ママは歯育係7(歯並びを良くするたった一つの法則)
今日は夏日で日中はとても
暑かったですね♪
半袖でお散歩して直射日光浴を
楽しみました☼
本日は歯育係としてお子さんの
歯並びを良くするためのたった一つのとても
シンプルな法則をシェアいたします💖
さて、歯育係の皆様からよく
こんな事を聞かれます。
Q;「完璧ではなくても良いので
子供にはそこそこきれいな
歯並びになって欲しいのですが、
どうしたら良いでしょうか?」
私も3児の母なので「完璧でなくても良い!
そこそこきれいな歯並びに育って欲しい!」という親心
とても良くわかりますし、自分自身の
子供の歯育もそうしました✨
だから本日は歯育係の皆様に役立つ
お子さんの歯並びを良くする
たった一つの実にシンプルな法則をシェア
したいと思います💖
しかしながら、その前に歯並びに
影響する原因について
ちょいっと考えてみましょう♪
歯並びに影響する原因を
ざっと挙げてみます。
1遺伝
2歯が大きい
3アゴの発育不足
4口元の筋肉のアンバランス
この中で1と2は元々決まって
いるものなので、動かすことが
難しい要因です。
しかしながら、3と4は実は
密接に関連していて
口元の筋肉のバランスが整えば
アゴの発育も良くなっていく
ケースが結構あります。
ですから、歯育係としてしては
お子さんの口元の筋肉の
アンバランスがないかどうかを観察して欲しいです。
そしてズレがあった場合には、
早期に筋肉のバランスを
整える事で歯並びが整うケースも
多くあることは是非覚えていて
欲しいと思います💖
例えば以下の図は口腔周囲筋と舌側の
筋肉の力関係を模式図にしたものです。
Aの図は歯列の前後の筋肉のバランスが
取れているケースで、上下の口唇が
いつもしっかり閉鎖され舌のポジションも
上顎の所にしっかりついています。
Aのケースでは歯並びもきれいに
発育することが多いでしょう。
上アゴの歯列の形は舌の形を
反映してきれいなアーチになります。
それに対してBのケースでは口を閉じる
筋肉の力が弱いためいつも口が
開いていて、そこに舌が挟まり舌の位置がずれ
周囲の筋肉のバランスも崩れています。
またCのケースでは逆に前方の
筋力の力が強すぎて歯列が内側に押され
かみ合わせが深くなったりします。
何やら難しい?という声も聞こえてきそうですが
歯育係さんに覚えて欲しい重要なポイントは
たった一つです!
それは・・・
お子さんのお口ちゃんと閉じてる?という事です!
Aのケースの様に口腔周囲筋の
力のバランスが取れ歯列の発育が
良くなる確率がグーンと上がります💖
例えばAのケースの様にバランスが取れている
お子さんは永久歯への生え変わりの過程では
以下のような歯列になっていることが多いです。
永久歯の犬歯は乳歯の犬歯よりも
少し大きいので犬歯の生え変わりを
考えるとこの隙間はむしろ歓迎すべき
スペースです♪
(生え変わりの時に上の前歯の隙間が
気になるという歯育係さんも多いですが、
これはみにくいアヒルの子時代には
必要な隙間で、この時期を経て
白鳥のようなきれいな歯並びになります。
また時間がある時にシェアしますね✨)
以下は永久歯列が完成した時の
状態ですが、とても美しい歯並びが完成しました♪
という事でお子さんの歯並びを良くするための
「歯並びを良くしたければお口を閉じましょう!」
とてもシンプルですよね♪
Bのケースについてまたシェアしたいと思います✨
それでは素敵な週末をお過ごしくださいませ!
*この記事では個人的な臨床経験に
基づいた一般的な視点から書いております。
他にも治療の選択肢はあると思われます。
記事の内容に記載された方法が
「唯一の方法ではないこと」
「個人的なアドバイスではないこと」等を
ご理解いただけると幸いです。
また分からない事がございましたら
かかりつけの歯医者さんにご相談下さいませ。