先日食べ森ガーデンのモデルケースの候補地が見つかったお話をしましたが、その後少し進展が有りました。友人が土地のオーナーさんと交渉して下さり、最初は200~300坪位の広さの土地で実験的に始めてみたらどうかという事で、左右が既存の森に囲まれて、畑にも隣接していない土地が今のところ最初の段階の候補地になっております。
う~ん、なんて素敵な展開になっているのでしょう。実は私も1800坪の土地と聞いた時に、そんなの素人にはいきなり扱えるはずないから、その1/5~1/6位から始めさせて頂くことを提案しようと思っていたので、本当に思った通りの展開になっております。
また一緒に協力してくださる友人が、資金補助をしてくださる団体を新聞や冊子などで探してくれて、NPOだったら補助がでるのが確認してくれました。だから早めにNPOを立ち上げて募集に取りかかりませんか?というメッセージをくれました。
フフフ、宝地図に書いて有る事が現実化してきています。やっぱり宝地図凄いです!皆様も是非宝地図を作ってみて下さい。思いが現実化する時間が早くなる効果があると思います。
宝地図の作り方は、こちらのサイトからご覧いただけます。
それにしても、夏休みなので昼休みも子供たちのランチの用意をしなくてはならないので、中々edible forest gardensのHPの翻訳作業も進みませんが、また少しだけ進めてみましたので、ご紹介いたします。
生態系
食べ森ガーデンは森の生態系の機能と構造を模倣し、多様な収穫物と、高い収穫率が得られ、自己保全性がある健全な生態系を持つように作りこまれます。それをデザインする為には、森の生態系やその意味合いを理解する事がとても重要です。次の4つの点が森の生態系の鍵になります。
1、コミュニィティー構築
2、生態系の社会的構造
3、地下の循環的な構造
4、経時的なコミュニティの変化と、その継承
この4つの点がそれぞれガーデンのデザインに影響を与える例について以下に簡単に述べてみます。
構築
一般的な森のガーデニングの知識とは反対に、森ガーデンのデザイン構築では、植生層では構築の様相が最も重要な事です。土壌の水平的な構造、植生のパターン、植生の多様性、コミュニィティの多様性もまた重要です。これら5つのコミュニティ構築要素が収量、植物の健康、害虫、病気の力学、メインテナンスの必要性コミュニティ全体の特徴に影響します。
例えば、森の植生の多様性、つまり独立した植物の種族の多様性の事で、我々はそれを「デコボコな肌触り」と呼んでいますが、それは鳥、昆虫の数と多様性を増し、害虫の数のバランスも取ります。自然の中で植物たちの様相がどのようになっているか?何故そうなっているか?多様な生態系の機能に多種の植物が影響しているか?について学ぶことは食べ森ガーデナー達にとても偉大な知恵袋となるでしょう。
社会的な構造
ユニークな本然的なニーズ、物理的な構造、森の動きや森の生物の適応した戦略が、近接した環境や無機的な環境との相互作用を決定します。それらは、それぞれの生き物がコミュニティの中でどんな役割をするかにも左右します。食物連鎖はそれぞれの種の特性から生じるコミュニティ構造の一つの鍵です。生物たちは競争を最小にする様々な種類の共同体あるいは、相互に支え合うネットワークを構築ます。
食べ森ガーデンをデザインする時には、私たちがそれを知っているかどうかに関わらず、食物連鎖や共同体構造を創れるような植物や動物を選択します。我々はこれらの構造を意識的にデザインするべきです。そうする事で、健全で自己保持できる生産性の高い食べ森ガーデンを作れる可能性が最大になります。例えば、自然の森の食物連鎖により太陽エネルギーが最大限に取り入れられると、腐朽に行きつきます。食べられたり、薬用として使えるキノコを育てる事によって、私達はこのエネルギーの一部を利用する事が出来ます。キノコは日陰で良く育ちますから。
異なった光耐性をもつ植物を多層の植生に分けることで、資源分割共同体をデザインする事が出来ます。多層の植生とは、例えばピーカンナッツやヒッコーリ等の直根型の木とリンゴやナシなどの根が浅く張るタイプの木を合わせて植生させる事です。生育のシーズンを通して花粉媒介者や昆虫の捕食者が、甘露源を得られるように相互援助が出来る共同体を構築する事が出来ます。生態系の共同体構造を洞察する事は、農業生態学の多くの側面からの研究同様に、食べ森ガーデンのデザインの、明確な方向性を示唆してくれます。
地下経済
自然の中の「地下経済」の仕組みは謎めいていますが、生態系の力学は、全ての地上のコミュニティの働きが原則となっています。自己維持型の土壌力の解剖学とはなんでしょうか?どうやって植物の根が環境の中でお互いに作用しあっているのでしょうか?微生物やその他の生物は食べ森ガーデンの中でどのような役割を担っているのか?どのようにそれらは相互作用しているのか?
植物は自然のエコシステムの中で、自己維持型の土壌を作る為に重要な構成要素です。植物は最初に土壌から栄養分を吸い上げ、植物のネットワークシステム、土壌の有機物質、土壌微生物、を活性化します。また、集められ、濃縮された土壌粒子や栄養素を保守的に循環させます。
多年草を維持する事はこのプロセスを大いに助けます。例えばコンフリーの様な動的蓄積植物は葉肉の部分に選択的にミネラルの栄養分を高濃度で蓄積し、毎秋表土にそれを加えます。ポスト石油時代に入ったら、自己維持型の肥料の仕組みへの理解は温帯気候での食べ森ガーデンを成功させる為にますます重要になって行くでしょう。
樹木やハーブの根の力学への理解はどうやって食べもりガーデンをデザインし、管理して行くか学ぶ為にとても重要です。どんなパターンで根が育ち、その理由や時期はいつか?大多数の木の根っこは上面から2~3フィート地中に成長します。果樹のほんの少しの割合の根が
地中に深く入り込めば入り込む程、根が浅いシステムに較べてコンスタントに果実を実らせ、害虫や病気に抵抗性があり、より効果的に、長く生きていけます。植生する前に土地の準備をする事はとても価値のある事です。根のシステムの理解は植物の種の選択や複数の栽培デザインの具体的な根拠となります。
土壌生物は森や庭の生態系の中で、数多くの重要な機能を担っていますが、私達はそれらの共同体や働きを軽率な行動により簡単に分裂させる事が出来ます。幸運な事に、マルチを使ったり土壌をそのままにしておくことが、基礎的な森のガーデニングの原則は、私たちの小さな友達が必要とするいわば良質な不耕起の環境を与えます。しかしながら、よい土壌の準備はその上に全てを違ったものにします。例えば、圧縮されたり、水はけの悪い土壌は著しく健全な土壌の食物連鎖網や健全な食べ森ガーデンの発達を妨げます。土壌の食物連鎖を理解するこはどうやって健全な菌根きのこの群生を健全に管理するか、どうやって窒素固定植物が実際に土壌の形成の仕事をしているかについて洞察を与えます。
(つづく)
う~ん、なんて素敵な展開になっているのでしょう。実は私も1800坪の土地と聞いた時に、そんなの素人にはいきなり扱えるはずないから、その1/5~1/6位から始めさせて頂くことを提案しようと思っていたので、本当に思った通りの展開になっております。
また一緒に協力してくださる友人が、資金補助をしてくださる団体を新聞や冊子などで探してくれて、NPOだったら補助がでるのが確認してくれました。だから早めにNPOを立ち上げて募集に取りかかりませんか?というメッセージをくれました。
フフフ、宝地図に書いて有る事が現実化してきています。やっぱり宝地図凄いです!皆様も是非宝地図を作ってみて下さい。思いが現実化する時間が早くなる効果があると思います。
宝地図の作り方は、こちらのサイトからご覧いただけます。
それにしても、夏休みなので昼休みも子供たちのランチの用意をしなくてはならないので、中々edible forest gardensのHPの翻訳作業も進みませんが、また少しだけ進めてみましたので、ご紹介いたします。
生態系
食べ森ガーデンは森の生態系の機能と構造を模倣し、多様な収穫物と、高い収穫率が得られ、自己保全性がある健全な生態系を持つように作りこまれます。それをデザインする為には、森の生態系やその意味合いを理解する事がとても重要です。次の4つの点が森の生態系の鍵になります。
1、コミュニィティー構築
2、生態系の社会的構造
3、地下の循環的な構造
4、経時的なコミュニティの変化と、その継承
この4つの点がそれぞれガーデンのデザインに影響を与える例について以下に簡単に述べてみます。
構築
一般的な森のガーデニングの知識とは反対に、森ガーデンのデザイン構築では、植生層では構築の様相が最も重要な事です。土壌の水平的な構造、植生のパターン、植生の多様性、コミュニィティの多様性もまた重要です。これら5つのコミュニティ構築要素が収量、植物の健康、害虫、病気の力学、メインテナンスの必要性コミュニティ全体の特徴に影響します。
例えば、森の植生の多様性、つまり独立した植物の種族の多様性の事で、我々はそれを「デコボコな肌触り」と呼んでいますが、それは鳥、昆虫の数と多様性を増し、害虫の数のバランスも取ります。自然の中で植物たちの様相がどのようになっているか?何故そうなっているか?多様な生態系の機能に多種の植物が影響しているか?について学ぶことは食べ森ガーデナー達にとても偉大な知恵袋となるでしょう。
社会的な構造
ユニークな本然的なニーズ、物理的な構造、森の動きや森の生物の適応した戦略が、近接した環境や無機的な環境との相互作用を決定します。それらは、それぞれの生き物がコミュニティの中でどんな役割をするかにも左右します。食物連鎖はそれぞれの種の特性から生じるコミュニティ構造の一つの鍵です。生物たちは競争を最小にする様々な種類の共同体あるいは、相互に支え合うネットワークを構築ます。
食べ森ガーデンをデザインする時には、私たちがそれを知っているかどうかに関わらず、食物連鎖や共同体構造を創れるような植物や動物を選択します。我々はこれらの構造を意識的にデザインするべきです。そうする事で、健全で自己保持できる生産性の高い食べ森ガーデンを作れる可能性が最大になります。例えば、自然の森の食物連鎖により太陽エネルギーが最大限に取り入れられると、腐朽に行きつきます。食べられたり、薬用として使えるキノコを育てる事によって、私達はこのエネルギーの一部を利用する事が出来ます。キノコは日陰で良く育ちますから。
異なった光耐性をもつ植物を多層の植生に分けることで、資源分割共同体をデザインする事が出来ます。多層の植生とは、例えばピーカンナッツやヒッコーリ等の直根型の木とリンゴやナシなどの根が浅く張るタイプの木を合わせて植生させる事です。生育のシーズンを通して花粉媒介者や昆虫の捕食者が、甘露源を得られるように相互援助が出来る共同体を構築する事が出来ます。生態系の共同体構造を洞察する事は、農業生態学の多くの側面からの研究同様に、食べ森ガーデンのデザインの、明確な方向性を示唆してくれます。
地下経済
自然の中の「地下経済」の仕組みは謎めいていますが、生態系の力学は、全ての地上のコミュニティの働きが原則となっています。自己維持型の土壌力の解剖学とはなんでしょうか?どうやって植物の根が環境の中でお互いに作用しあっているのでしょうか?微生物やその他の生物は食べ森ガーデンの中でどのような役割を担っているのか?どのようにそれらは相互作用しているのか?
植物は自然のエコシステムの中で、自己維持型の土壌を作る為に重要な構成要素です。植物は最初に土壌から栄養分を吸い上げ、植物のネットワークシステム、土壌の有機物質、土壌微生物、を活性化します。また、集められ、濃縮された土壌粒子や栄養素を保守的に循環させます。
多年草を維持する事はこのプロセスを大いに助けます。例えばコンフリーの様な動的蓄積植物は葉肉の部分に選択的にミネラルの栄養分を高濃度で蓄積し、毎秋表土にそれを加えます。ポスト石油時代に入ったら、自己維持型の肥料の仕組みへの理解は温帯気候での食べ森ガーデンを成功させる為にますます重要になって行くでしょう。
樹木やハーブの根の力学への理解はどうやって食べもりガーデンをデザインし、管理して行くか学ぶ為にとても重要です。どんなパターンで根が育ち、その理由や時期はいつか?大多数の木の根っこは上面から2~3フィート地中に成長します。果樹のほんの少しの割合の根が
地中に深く入り込めば入り込む程、根が浅いシステムに較べてコンスタントに果実を実らせ、害虫や病気に抵抗性があり、より効果的に、長く生きていけます。植生する前に土地の準備をする事はとても価値のある事です。根のシステムの理解は植物の種の選択や複数の栽培デザインの具体的な根拠となります。
土壌生物は森や庭の生態系の中で、数多くの重要な機能を担っていますが、私達はそれらの共同体や働きを軽率な行動により簡単に分裂させる事が出来ます。幸運な事に、マルチを使ったり土壌をそのままにしておくことが、基礎的な森のガーデニングの原則は、私たちの小さな友達が必要とするいわば良質な不耕起の環境を与えます。しかしながら、よい土壌の準備はその上に全てを違ったものにします。例えば、圧縮されたり、水はけの悪い土壌は著しく健全な土壌の食物連鎖網や健全な食べ森ガーデンの発達を妨げます。土壌の食物連鎖を理解するこはどうやって健全な菌根きのこの群生を健全に管理するか、どうやって窒素固定植物が実際に土壌の形成の仕事をしているかについて洞察を与えます。
(つづく)