Quantcast
Channel: スピ系歯医者の心身リセットラボ
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1787

アルフレッド・アドラーが一番言いたかった事?!

$
0
0

おはようございます♪

週末に「勇気の心理学アルフレッド・アドラーが1時間でわかる本」
という本をコンビニで買って、移動中の電車の中で読みました。本のタイトル通り、読み物の内容としては、確かに1時間分位かなと思いました。ただ要点ががまとめてある参考書みたいな感じでしたので、アドラー心理学関連の本を以前読まれた事がある方にとっては、要点を拾うおさらいの意味では良いかもしれません。またアルフレッド・アドラーが一番言いたかった事が何だったかが、分かりました。

では、アドラー心理学の最重要コンセプトは何だったか?

それは「共同体感覚」です

共同体感覚とは、アドラーの言葉を借りるならば、「仲間の人間に関心を持つこと、全体の一部になること、人類の福利に出来るだけ貢献すること。」を基礎にする態度です。

それでは、アドラーが言う貢献すべき共同体とは具体的に何を指すのでしょうか?家族や企業。地域コミュニティ、或いは国家、人類それとも地球でしょうか?いずれもイエスだそうで、共同体にはそれを包括するさらなる上位の共同体があり、これを上へ上へとたどって行くと「全人類の理想的な共同体」に行き着き、アドラーはその範囲を宇宙まで広げたそうで、こう言っています。

「共同体感覚は、ニュアンスを違えたり、制限を受けたり拡大されたりしながら、生涯続いていき、機会に恵まれれば家族のメンバーだけでなく、一族や民族や全人類にまで、広がりさえする。さらにそれはそういう限界を超え、動植物や他の無生物にまで、遂にはまさに遠く宇宙にまで広がることさえある。」

アドラーはこのように、共同体感覚の範囲を宇宙にまで広げていたそうです。

「私的理論を捨てて、コモンセンスをベースに宇宙までも広がる共同体に貢献する。そうすれば共同体感覚を得られるだろう。」byアルフレッド・アドラー

自分の利益のみを目標にして追求する態度を改め、自分が共同体の一部だと認識し、私的理論を優先させたライフスタイルを、コモンセンスに基づいたライフスタイルを変える!共同体の利益に反するようなライフスタイルを持つ人は、これらに気づき、そして勇気を持ってライフスタイルを変える。その上で、社会との適切な関係を再構築する。この考え方は、スティーブン・コヴィーが提唱した「7つの習慣」の中の影響の輪の話と一致します。(7つの習慣の源流となる考え方はアドラー心理学だと言われています。)


影響の輪の話

(Flanklin Planerさんから一部抜粋)

影響できないことばかりに意識や行動を振り向けていると、ネガティブな思考回路に陥ってしまったり、今すべきことに意識が向きにくかったりするために、具体的な行動を起こすことが減ってしまい、徐々に自分が影響を及ぼす範囲がせまくなってしまいます。つまり、影響の輪が小さくなってしまいます。
主体的な人はエネルギーを影響の輪の中にあることに集中することができるために、なんらかの結果を出すことができます。そして、その結果によって、問題が改善したり、目標に向かって前進したりすることができるために、少しずつ、影響を及ぼす範囲が広くなっていきます。つまり、影響の輪が大きくなっていきます。

元大統領のリンカーンも次のように語っています。

続きはこちらから

という事で、勇気を持ってライフスタイルを変え、共同体感覚を持ち共同体に貢献する。そして、影響の輪を広げるよう!と、アドラー心理学はは私たちが宇宙と調和する方法を提唱してくれていたのですね♪

アドラー心理学でいう共同体感覚についてこちらのページで詳しくまとめて下さっています。是非お目通しを!

(一部転載)

共  同  体  感  覚
 
1 アドラー心理学は「劣等感」の心理学では ない 

 共同体感覚とはアドラー心理学でもっとも大事なキー概念の一つです。よくアドラー心理学のこ とを「劣等感の心理学」と記述してあることがありますが、これはある意味で嘘です。  

 現代のアドラー心理学では劣等感は重視されていません。(劣等感という概念と言葉がアドラー によって創り出されたのは間違いないですが。)  

 創始者のアドラーですら劣等感については重視していませんでした。 

 第一次世界大戦に従軍して帰ってきたアドラーは友人や学生たちの前で「今日の世界が主に欲し ているものは共同体感覚であると思われる。」と言っています。(「現代アドラー心理学」マナスター/コルシーニ著より) 


2 フロイト派の主張 

 なぜ、「アドラー心理学は劣等感の心理学」という誤解が今も続いているのでしょうか? 

 それは初期のアドラー(フロイトの研究仲間だったころ)が劣等感のことを主張していたからで す。  

 フロイトと別れた後のアドラーがどれほど理論と実践を発展させたか知らない(知ろうとしな い)フロイト派精神分析の人たちが言っているだけ、と言われています。  

 私の知っているアドラー心理学は「共同体感覚の心理学」です。 




続きはこちらから♪

良い1日をお過ごしくださいませ!

Viewing all articles
Browse latest Browse all 1787

Trending Articles