Quantcast
Channel: スピ系歯医者の心身リセットラボ
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1787

変容コーチング♪私の場合2

$
0
0

おはようございます♪

お待たせいたしました!(誰も待ってないって・・笑)前回の記事で「NLPプロコーチング」のプログラムを受けて変容出来た!と、お話しましたが、今日はどういう体験をしたのかについて少しシェアしたいと思います。

さて、時はプログラムの最終日の1日前に遡ります。その日の前日、娘が私に「明日は部活の朝練だから起こして欲しい!」と言っていました。(もういい加減に一人で起きるように教育せい!と、お叱りを受けそうですが・・まあ、ここはちょっと多目に見て下さい。)しかしながら、次の朝私は運悪く、娘が起こして欲しい時間よりも15分寝坊してしまい、当然起こすのも遅くなってしまいました。

さあ~て、こうなると、次はどんなことが起きるか予想がつくでしょか?

大変恥ずかしい事ですが、我が家の2階は修羅場と化します。
娘が「おまえのせいで遅くなったんだから車で送れ~!」と言えば、
私も「15分遅れたのを人のせいにしないで自分で責任を引き受け、一人で行きなさい!」と、突っぱねる。そしてその朝のクライマックスは娘が「●●ば●あ~、間に合わない~」と、ものすごい形相で玄関を出た直後!

ガッチャ~ン!!

という大きな金属音に驚いて玄関を開けてみると、母のお気に入りのプロバンス風の門扉の片方が外れて無残にも横倒しになっているでは有りませんか。

それを見て、どんな気持ちになったか大体の所は分かるでしょか?

そりゃもう「もうお母さん止めたい~。」、「子供なんていらない。」、「この世から消えちゃいたい~。」等とまあ~、こんな思いを巡らせました。

でもね、これは娘の名誉の為にお話しますが、こんな事態になった背景には私の母としての至らなさが有る訳で、決して彼女のせいでは有りません。
というのも、娘が小学校の低学年の時に、長男と先の尖ったおもちゃ(何でそんなものが家に有るんだ~と、また突っ込まれそうですが・・汗)の取り合いをしていて、息子の目の脇に怪我をさせてしまった事件が有りました。もう少しずれていれば、眼球を傷つけていたと思います。

その時私はその状況のみに囚われてしまい、「あなたは人に対する思いやりのかけらもない!」と、一方的に娘の事を責めました。そしてそれ以来母の中でその気持ちが解除出来ずにいました。娘にしてみれば、今まで味方だと思っていた母親が突然話も聞かずに、敵になり、一人、孤独で寂しくて怖かったと思います。「怖かったよね、ごめんね。」

そしてそこを境に娘と長男、母親との溝が徐々に深まり、関係性にもひびが入り偏りが生じました。子供との関係性はすべてこうして私が作り出しているものです。これは全ての対人関係においても当てはまる法則だと思います。

でもね、原因が自分に有ると分かってはいても、現実には反抗的な子供の態度を目の当たりにすると、どうしても感情が高ぶり、同じように声を荒げてしまうこともしばしば。毎日毎日言い争いをした後に、これじゃいけない!どうにかしなきゃ・・と、自分なりには努力をしてみました。でもやっぱり同じことの繰り返し。

おっと、ちょっとサッピーな身の上話を語り過ぎましたね(笑)

ともかくそういう訳でその日は「消えちゃいたい」ような最悪の気分でコーチングのプログラムに参加したのです。そうは言っても、プログラムに参加している以上、相手の方にご迷惑をかけないようにワークをしなくてはなりません。その日の最初のワークは「新しい行動や習慣を作り出す」でした。私はそのワークで、「子供との関係性」という課題を取り扱う事にしました。

具体的には、子供が反抗的な態度に出てもこちらは冷静に対処し会話が出来るようになる事がゴールです。このワークでは、そのゴールを映像化しこれで大丈夫!と思えるまで何度も何度も疑似体験します。

で、ワークの結果どうだったか?

上手く行動できる自信は全くつきませんでした。

勿論、「イメージの中で何度も疑似体験する」というこの方法は場合によってはとても有効だと思います。受講生の中には朝5時に起きると設定し、それ以降きちんと起きられていると言う方もいらっしゃいました。

では何故私の場合新しい行動が出来なかったのか?それは、強い情動が伴う行動なので、表面的な行動ベースで変化を起こそうとしても中々上手く行かなかったのです。

勿論ここ数年、その強い情動をコントロールする為に、自分なりに色々チャレンジしては来ました。例えば、それ系の本を読み漁る。呼吸法や瞑想。或いは、自分自身と親との関係性を見直す為に、催眠で過去に退行し幼児期の経験を再体験したり、場合によっては前世に遡ったりも。また、ある時は大天使の力を借りたり、ハイアーセルフや宇宙のエネルギーと繋がったりなんていう事も。

でも、どれもこれも一時的には効果が有ったようにも思うのですが、すぐに忘れてしまいリバウンド。そんな事を繰り返すうちに、時が解決してくれるまで待つしかないかと、思うようになって、早く大きくなって自立して出て行ってくれ~等と思うようになって行きました。本当にひどい母親です。

でも、その日の午後、ステート(状態)の管理のワークで転機が訪れました!

NLPでは、ステート(状態)という事をとても重視します。ステートとは、行動や思考に影響を与える内的な心身の状態の事ですが、今回のプログラムでも細かいテクニックよりもステート管理が最も重要だと言い切っていました。

さて午後のワークでも課題は子供との関係性の改善。ワークを進める中で、コーチ役の方に、「お子さんと向かい合う中で、最もあなたにとって適切な状態だった過去の体験は有りますか?」と聞かれた時に、出産直後に壊れ物を扱うようにおそるおそる、わが子を腕の中に抱いてそのぬくもりを感じながら、「生まれて来てくれてありがとう~」と、ただただ、その子の存在が愛おしかった時の状況が突然鮮明に蘇ってきました。

その瞬間、私はこれでもう何が有っても大丈夫!と、胸の内がジーンとし目頭が熱くなって行く感覚に浸っていました。この状態に「無条件の愛」という名前をつけました。「無条件の愛」のステートをいつでも思い出すために、NLPでは、アンカリングという技術を使いますが、ワークの中でもしっかりそれをやってもらいいつでも「無条件の愛」のステートに入れるようになりました。

さて、その後子供との関係性はどうなったかって?

私は相変わらず昨日も15分遅く起床。(新しい行動を身に着けるワークが必要ですね・・笑)
子供は相変わらず「遅い、お前のせいだ!」と、パニック。でも、私は「無条件の愛」のステートに居ますから、あの時の愛しかったわが子がこんなにも大きくなってくれてとても頼もしく楽しい気持ちになっています。息子のお弁当を作りながら、笑顔で「う~ん、じゃあ母が、息子のお弁当を作りつつ、娘の事を車で送って行っても時間に間に合うような方法を考えてよ~。」と、提案したら娘が「じゃあ私卵焼き焼いておくから他の事準備しておいて!」と言ってくれました。お蔭で、予定より早くお弁当が完成したので、娘の事も学校に無事送って行く事が出来ました。

まあ、この話「子供を甘やかすな」と、突っ込みどころも有りますが、是非ステート一つで天地がひっくり返った様に、状況がこんなにも変わるんだという一つの例として使って頂けると嬉しいです。

それでは、よい週末をお過ごしくださいませ♪














Viewing all articles
Browse latest Browse all 1787

Trending Articles