💖ジ・エンド♪治療したはずの歯はなぜ痛む?
ジ・エンドとは歯科用語では
根管治療つまり根っこの治療のことです😊
根っこの治療はどういう時にするか?というと、
1、虫歯が進んで神経まで細菌が入って
歯髄炎を起こした時〜
↓
実はこれかなり痛いです〜💦
というのも歯の中は閉鎖空間だから
圧の逃げ道がない〜だから激痛に!
2、一回神経をとって治療した後に
根っこの先が再び膿んで膿が溜まった
ような場合…。
↓
でも、一回治療したにも関わらず
再度痛むなんてなんだか納得行かな〜い!!
なんて思われた方いらっしゃいますか?
一回治したにも関わらず再度痛むなんて
あの歯医者ヤブ医者?
神経の取り残し?
そんな風に言いたくなるお気持ちもよく分かります。
ヤブ医者の方はともかくとして、
神経の取り残しっていうのは大正解です!
治療した歯が痛む理由1
でもね、実は歯の神経ってヤブ医者じゃない
名医だって歯の解剖学的な理由から
完全に取り除くことは不可能です💦
以下は歯髄の模型です。
黒いところが神経ですが、
まっすぐに神経が走っている以外にも
側枝といって神経と血管が入った
組織が網目状に張り巡らされております。
この模型は犬歯ですが根っこが3本ある
臼歯ではもっと複雑に神経と血管が絡み合って
いることがよくあります。
それはもう迷路のようです・・・😅
ということで、歯の神経を人間の手で完璧に取り除くことは
よっぽど有能な霊能者じゃない限り難しいでしょう〜(笑)
私にはできませ〜ん…。(汗)
あ!でも誤解のないように書いておきますが、
歯が傷んでいる時に歯医者さんに行って
器具が届く部分の神経を取るだけで
激痛は嘘のようになくなることがほとんどです。
だから、痛みがある時には
神経の治療してもらうと楽になります♪
治療した歯が痛む理由2
理由は神経と血管の周りを取り囲んでいる
象牙質と神経や血管はお互いに歯髄液の
やり取りができるように交通しているからです。
では、先日やった実験です。
末期症状の歯槽膿漏で抜去した犬歯に
ドリルで穴を開け神経を針(リーマー)で
除去しました🎵
ご覧いただくとわかりますが、かなり歯髄以外の
部分にも染み込んでいます💖
ではこれを顕微鏡で拡大して見てみましょう🎵
象牙細管と言われる無数の小さな菅が
歯髄の横に隣接しています。
中央は太い神経から枝分かれした
側枝が通っています。
つまり、神経から繋がっている歯の象牙質は
このように穴だらけで拡大してみると
霜柱のようです😅
つまりですね、イメージとしては
神経の周りの歯質は霜柱みたいな感じです🎵
だから、取り残した神経を栄養にして
繁殖した細菌はこの霜柱の菅の中を自由に
通って周囲の骨に行けるってわけです。
こんな構造をしている歯の神経は
やっぱり取らないに越したことは
一度とってしまうと、このように
解剖学的な理由で、細菌の住みかになってしまいます。
が、しかし細菌の温床を抱えていても
特に問題なく一生過ごせる人と
そうじゃない人がやっぱりいます✨
どこが違うかって?
ここではそれは動物園のゴリラと野生のゴリラの
違いを考えて!とだけ言っておきましょう。
本日の記事はリクエストに答えてみました〜
Yちゃん〜読んでくれたかな?🌈
それではまたね😊
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