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(人間の本来の食性)果実食の実践に役立つQ&A④

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おはようございます♪

今日もダグラス・N・グラハム博士の80/10/10フルータリアンダイエットの実践に役立つ部分を抜粋して訳文の続きをお伝えします。
今日は塩分や酢等の調味料、ドライフルーツや冷凍したものを食べていいか?或いはコーヒーが身体に良いか?などかなり実践的な内容となっています。私は人が本来の食性である果実・葉食性を取り戻すことで人も地球も救えるんじゃないかと真剣に信じていますので、皆様に参考にして頂けると嬉しい限りです。

では皆様良い一日をお過ごし下さいませ。

80/10/10フルータリアンダイエット付録Bより

よくある質問②


◆本当の空腹感の意味とは

本当の空腹感とは喉の奥の方から最初に湧き上がってくる、感覚で、喉の渇きに似てはいますが、もっと首の付け根の鎖骨の間の凹んだ切り込みから起こってくるような感じです。この感覚は鈍い痛みと似ています。

 通常の空腹に付随した胃の感覚は最後の食事の消化活動が終了した後の胃壁の筋肉の収縮から起こります。もし空腹の差し込むような感覚が、めまい、胃の痛み、頭痛やその他の不快な症状と伴って感じた場合には、それが有害物質が完全に無くなった実際のサインです。

 健康な人であれば一食や二食抜いても弱ったかんじや苦痛を感じることは無いでしょう。健康な人の場合の空腹のサインは食べ物に対する緊急性から起こる訳でなく、身体は必要性を感じた時にその感覚を使う事知っていて、それを再現するのです。

いつでも貴方の身体は快適な状態にいるべきなのです。


◆海塩を食べても大丈夫?

抽出された塩化ナトリウムはどんな形であろうと体には刺激性があり毒です。それは味蕾の甘味、酸味、苦味(それで塩をよく食べる人は塩無しでは食べ物の味がしないとよく言うのです。)を感じる能力を弱め、消化排泄を阻害し大事な水分のバランスを狂わせるのです。

 ここで抽出された塩化ナトリウム「塩」とホールの植物性の食品に自然な形で豊富に含まれるナトリウムと他のミネラル塩(我々の体の細胞の全てが必要とするとても大切な栄養素です。)を区別しましょう。

 沢山の種類の野菜を食べましょう。特にトマトやセロリは我々の身体が必要な適切な量と組み合わせに合った有機塩と他のミネラルの全てを供給してくれます。 

 

我々の細胞はナトリウムが細胞外に存在しカリウムが細胞内に存在する繊細なナトリウムとカリウムの比率の調整系を持っています。もしカリウム/ナトリウム比率が最終的にバランスを失うと、細胞は脱水もしくは過剰な飽和状態になってしまいます。どちらの状態も細胞の機能を酷く傷つけます。

 もし沢山のナトリウムが運動やその他の発汗を伴う活動で大量に失われた時には、カリウムを細胞から出して適正な比率を維持しようとします。其の時に単純に塩分を摂取して補おうとするのは、睡眠が足りない時にコーヒーを飲んで目を覚まそうとする様なもので、身体にもっとストレスがかかってしまいます。

 海水の中の塩分はそれをどんなに摂取しようと脱水の原因になります。海水は焼灼感と刺激性があり酷い味がし吐き気を催させます。大量の海水を飲むと数日以内の死に至るでしょうし、沢山の水分を補給してもそれを薄める事は出来ません。

 我々が塩分を抽出して食事と一緒に摂取すると、スピードは異なりますが、同じ方向に向かって進みます。海水から取り出した塩分が海塩で、それは脱水による死をもたらすとても危険な物質です。種類に関わらず(海塩やその他良く市場に出回っている高価でプレミアム付きの塩も含む)塩化ナトリウムを摂取する事は自己の破滅行為です。プレミアムがついた塩の生産者達は市場を拡大する為に、「近代社会ではバランスを崩しがちな栄養素の穴埋めをする為に抽出塩のミネラルが必要だ。」と、説得しようと試みます。(この様な欠乏は実際に存在しますが、でもこの時に健康的で効果のある薬は、沢山の生の低脂肪の植物性食品を摂取する事のみです。そうしないと単にもっと栄養のバランスを崩すだけです。)

 
実際に、我々はミネラルを必要としますが、でも我々に必要なのはホールの植物性食品の形で多くの量を摂取する事なのです。高ミネラルの毒物を摂取するのは全く持ってナンセンスな話なのです。

 身体の中に溜まった全ての塩分を排出し塩分を食べない様に訓練するのに通常は数年かかります。これはつらいですが、塩塊(切望も)は2~3週間以内の節制で大幅に減らせます。この毒物から卒業する試みの重要性を強調しきる事は出来ません。


◆サラダドレッシングに酢を使う事は出来ますか?

アップルサイダー、バルサミコ酢を含めた全ての形の酢は人間の身体にとって、毒性が有ります。酢は酢酸を19倍の質量の水で薄めて作ったものです。

 

どの化学実験室にもおいて有る様な毒物で、ボトルにはガイコツとクロスボーンのマークが付いています。)

 酢は甲状腺を亢進し甲状腺機能亢進症を引き起こし続いて甲状腺機能低下しょうややそれに付随した内分泌系の疾患、カルシウム代謝異常の疾患、代謝率異常、脂質代謝異常、体重の異常、無気力、頭痛、や眼球突出を引き起こします。この亢進は老化の過程も加速します。

 身体は副腎からこの系での酢酸の影響を打ち消すためにリンを出させます。リンを使い果たすと結果的に副腎と内分泌系全体の機能を損なう結果になります。その結果が体臭、心臓の痛み、頻脈、粘液の産生の増加、慢性疲労、頭痛などの症状に繋がります。酢を繰り返し使用すると肝硬変の原因にもなりえます。酢は食品と考えない方が良いです。


◆冷凍した製品を食べても良いか?

生きた食べ物が冷凍されるといくらかのダメージを受けます。冷凍は細胞壁の膨張と破壊をし、酸化し食品の栄養を低下させます。しかしながらナッツやシードは冷凍されても破壊が少なく寒い冬でも生き残れるようにデザインされています。一般的に通常水分が少なく脂肪分が多く含まれるホールの新鮮な食べ物は冷凍保存に向いています。

 果実や野菜に関しても最低限の冷凍保存は否定する必要はなく、最小限のダメージで食品を保存する一つの方法です。(特に霜が降りないタイプの代わりにフリーザー棚が使った時にはそうです。)冷凍食品の利点は他の保存方法に比べ、毒物を発生させない事です。

 冷凍食品や凍ったままの食品を食べる事は腸内に生息するビタミンB12を産生する腸内細菌のコロニーに悪影響が有るかも知れないと言う事です。でも、自然の状態にある食べ物を食べるのが最も健康的であるという事を再度ここで確認しておきましょう。いつでもそれが真理なのです。 


◆ドライフードを食べても良いか?

脱水した食べ物はホールフーズでは有りません。それらの水分は取り除かれたのです。不幸な事に新鮮な植物性食品には生きた価値のある水分が含まれることを認識するように教えられてきませんでした。果実や野菜は自然の最も綺麗な水のフィルターで、調理したり脱水したりしたものは、もはや水分は十分に含まれていません。 

 

いくら浄化されたりアルカリ化されたり若しくは「自然に似せた」水を飲んでも天然のものとは比べ物になりません。脱水された食物は最初の新鮮なホールのもの程栄養がありません。もし水分が再度供給されても栄養素の破壊は起きてしまいます。脱水を使うかどうかは個人の選択ですが、でもドライフードは新鮮でよく熟れた生の有機の果実や野菜の次に価値のある妥協品に過ぎないといつも覚えておいてください。

 最近の研究では、食品が脱水されるとビタミンB12は相似系に変化し利用でいない形になることが明らかにされています。スピルリナ、クロレラ、藻類やその他の海の植物から出来ている錠剤やパウダー等においてもこれは当てはまります。

 

◆スパイスや調味料についてはどうですか?

ナチュラルハイジーンでは、「もし食事をスパイスや調味料を使って作ることが出来なければ、それは人間の食べ物らしくないと言います。」人々がこの声明を聞くと、全てのスパイスやシーズニングや調味料を全く除外するというルールが厳しすぎる理想主義だとみなします。でも、食べ物に味付けしたりする野生の生き物がいないことや、一度の食事で一種類以上の食べ物を通常は組み合わせることさえ無い事を考えてみてください。(少なくとも味覚を満足させる為にそんな事はしません。)

 そうです、人は間違いなく下等な生き物とは違っていますよね。我々は調理し味付けする道具や器用さを持っていますし、見事に味付けされた絶妙な味わいを作り出すことも出来ます。でも私たちの消化系はその創作料理に適応してきてはいませんし、それは極めて消化困難なものなのです。実際我々の古代の祖先と今日の果実性食の霊長類の類人猿は同じです。その構造において、我々は一回の食事につき一つのホールの植物性食品をそのままで食べるようにできているという意味です。

 にんにく、オニオン、カレー、クミン、しょうが、カイエンペッパー、チリパウダーやオレガノ等はアルカロイドやその他の毒性のある化学物質を含んでいます。これらの調味料は毒物を神経系に運搬する間は味蕾や神経を刺激します。これらを使うことは避けるべきですし、使うとしても最小限に留めましょう。これらは消化管の中で刺激物となり、しばしば防御反応のため粘液が体内で産生される原因となります。これらの調味料は酷い味の調理された食物を柔らかな味になるようにごまかし、そのままではとても食べられたものでない食品を我々が食べるように誘います。

 塩、スパイス、を使うと濃い風味の味になるので、我々の味蕾は果実や野菜の様なもっと繊細な自然の味を識別する能力を失います。

 マスタードやケチャップを含めたその他全ての調味料でも同じ事が言えます。

 

◆ローダイエットではコーヒーを飲む事が出来ますか?

コーヒー豆がローストされるともはやそれはローフードでは有りません。カフェインの致死量は約10gで、それは約70杯分のコーヒーに相当します。カフェインはとても強力な薬剤で、たった3杯のコーヒー中のカフェインでもオリンピックのアスリートたちのドーピング検査では不適格と見なされます。

 多くの人々は毎日致死量の1/10の量のカフェインを摂取しています。一日に30杯以上のコーヒーを飲んでいた患者さんが居ました。彼の健康は損なわれていましたが、夜通し行っていた有害な習慣を止めたら健康を取り戻しました。

 さらにカフェインは体内のペプシンの量を減らします。ペプシンはタンパク質の消化に使われます。皮肉なことに多くのアメリカ人の標準的な食事をしコーヒーを飲む人たちは、毎日もっと十分なタンパク質を摂取するべきだとしてローフードダイエットを批判しますが、その一方彼らは日々カフェインを摂取しもっと摂取すべきだと主張するタンパク質の吸収を妨げているのです。カフェインは体内の水分、カルシウム、カリウム、マンガン、ビタミンB群を使い果たします。カフェインはコーヒーの中に見つかった多くの有害物質のうちの一つに過ぎないのです。

(続く)

因みに人間の本来の食性が果実・葉食性であるという事についてはこちらに詳しく書いてありますので、ご確認ください。

人間の本来の食性を取り戻そう

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参考文献はダグラス・N・グラハム博士の80/10/10フルータリアンダイエットです。



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