おはようございます♪
さて、私がノニジュースをきちんと飲み始めて、約2か月が経ちました。飲み始めてすぐにローフード食を実践していた時には治まっていた、歯科医になって20年以来の手湿疹が再発しました。歯科医は職業柄、重金属を削合しどうしても吸引してしまうから、体に溜まった重金属に反応して手湿疹が出ているのかもしれないと、ずっと考えてきました。
下記の写真はノニジュースを飲み始める前と、飲んで2週間後の 凝固血液像の比較です。これは7層目の沈殿した比較的下層の血液の状態を表しています。
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術前 ノニ摂取後2週間
写真が薄くて分かりにくいと思いますが、目を凝らしてみて頂くと、中央凝集するように見えていた黒い部分が、2週間後には外層部分に移動しています。凝固血液観察では、採取した時の血液一滴のリングの外側は皮膚などの組織、リングの内側は内部の内臓の状態を反映していると言います。ですから、ノニジュースを飲み始めてほどなく、治まっていた手湿疹が出てきた理由は、この血液像を元に解釈すれば、「内部の臓器に溜まっていた金属をはじめとした何らかの毒物が外部のリンパや皮膚などの組織に移動してきたから」と、いう事かもません。
また、医院の患者さんでも、アマルガム(水銀系の充填物)が多数口腔内に充填されていて重度の手湿疹が出ている方がいたのですが、上の写真の右側の像と同じような血液像が観察できたので、この像は手湿疹で重金属を体が排出しているのと関連性が有りそうです。
以前から、ノニにはデトックス効果が有ると良く聞いていたのですが、本当の所どうなのだどうか?と疑問に感じていましたが、どうやらその効果は少なくとも私自身には有りそうだと言えました。しかしながら、私の20年来の手湿疹は寛解しているものの完全治癒はしていないので、また経過を追ってご報告します。おそらく重金属は相当溜まっているでしょうから、完全に排出されるまで、まだまだリバウンドするとは思っています。
またノニに免疫調整機能があると良く聞くのですが、詳細を知りたかったのでパブメドを検索したところ、民間薬理学ジャーナルという雑誌に掲載されたノニの免疫系に対する分子的作用を示した論文が出てきました。以下は抄録のみですが、ご紹介します。
J Ethnopharmacol. 2008 Feb 12;115(3):502-6. Epub 2007 Oct 24.
モリンダ・シトリフォリアL(ノニ)の免疫系に対する効果ーその分子的な作用のメカニズム
抄録
この実験の目的はモリンダシトリフォリオL(ノニ)の免疫調整効果のメカニズムををラボでの実験及びマウスを用いた生体実験の両方で調べる事でした。タヒチアンノニジュースとノニジュースの濃縮液 (NFJC) (1, 5mg/mL)は、カンナビノイド(CB2)の活性を高め、カンナビノイド(CB1)レセプターの活動を抑制しました。その働きには濃度に依存しました。
生体実験ではタヒチアンノニジュースを16日間経口投与したところ、インターロイキン4(IL-4)の産生が減少し、インターフェロン(IFN)-γサイトカインの産生が増加しました。この結果、ノニジュースはCB2レセプターの活性化及びIL-4の抑制、INF-γサイトカインの産生の増加させ免疫調整を行っている事が分かりました。ノニジュースは不十分な免疫応答を起こしている状態では、免疫調整効果を発揮する可能性がある事も示唆しています。
(抄録終わり)
でも、そういわれてもインターロイキンー4?IFN-γ?何の事だかチンプンカンプンじゃありませんか。というわけで、私なりにこの意味をかみ砕いてみます。
リンパ球は骨髄で作られ、胸腺でT細胞に成熟します。つまりT細胞は免疫システムの根幹です。中でもヘルパーT細胞(Th)は外来の異物を直接排除する働きはしませんが、他の細胞の活性を促進します。
更にT細胞は胸腺内でTh1とTh2に分化します。Th1細胞とTh2細胞は互いの機能を抑制しあっていて、この平衡関係はTh1/Th2バランスと称され、このバランスがどちらかに傾くことによりそれぞれに特有の疾患が生じると考えられています。
例えばTh1が減少すると免疫力が低下して風邪を引きやすくなったり、帯状疱疹にかかりやすくなったり、ガンにかかりやすくなったりします。一方Th2が増加すると、B細胞による抗体産生が増加するので、IgE,IgA,IgM等の増大につながり、アレルギー疾患や自己免疫疾患の発症につながるとされています。
ですから、このTh1/Th2バランスはとても重要でどちらかに傾いていても体に不都合を起こしてきてしまいます。
以上の事を踏まえて、上記の抄録に書いて有る意味を解釈すると、インターロイキンー4というのは、分化したTh2から作られるサイトカインで、インターフェロン(IFN)-γは、Th1から作られるサイトカインなので、ノニジュースはこの「サイトカインのバランスを取る」すなわち、「Th1/Th2バランスを取る」可能性があると言っているのです。つまりノニジュースは体の免疫力を調整するアダプトゲンとして働く可能性があるという事なのです。
ということで、自分自身で飲んでみて体調の変化を実感しているので最近はますますノニジュースの解毒力とアダプトゲン効果に可能性を感じています。
それから以下は以前の記事でもご紹介した8才女児の患者さんの血液像です。詳細は過去記事(海藻とペットボトルの水と歯牙フッ素症)をご覧いただくとして、簡単に状況をおさらいすると、生まれてからずっとフッ素は避ける生活をしてきたが、ペットボトルの水を主に摂取し、おやつに昆布を丸かじりする生活習慣をつづけて来たという事でした。また口腔内所見では、上の前歯と、下の6歳臼歯に歯牙フッ素症が見られました。
凝固血液観察では、黒色に見える部分が多層に渡って観察され、重金属なのか、化学物質なのか成分の詳細は分かりませんが、何らかの異物が血液中に混入している事は間違いなさそうな状況でした。こうした状況を放置すると免疫力や歯牙にも更なる影響を及ぼす可能性が有ったので、食生活の改善、汗をかくこと、水分の摂取等の生活習慣の改善と栄養補助食品のノニジュースを飲んでいただく様にお話ししました。(しかしながら、保護者の方の意向で、生活習慣は変えず、ノニジュースのみを飲んで様子を見ることになりました。)
以下3枚の画像が術前の血液像
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そして、以下が3週間後の血液像です。
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血液像を比較すると明らかに、黒色に見える部分の状態に変化が見られます。血中に前回観察されたような異物が減少している可能性が高いと思われます。デトックス効果があったのでしょうか?但し、もし何をしなかった場合にもこの様な変化が起きたかどうかについては、検証していませんので、今回の結果をもって、治療の有効性が有ったと断定はできないとは考えていますので、その当たりのご判断はお間違いの無いようにお願いいたします。
私は人間の本来の食性は果実食だという説を支持しているので、現在は主に食生活の改善やノニジュースを使い血液像の観察をしていますが、その他の代替療法やヒーリング、健康法にも非常に興味が有りますし、本当に有効であれば皆様のお役にたつと思うので是非記事にしてご紹介したいとも思っています。
現在は鶴見式酵素を学ばれた素敵な女性の方と、ファスティングの効果などについて、一緒に研究しています。宜しければ皆様が実践されたり学ばれている代替医療、代替治療、ヒーリング、或いは様々な健康法などの効果をご一緒に検証してみませんか?
という事でフレンズ歯科クリニックでは、医療従事者の方、セラピストの方、治療家の方等で、血液観察や位相差顕微鏡による細菌検査にご興味が有る共同研究者の方(なんかこういう表現をすると大げさに聞こえますね~)を募集しています。「特にこの療法は歯周病や虫歯の予防に効くから試してみて!」という情報をお持ちの方がいらしたら、是非ご連絡下さいませ。歯周病菌を体内から減らすのに有効な根治療法を模索しています。
皆様からのご連絡をお待ちしております!