こんにちは♪
最近果物アレルギーで、キウイ、パイナップル、バナナ等の南国のフルーツが食べられないという方が結構いらっしゃいます。先日も花粉症があってそう言うフルーツは食べられないとおっしゃっている方の血液観察をしました。そうすると、このサンプルに類似した様な血液凝固像が観察できました。
左の像はフィブリン架橋がはっきりと観察できませんし、右の像に至っては全くフィブリン架橋が観察できません。下図の黒いフィブリンのネットワークがはっきりしている正常像と比べてみると違いは明らかです。
フィブリン架橋の欠落
正常な血液凝固像
このフィブリン架橋の欠落は、ホルモンのバランスの乱れやウィルス感染、タンパク質の消化不良があると観察されます。特に全くフィブリン架橋が欠落している時にはタンパク質の消化不良が関連していると言います。食生活を問診してみると、動物性タンパク質はある程度摂取していらっしゃるとの事でした。
花粉症と果物アレルギーについては、花粉症があると同じ科の植物だと抗原が似ているので、反応してしまうという意見が有ります。それについては、そうなんだろうと、納得は行きますが、ただ、ここで「じゃ果物が悪いから除去しましょう。」と、簡単に片付けるのは、人間の本来の食性は熱帯のフルーツだと考え毎日せっせと果物を食べている私にとっては全然納得がいかない話です。
血液像は正直です。この場合蛋白質の未消化が元々の原因で、肉の消化などで悪玉菌が増加して、有毒ガスが出て、消化管に負担がかかり炎症状態になり、腸の粘膜の構造が壊れ所謂リーキーガット症候群と言われる状態になった。それで、本来無害であるはずの果物のタンパク質も十分消化されない分子の大きい状態で吸収されるようになり、2次的に果物アレルギーが発生した。つまり元凶は本来の人間の生理に合っていない動物性タンパク質を繰り返し食べたことで問題が発生したと考えることは出来ないでしょうか?
タンパク質の未消化があると、腸管の炎症と関連性のある、同時にこんな血液像の観察もできます。
因みにこのケースでは果物は避けることはもちろん、生野菜も生きた酵素が入っていて、生命力が強くアレルギーの原因になるので避けたほうがいいと言うアドバイスをお医者さんに頂いていたそうです。しかしながら、動物性のタンパク質は普通に食べているそうです。
アレルギーの原因となっている果物を避けることには異論は有りませんが、こういう場合はやはり動物性の食品やジャンクフードを避けてみるのがいいのでは無いかと考えています。フルータリアンにはアレルギーは起きないという情報も有りますので。
http://www.rawfoodexplained.com/allergies-hay-fever/gastrointestinal-allergy-food-allergy.html
という訳で、花粉症や果物アレルギーをお持ちの方で、真実を知りたい方がいらっしゃいましたら、是非血液観察をしてみませんか?ご一緒に真実を追求いたしましょう。お待ちしております!
アトピー性皮膚炎・喘息・花粉症の原因と食事改善ネットさんのHPに詳しい、動物性タンパク質と、花粉症等のアレルギーとの関連情報が載っていたので、ご紹介します。
(以下転載)
アトピー・喘息・花粉症の原因・・・「 動物性タンパク 」
アトピー・喘息・花粉症を治すには、「 動物性タンパク質の過剰 」 を正す食事 http://kenkou-jyouhou.net/index.php?%E5%8B%95%E7%89%A9%E6%80%A7%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%91%E3%82%AF%E8%B3%AA
タンパク質の過剰摂取が、
アレルギーを起こす原因となります。 (⇒前ページ)
そして、それ以上の問題は、
肉を中心とした 「動物性タンパクを取りすぎていること」 です。
「動物性タンパク」 は、きわめて消化に悪く、
腸内環境を著しく悪化させる、アトピーの原因です。
まず私たち日本人の、「動物性タンパク質」 の摂取状況の推移を見てみましょう。
2001年のデータでは、
日本人のタンパクの1日の摂取量は80g。
目安としては、体重1kgあたり、必要タンパクは、0.8~1gです。
ですから体重60kgの場合、1日の目安は48~60g、となります。
明らかにタンパク質は量としては過剰です。
アトピーや喘息が増え始めたのは1960年代初頭からです。
動物性タンパクの摂取が急激に増えた時期と見事に符合しています。
この40~50年で、動物性たんぱく質の摂取は、倍増し、55%を占めています。
(1~6才のデータでも、動物性タンパクは57%です!)
では、動物性タンパク質が増えたこととアトピーは
どう関係しているのでしょうか?
肉のタンパクが、腸環境を悪化させる
「動物性タンパク」 は、人間の体では 「きわめて消化に悪く」、
腸内環境を悪化させます。
(腸には、「免疫システム」 の60%以上が集中しています。
腸の環境悪化すれば、免疫の正常な作動ができなくなります。)
その流れを簡単に見てみたいと思います。
- 動物性タンパクは、腸内で毒素を発生させます。
この毒素とは、アンモニア、ヒスタミン、メタンガス、ニトロソアミンなどです。
(腸の毒素は、アトピー反応だけでなく、吹き出物や汗のにおいに出てきます。)
→ 過剰なタンパクの多くがアミノ酸にまで分解できず、アレルギー反応を起こします。
- このとき 「活性酸素」 が大量に発生し、腸壁を傷つけ、バリア機能が損なわれて行きます。
(タンパク質が未分解のまま腸壁を常時通過する状態が出来てしまうのです。)
- さらに、腸内の「悪玉菌」 が増え、細菌バランスが崩れます。
(悪玉菌が、Th2細胞を増やし、IgE抗体を増加させ、過剰な免疫反応が起こります。)
食事から肉を減らし、アレルギー性疾患を治す!
そして、私たちの食事から、野菜や海藻といった
「食物繊維」 をふくむ食材摂取が年々減少していることで、
腸の掃除ができず、「停滞便」がこびりつき、
「腸内細菌バランスの悪化」 に、拍車をかけます。
つまり、「動物食の食べすぎ」 によって、次のような流れができてしまうのです。
1.消化困難な「動物性タンパク質」が大量に腸に送り込まれると、 タンパクが分解されずに腸壁から入り込み、アレルギー反応を起こす。
↓
2.腸内に、有毒ガス・活性酸素が発生し、腸壁を傷つける。 そして、常に未分解タンパクの腸壁通過が起るようになる。
↓
3.腸内細菌バランスが悪化し、悪玉菌が増える。 その結果、IgE抗体が増大するなど、免疫の過剰反応が起るようになる。
↓
4.1~3の過程で、命の源である「酵素」(こうそ)が大量に消耗し、 消炎力、解毒力などが低下し、アトピー となる。
アトピーを治すためには、
「動物食を減らす」 、
特に、「肉を減らす」 ことが必要です。
(転載終了)
また、こちらのサイトでは花粉症と果物アレルギーの関係性について詳しい情報が有ります。
http://www.newsdigest.de/newsde/column/doctor/4489-fruit-allergy.html
果物アレルギー - 花粉症との不思議な関係りんごを食べると唇やのどが痒くなります。
りんごのアレルギーってあるのでしょうか?果物でアレルギー?
秋は果物の季節。でも美味しいはずの果物を食べると、口の中がピリピリとむず痒くなる人がいます。口腔アレルギー症候群(Orale Allergiesyndrom)と呼ばれ、りんごやサクランボ、モモ、メロン、キウイと原因となる果物は様々です(表1)。果物アレルギーは食物アレルギー(Nahrungsmittelallergie)の一種ですが、実は花粉症(Heuschnupfen)とも密接な関係があります。平成14年・17年度の厚生労働科学研究報告書によると、食品によるアレルギー全体の約6%を果物アレルギーが占めています。花粉症を患う人が増えるに従って増加傾向にあると推測されています。
表1 果物アレルギーのみられる果物の例 マタタビ科 キウイ バラ科 モモ、りんご、ナシ、 サクランボ 、イチゴ ウリ科 メロン、スイカ バショウ科 バナナ ミカン科 オレンジ、レモン パイナップル科 パイナップル 果物アレルギーの症状は?
果物アレルギーの主な症状は、口腔アレルギー症状です。ある特定の果物を食べると、15分以内に唇や舌、のどの奥がイガイガと痒くなります。子どもなら、「不味い」「苦い」「辛い」「口が痛い」などと訴えることもあります(図1)。果物アレルギーの原因となるタンパク質は消化液で分解されることが多いため、口腔内のアレルギー症状に留まり、全身症状は伴わないケースが少なくありません。
果物を食べて救急車を呼ぶことも!
しかし、場合によっては皮膚や粘膜にじんま疹が出たり、目や鼻の痒み、さらには腹痛、吐き気、下痢などの消化器症状を生じることもあります。気管支喘息を誘発したり、アナフィラキシー反応(急性の全身性の即時型アレルギー反応)を起こしたり、救急車を必要とする重篤な症状をきたすこともあります。
花粉症との不思議な関係
果物アレルギーは、特定の花粉症と関連することも分かっています。例えば、 シラカバ(Birke)花粉症では約半数の人に何らかの口腔アレルギーがみられるとも言われており、バラ科のサクランボやりんご、モモ、ナシ、イチゴ、さらにマタタビ科のキウイに対してもアレルギー反応がみられます。ブタクサ(Beifuß)花粉症の人には、メロンやスイカなどウリ科の果物やバナナのアレルギーが生じやすく、カモガヤ花粉症は、オレンジのアレルギーと関係すると言われています(表2)。そのため、口腔アレルギー症状は花粉症の季節に悪化することがあります。
表2 花粉症との関係 シラカバ花粉症 マタタビ科 キウイ バラ科 モモ、りんご、ナシ、サクランボ 、イチゴ ブタクサ花粉症 ウリ科 メロン、スイカ バショウ科 バナナ カモガヤ花粉症 ミカン科 オレンジ、レモン ゴム製品のアレルギーとの関係
ゴムの成分である天然ゴムの木の樹液(ラテックス)に対するアレルギーがあると、ゴム製品(ゴム手袋やコンドームなど)に触れることで、痒みやじんま疹を生じます。ラテックスアレルギーの約半数に果物アレルギーを合併すると報告されていて、キウイやバナナ、アボガド、栗、マンゴー、パパイヤ、メロン、モモ、パイナップルなどの果物アレルギーは、ラテックスアレルギーとの交差抗原性(後述)があることから「ラテックス・フルーツ症候群(Latex-Frucht Syndom)」とも呼ばれます。
果物アレルギーの原因は?
多くの果物アレルギーは、まず草木の花粉に対する花粉症になった後、その花粉と似た構造のタンパク質(交差抗原性と言います)が含まれる果物を食べることによって生じます。これらは「クラス2食物アレルギー」とも呼ばれます。それに対し、花粉症とは関係なく、食品中のタンパク質に対してできた抗体が原因で起こるアレルギー反応は「クラス1食物アレルギー」と呼ばれ、全身性のアレルギー反応を示す場合があります。その一方で、果物を煮たり、焼いたり、漬けたりするとタンパク質が変化して、同じ果物でも口腔アレルギーが起こらなくなったります。また、漬けたりすることによって新しくできたタンパク質が別なアレルギーの原因となることもあります。
植物科が共通だと起こりやすい?
植物学的に同じ科に属する果物では抗原が似ているため、アレルギーを起こしやすくなります。例えば、サクランボとりんご、モモ、ナシ、イチゴはバラ科に属するため、サクランボで口腔アレルギーを起こす人はりんごなど他のバラ科の果物のアレルギーが同時にみられることも少なくありません。
無農薬果物でアレルギーは減る? 増える?
無農薬栽培のりんごで行った近畿大学の研究(2006年)によると、無農薬栽培によって必ずしもりんごアレルギーが減るわけではなさそうです。むしろ、無農薬栽培のりんごは、感染特異性タンパク質(抗菌作用のあるタンパク質)というアレルギーの原因物質が増えたと報告されています。理由として、無農薬果物では病害虫の攻撃に対抗するために感染特異性タンパク質が多く作られている可能性が考えられています。
果物アレルギーいろいろ
● シラカバ花粉症と関係するもの
キウイアレルギー(Kiwi)
果物アレルギーとして最も多くみられます(神奈川県食物アレルギー実態調査)。キウイはマタタビ科に属しますが、バラ科果物と同様にシラカバ花粉症の人に起こりやすくなっています。同じキウイでも、緑色の果実を持つデリシオサ種の方が、黄色い果実のチネンシス種よりアレルギー成分であるアクチニジンという物質が多く含まれています。りんごアレルギー(Apfel)
シラカバの花粉症と交差抗原性があります。りんごを生で食べたり、生果汁を飲んだりすることで生じます。りんごジャムや加熱処理済のりんごシュースではアレルギーを生じないこともあります。モモアレルギー(Pfirsich)
「モモもスモモもモモのうち」と言われるように、同じバラ科に属するモモやスモモでみられます。サクランボアレルギー(Kirsche)
バラ科の果物であるサクランボを食べて起こるアレルギーです。アメリカンチェリーでもみられます。● ブタクサ花粉症と関係するもの
メロンアレルギー(Melone)
神奈川県の調査では、2番目に多く報告されたのがメロンアレルギーです。メロン以外にもスイカなどウリ科の果物でアレルギー症状がみられることがあります。バナナアレルギー(Banane)
バナナを食べたり、生のバナナジュースを飲むことで起こるアレルギーです。● カモガヤ花粉症と関係するもの
オレンジアレルギー(Orange)
オレンジは、イネ科のカモガヤの花粉症と交差抗原性があります。生のオレンジを食べたりすることで、口腔アレルギー症状が現れます。果物アレルギーの診断方法は?
特定の果物を食べることにより繰り返される、特徴的な口腔アレルギー症状の経験により診断がなされます。さらに、原因と思われる果物に対する血液中のIgE抗体を測定したり、果汁成分を薄めた試験液を用いた皮膚テストでアレルギー反応を確認する場合もあります。
果物アレルギーの対処法は?
治療は、アレルギー症状を起こす果物を食べないようにすることが基本。症状が軽いからといって食べ続けると、次第にアレルギー症状が強くなることもあるので注意が必要です。皮膚のじんま疹に対しては、抗ヒスタミン薬が、さらに重篤なアナフィラキシーではステロイド製剤が用いられます。
(転載終了)