こんにちは♪
今日は本日いらして下さった患者さんの血液観察の画像をご紹介致します。
患者さんは40代前半の女性で、マクロビを10年位続けていらっしゃり、健康にとても気を使っていらっしゃいます。マクロビ始めたきっかけはご自身の子宮筋腫で、動物性タンパク質を摂取せず玄米菜食を続けた所体調も良くなったそうです。始めた当初は、発疹等の治癒反応も出て、とても効いているという手応えも有ったそうです。その後はマクロビのお教室等に通いずっと10年間その食生活を続けてこられたそうです。
マクロビの先生からは生野菜や果物は体を冷やすから極力さけ、食べない様にとの指導があったそうで、ご本人もそれを守っていらしたそうです。ただ、最近は風邪が何ヶ月もずっと治らず少しおかしいと、感じていたそうです。
という事でこの患者様の血液像をご紹介致します。
まず生体血液観察です。
こちらの画像では、中央やや左寄りに未消化のタンパク質の大型の血漿があります。食べたものから類推すると、鰹節かもしれません。
そして、下の画像は凝固血液観察のもの。
サンプルの層全体を通じてこの様に白く抜けた重合蛋白液溜が多く観察されます。恐らくこれも白血球が異物を処理した跡と言われていますので、先ほどのライブで見て頂いた赤い矢印でさした大量のゴミが固まるとこのように白く抜けて見えているのだと思います。
この白い部分は、酸化ストレス、フリーラジカルのダメージを多く受けたり、重金属や化学物質等の毒物が沢山蓄積すると増加してくると言われています。
これは最初は点みたいな感じで始まって、そのうち酷くなると白と赤が逆転してしまいます。そうなると、相当具合が悪かったり、慢性疾患を抱えてたりする可能性が有ると思います。
因に重金属が蓄積してくると、下図の様に辺縁が黒っぽい縁取りの様に見えてきたり、沈殿した下層の部分の中央が真っ黒になったりするのですが、この患者さんでは其の様な状態は観察されませんでした。
中央の部分にも、周辺部分にも集中して黒色を帯びている部分は有りません。ですから、重金属などの蓄積は少ないと思われます。やはり玄米はデトックス効果が高いので、重金属などは蓄積していない事が予想されます。
さて、独断と偏見による結論です!
マクロビは期間を定めて実施!長期に渡ると逆効果!
玄米菜食のマクロビオは、短期間(私の観察によると2~3年位まで)実施するには玄米の排毒効果でデトックス出来健康になる事が出来るが、それ以上長期に渡ると、体から必要なミネラル分も排出し、酵素不足になりかつ、体が酸性になり健康を害する可能性が有ります。長期に渡りマクロビ食を実施し健康がすぐれない方は、こんな可能性も視野に入れて下さい。
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