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医師の心得425

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こんばんは♪

 ご存知の方も多いかもしれませんが、今日は「ドクターズルール425」をご紹介します。
 「ドクターズルール425」は、米国の医学博士がつづった医療現場における規則や格言を翻訳したもので、続く「ドクターズルール238~医師の心得集(第2集)」は第1集の読者から寄せられた規則や格言を掲載しています。しかしこの著書実はもう絶版になっていて、アマゾンで425の方は中古で19693円、238の方も14700円で取引されています。先日あるセミナーで話題に出ていたのですが、このように高値で取引されていると知り、一層どんなことが書いてあるのか、知りたくなりました。と、いう訳で、今日は幾つかのサイトに書いてあったドクターズ・ルールの情報をかき集めてご紹介します。因みにこの本は、指導医の先生が研修医の先生を指導するときのネタ本とも言われているそうです。


ドクターズ・ルール425ー医師の心得集(南江堂)
 


1.優れた臨床医は自分が何を知らないかを知っている。

2.あなたが診ようが診まいが、ほとんどの外来の病気は治るものである。

3.患者の病気がわからない時には、「あなたの病気についてわかりません」と言わないこと。「あなたの病気について、今のところわかりません」と言いなさい。

4.医学のスタンダードと見なされている教科書を一冊購入しなさい。最新版が出るたびに購入すること。一生それを続けなさい。

5.現在のあらゆる医学的知識をもってしても、わからない患者がいる。

6.時間は最も偉大な診断医である。うまく利用すること。

7.診断のつかない重症患者について、問題を解決できる医師がどこかにいるはずである。その医師を見つけなさい。

8.重症または末期患者では、遠方から来る親戚に気をつけなさい。彼らはしばしばトラブルのもとになる。

9.臨床的証拠がないからといって病気が存在しなという証拠にはならない。

10.口頭での症例呈示は五分以内で行うべきである。それ以上かかる場合は、あなた自身、内容がよくわかっていないことを意味する。

11.診療経験が十年以上になるまで、「わたしの経験では」と言ってはならない。たとえ臨床経験が十年以上であっても、この言葉は使わないにこしたことはない。

12.老人のほとんどは、服用している薬を中止すると体調がよくなる。

13.高齢者が急に混迷状態になった時には、感染症を考えること。

14.患者を治療するにあたって、あなたの性格は、あらゆる薬や治療法と同じくらい重要である。

15.経験を積んだナースの観察を尊重せよ。

16. あなたが病院で医師として仕事ができるのは、多くの縁の下の力持ちの人達がいることを忘れないこと。

17. あなたが生理学や生化学、解剖学についてのたくさんの知識を持っているからといって、人生や人間について豊富な知識があることを意味するものではない。患者や他の人々から学びなさい。

18. すべての医師は薬である。診断時の医師の行動は副作用を起こしうる。効果を持続させることができる。適切な間隔で与えられることがある。そして、なによりもプラセボ効果をもたらすことができる。医師であることの薬理作用を学びなさい。

19.他のことをしながら患者の話を聞いてはいけない。全力を傾けて聞くこと。

20.症状のある患者に「どこも悪いところはありません」と言ってはならない。それは患者を傷つけ侮辱する事になる。

21.患者を病名で言わないこと。あの胆石は・・とか。

22.疾病の中には治療することが出来ないものがあるが、ケアすることは全ての患者についてできる。

23.好むと好まざるにかかわらず、どの医師にも小さな「呪医」が宿っている。「呪医」の技術をかしこく、しかも患者の利益の為にだけ使う様に。

24.患者には病人になる方法を教えるのではなく、健康になる方法を教えなさい。

25.患者から希望を取り去ってはならない。

26.どうして良いのか迷った時には、あなたの家族にもするかどうかで決めなさい。

27.血液検査や尿検査の結果で病人と健康人を区別することは不可能である。

28.人が病気かどうかは、話を聞き、注意深く観察し、適切な質問を発し、理にかなった臨床決断を下すことによってのみ知ることが出来る。

29.内科的疾患による症状は、良くなるか悪くなるかのどちらかである。心理的原因による身体症状は時間が経っても変化しない傾向にある。


30.医師と患者がいったん慢性疾患であることに同意したなら、その疾患は不治の病となる。レッテル貼りに注意。


31.可能ならば全ての薬を中止せよ。それが不可能ならば出来るだけ多くの薬を中止せよ。

32.効果があるかどうか疑問に思った薬は恐らく無効である。

33.どうしてよいのかわからない時には何もしないこと。


34.貴方が変える事が出来るのは何か知りなさい。
貴方が変える事が出来ないのは何か知りなさい。
その違いに気づくだけの知恵を持ちなさい。

35.あなたが生化学や生理学、解剖学についてたくさんの知識を持っているからと言って、人生や人間について豊富な知識があることを意味する物ではない。患者や他の人々から学びなさい

36.病気を知るよりも、その病気を持っている患者を知る事が重要である。

37.痛む部位の診察を必ず行うこと。その部位に手を当てなさい。

38.病院は危険な場所である。賢明な方法で、しかも出来るだけ短期間利用しなさい。

39.投薬を中止して患者の状態が悪くなる様な薬はほとんどない

40.投与薬の数が増えれば、副作用の起こる可能性はどんどん高くなる。


(転載終了)

どの言葉にも思わず頷いてしまったのですが、

「好むと好まざるにかかわらず、どの医師にも小さな「呪医」が宿っている。「呪医」の技術をかしこく、しかも患者の利益の為にだけ使う様に。」

という文言にとても興味を覚えました♪是非「呪医」の技術力を向上させたいものです!ところで、呪医の技術って何だろうか?
 
 

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