こんばんは♪
今日はゲルソン療法のワークショップHEALTH FFREEDOM http://www.kudamono.or.jp/engei/0906/09_06.html に行ってきました。
それでゲルソン療法について記事を書こうと思ったのですが、それについてはHSTの氏家京子さんのHPにショッピングガイド等も含めて詳しく載っていますし、著書を読んで頂ければ、ご理解頂けると思いますので、そちらをご覧下さい。でも、コーヒー浣腸について等はまた時間のある時に書いてみたいとは思っています。
で、今日はワークショップの雑談で伺った東京都品川区西品川のフルーツ・クリニック外園診療所の外園久芳先生のエピソードが面白かったのでご紹介します♪
氏家さんは以前外園先生がどの様にして患者さんに食事指導をしているかとても興味があったので、外園先生にお伺いしたそうです。そうしたら、「患者さんとの食事会に一緒に行くかい?」と、誘われ食事会に同行したそうです。行った先は食べ放題の肉のハナマサ!生の果物と野菜の摂取を推奨する外園先生が主催する食事会がなぜ焼肉屋???と、「?」が一杯になったそうです。でも、食べ放題のサラダバーに並んでいる生野菜とフルーツを見てすぐ理由が分かったそうです。
そうなんです。サラリーマンがランチに来て気兼ねなくサラダをお腹いっぱいに食べられるのは、バイキング形式に限るということで、その場のチョイスとなっていたんですね。ただ、やっぱり焼肉屋さんですから、肉を注文しないわけには行かないということで、通常ならとても厚く切って出されるステーキを特別注文で、その1/5位の薄さにスライスしてもらい、参加者とそれをシェアしていたそうです。
また当時氏家さんはゲルソン療法を学び始めていたので、外園先生にゲルソン療法も生の野菜と果物を中心とした食事療法であることを伝えた所、外園先生は「海外にも私と同じ様な考えをされている方がいらっしゃるんですね。」と、嬉しそうにされていたそうです。今でこそナチュラルハイジーン等の普及でローフードのイメージはとてもおしゃれなものになっていますが、その先駆者とも言える外園先生はローフードと加熱食の事を「生き餌」と「死に餌」と表現していたそうです。う~ん、とてもわかり易いでは無いですか!今度から私もそっちの表現を使ってみようかしら(笑)
こちらのサイトは少し前にもご紹介しましたが、外園式の紹介も有ったので、一部転載しておきます。
(転載開始)
外園式とはhttp://inedia.jp/hokazono.html
外園久芳先生は、東京都品川区西品川のフルーツ・クリニック外園診療所の所長です。
外園式の基本は、果物、生野菜、全粒穀物、刺身です。
森の中で生活していた人類の祖先の食事を実践すれば、
生の果物と野菜に含まれる酵素がインスリンの生産を促し、
現代の生活習慣病である糖尿病は治るというのです。
初期の人類において、果物の役割は中性脂肪の蓄積が第一義でした。
果糖はブドウ糖より急速に代謝されるという特徴があります。
果糖は肝臓での脂肪合成酵素群の発現を促進させる作用も持っており、
急速に代謝される事と合わせて、とても中性脂肪に変わり易いのです。
中性脂肪の蓄積は、飢餓に対する唯一の防衛策だったに違いありません。
果物の糖質は、果糖を主成分に、ショ糖、ブドウ糖、糖アルコールなどから構成されています。
それぞれの糖の比率は果物の種類によって異なりますが、
これらの糖質のうち果糖は10%くらいしかブドウ糖に変わらず、
残りの90%は果糖のまま吸収されます。
果糖は単体であれば、肝臓で中性脂肪トリグリセドに代謝されるので、
血糖値をほとんど上昇させず、インスリンの追加分泌もほとんどありません。
摂り過ぎれば高トリグリセド血症になる事もありますが、
果物に含まれる程度の量であれば、問題になる事はまずないです。
従って、果物の糖質のうち約半分が果糖だと仮定すれば、
穀物の糖質に比べれば血糖値を上昇させにくいと言えます。
しかし、同じ果物でもドライフルーツやシロップ漬けは糖質含有量が多いので食べてはいけません。
どんな糖質も単糖類からできています。
単糖類というのは、糖質の最小単位の事です。
ブドウ糖や果糖は、単糖類です。
ブドウ糖や果糖が二個繋がると二糖類になります。
ショ糖は、ブドウ糖一個と果糖一個が繋がったものです。
二糖類の他にも、繋がっている単糖類の数によって、
三糖類、四糖類、五糖類、六糖類があります。
単糖類が7~10個以上繋がると多糖類になります。
糖質には様々な種類がありますが、私たちの体は単糖類しか吸収できません。
単糖類以外の糖質が入った食事をした場合、
体は自分でつくった消化酵素を使って、それらの糖質を単糖類にまで分解しているのです。
未熟な果物には、消化しなければ吸収できない糖質が沢山含まれています。
しかし、時間の経過と共に、果物に含まれている自己消化酵素が、
それらの糖質を少しずつ分解していってくれるのです。
その結果、果物が熟す頃には、消化可能な糖質のほとんどが、
ブドウ糖、果糖、ショ糖になっているという訳です。
ブドウ糖と果糖はどちらも単糖類ですので、全く消化する必要がありません。
ショ糖もブドウ糖一個と果糖一個が繋がったものですから、
結合部分を一ヶ所切断するだけで簡単に消化できてしまいます。
つまり、熟した果物の中の糖質は、既にそのほとんどが消化されているという事です。
果物の成分の中で最も多いのは、全く消化する必要のない水分で、それ以外の大部分は糖質です。
その糖質でさえも、食べる前にほとんどが消化されている訳です。
果物は、消化に体のエネルギーを消耗する事がない唯一の食べ物であり、
同時に単糖類という優れたエネルギー源を最も効率的に与えてくれます。
野菜にも糖質は沢山含まれていますが、そのほとんどは多糖類で、
単糖類や二糖類は少ししかありません。
私たち人間は、野菜に含まれている多糖類を全く消化する事ができません。
私たちが野菜から充分な単糖類を摂取するためには、
非常に多くの量を食べなければならないのです。
果物を食べると、体が冷えるとか、血糖値が上がるとか、
糖尿病になるなどと思われがちですが、そのような事はありません。
果物はいくら沢山糖を含んでいても、食物繊維と一緒に入っているため、
果物を食べても、血糖値が急激に上がるような事にはならないのです。
むしろ、果物を食べる事によって、血糖値をバランスよく保つ事ができるようになります。
というのも、果物の中に含まれている果糖やブドウ糖などの糖分は、
生の果物自身に含まれている酵素によってすべて分解されているからです。
生の果物を食べれば食べるほど、必要な量の酵素をそれ自身が補ってくれるので、
人間の消化酵素で分解する必要はなく、体内酵素が欠乏するような事はないのです。
果物は、食物酵素が豊富に含まれた理想的な食品です。
ヴィタミンC、ミネラル、ファイトケミカルも多分に含まれていますし、
少量ですが、良質な脂質やたんぱく質を分解したアミノ酸も含まれ、
私たち人間の体に必要な栄養素のほとんどが含まれています。
果物に含まれる果糖やブドウ糖は、最も分子の小さい単糖なので消化に負担をかけません。
特に果糖は緩やかに吸収される糖分なので、インスリンの分泌をほとんど必要としません。
外園久芳先生は、果物と血糖値の相関を調べるために、ある実験を思いつきました。
糖尿病の検査をする時、ブドウ糖75グラムを飲んで、血糖の上がり方を見ますが、
ブドウ糖の代わりに果物でやってみたらどうだろうと考えられたのです。
果物が肥満や糖尿病の原因になるなら血糖値は上がり、そうでないなら数値は低いはずです。
実験の方法は、まず空腹時の血糖値を測定し、すぐにブドウ糖75グラムを飲んでもらいます。
一時間後、再び採血し、さらに二時間後にもう一度採血して、計三回の血糖値の変化を調べます。
別の日に空腹時の血糖値を測り、直後にブドウ糖75グラム相当の糖分を含む量の果物を食べます。
そして一時間後、さらに二時間後と採血して血糖値の変化を調べます。
糖分量が同じなのだから、同じような数値が出そうなものですが、
そうだとすると、ブドウ糖と同じくらいの弊害があるという事になります。
また、もっと高い数値ならば、それ以上に問題がある事になりますが、
低ければ、果物が肥満や糖尿病の原因になるとは言えない事になります。
実験の結果、誰もが果物を食べた時の方が確実に下がっている事が分かりました。
特に血糖値が異常に高い人ほどその下がり方が極端です。
逆に血糖値が低い人が果物を食べると血糖値が上がります。
この事から果物が血糖値を適度に保つ調整機能を持っていると考えられます。
人類の種の起源は、熱帯地方であると言われています。
しかし、人口が爆発的に増加した結果、移住を余儀なくされ、
生息地を熱帯から温帯、寒帯へと拡散を始めるようになりました。
しかし、解剖学的、生理学的には、人類が熱帯起源の動物である事に変わりはありません。
従って、私たち人類の体に適した食べ物は、
種の発生当時に住んでいた熱帯で産出される果物なのです。
具体的にどのような果物が良いのでしょうか。
外園久芳先生は、果物の中でも、南国産のバナナ、パイナップル、
キウイフルーツ、ライチなどが糖尿病には良いと考えておられます。
果物の産地の年間平均気温が高く、日照時間が長いほど、
光合成の能力が高いから生命の活性が高いと考えられるからです。
北半球で収穫される葡萄は、高血糖の人は摂取しない方が良いでしょう。
高血糖の人が葡萄を食べると、他の果物に比べて血糖値が上がるという試験結果が出ています。 気温の低い地方の果物、生野菜は生命の活性が低い事が原因と考えられています。
外園式果物療法は、ナチュラル・ハイジーンにも通じるものがあります。
(転載終了)
それから、果物って実に誤解の多い食べ物で、太るとか糖尿病に良くないとか色んな罪をきせられていませんか?その辺りの誤解を解き、東大病院のHPの訂正をしてもらったというエピソードを書いた記事が有ったのでご紹介します。私も果物に対する誤解が解けて欲しいなと、心から願っている一人です!
(転載開始)
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前回、お医者さんが「果物は糖を含んでいるので食べると生活習慣病になるから食べないようにしなさい」と間違ったことをよく話すのは困ったことだと書きました。これは果糖が血液の中性脂肪やコレステロール値を高くした、というネズミを使った実験があって、それが広く伝えられたからです。しかし、この実験は体重とほぼ同じ量の果糖を毎日食べさせています。誰が考えても、そんなことは現実には不可能なことです。しかし、実験の詳細な内容は知らずに、果糖が血液の脂肪の値を高くしたことだけが一人歩きしているのです。
(1)糖尿病の食事 果物はビタミンや食物繊維が豊富ですが、果糖を含むため血糖を早く上昇させます。最近の果物は糖度が高く、血糖の上昇や血液中の中性脂肪の増加をまねく場合があるので食べ過ぎに注意しましょう。 (2)高脂血症の食事 砂糖や果糖などの糖類の摂りすぎは、トリグリセリド(中性脂肪)を増加させます。砂糖、菓子類、嗜好飲料、果物は控えましょう。 (3)肥満症の食事 果物は炭水化物を多く含んでいます。食べ過ぎに気をつけましょう。
(1)果糖は糖類の中でも血糖値を上げにくい糖(血糖の上昇度を示すGI値はブドウ糖の100に比べ果糖は19)なので、「果糖が血糖を早く上昇させる」は間違い。また、果物は果糖のほかブドウ糖やショ糖を含んでいるが、吸収を緩慢にする水溶性食物繊維が多いので血糖を上げにくい食品(GI値はフランスパンの95に対して果物は40前後)である。(北川 注:GI値とはグリセミック・インデックスのことで、血糖上昇指数と訳されています。ブドウ糖を100として、食物を食べた後で血糖値が上がる速度の比較。数値が低いほど血糖値を上げる作用が遅い) (2)最近の果物の糖度は以前に比べ1.2度程度高くなっているが、2度は果物100g(ミカン1個)で8kcalに過ぎず、中性脂肪の増加や血糖の上昇をまねくものではない。 (3)中性脂肪を増加させるのはカロリーの摂りすぎであるが、果物はほとんど水分でカロリーの高い脂肪を含まず、また、糖質も1.2割程度で、100g 当たりのカロリーは菓子類の10分の1程度と少ない。また、豊富に含まれる食物繊維が膨らみ、満腹感をもたらすのでとりすぎの心配もないダイエット食品である。
(1)糖尿病の食事 果物はビタミンや食物繊維が豊富ですが、ブドウ糖、果糖、砂糖といった糖分も含まれています。血糖の上昇をおさえるために1日の適量を目安にして、食べ過ぎには注意しましょう。 (2)高脂血症の食事 糖分のとりすぎは、トリグリセリド(中性脂肪)を増加させます。砂糖、菓子類、嗜好飲料は控えましょう。また、果物にも糖分は含まれていますが、ビタミンや食物繊維が豊富であるという点では優れています。1日の適量を目安にとりましょう。 (3)肥満症の食事 どうしても空腹を我慢できない場合は、甘い菓子類よりは、果物を食べることをおすすめします。果物は水分や食物繊維が豊富なのでエネルギー量が少なくても満足感が得られます。ただし、量的には1日当たりの果物摂取の目安量の範囲内にしてください。 皆さん、果実基金が指摘する前と後では病院のホームページの果物に対する考えが大きく変わったのにお気づきと思います。本当は、生活習慣病、がんの予防のためにもっと積極的に果物を食べましょうと書くべきですが、まあ、やむを得ません。 なお、1日の適量を目安にして食べ過ぎに注意しましょうと書いていますが、幾ら果物がよくても食べ過ぎは良くない事です。しかし、実際に食べ過ぎになるほど果物を食べる人はいません。政府の1日の摂取目標は毎日「200g」です。日本で毎日200gを食べている人は非常に少ないのです。 日本では、このような誤解をしている人が多いのです。とくに病院関係者に多いのが困りものです。皆さんも、医者が果物は糖分が多いので健康によくないとか、病院のホームページなどで果物を誤解している場合は、この記事を見せてあげてください。 果実基金協会は果物の消費を増やすためにパンフレットを作ったり、講演会を開催したりしていますが、このような病院のホームページなどにも目を光らせて果物が正しく評価されるように監視しています。
この表をみると、果物は糖を含んでいますが、血糖上昇は他の食物に較べて遅いことがよくお分かりになると思います。 グリセミック・インデックス(血糖の上昇指数)
(転載終了)
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