greenmedinfo.com
http://datateca.unad.edu.co
(翻訳終了)
パスツールの考え方では、一つの病気菌が一つの病気の原因になると忌み嫌われていますが、実は病原菌と思われている細菌も本来は病気の原因ではなく、体内環境の悪化により元々いた体内共生微生物が変化してきているだけかもしれないと、今回の記事を見て思いました。
だって、そうじゃなきゃ何で泌尿器の感染症を起こしているときにビタミンCを病原菌が生成して免疫系を助けてくれるのでしょうか?栄養状態が悪くなった体内でこの細菌はせっせと宿主の為にビタミンC生成してくれるなんて、体内共生微生物って本当に健気じゃないですか。
体内環境によって体内共生微生物の菌層が変わる事についての記事はこちらをご覧くださいませ!
やっぱり天然物は良いね~♪
http://ameblo.jp/friends-dc/entry-12034086068.html