ママは歯育係16💖(自然に治る受け口どっち?)
歯育係の皆様毎日お疲れ様です♪
Q:それでは今日は
復習の意味でこちらの問題からどうぞ♪
お子さんが反対咬合になった時
自然治癒する確率が高い方は
AとBのどちらでしょうか?
♠A
♠B
ちょっとやさしかったかな〜
答えはAです!
乳歯の反対咬合の自然治癒の条件は
1、反対になっている噛み合わせが乳歯の
犬歯まで行っていないこと。
2、噛み合わせが比較的浅いこと
3、舌の使い方が悪くないこと
などの条件があげられると思います。
Aの症例は6ヶ月くらいしたら
反対咬合が治癒しました〜
上が術前、下が6ヶ月後
Bの症例は舌の位置が下あごに落ちていたので、
上顎の拡大装置と
舌を挙上する器具をつけて改善させました〜
反対咬合の治療には舌の位置がとても大切です
舌の位置を改善するだけで反対咬合が治癒する
ケースもあります♪
(以下の装置は舌を上に付けるように
筋トレするムーシールドという装置です。)
♠C;舌の訓練装置だけで治癒したケースです。
左がビフォアー、右がアフター
ムーシールドを夜間使用するだけで治癒しました。
そしてこちらは以下はBのケースのビフォーアフター
BのケースではAのケースとは逆に
1、反対咬合の範囲が乳犬歯にまで及んでいる
2、噛み合わせが深い
3、舌が完全に下あごに落ちてしまっていて
舌ったらず。ラ行、タ行、などの発音が不明瞭
などの特徴があり自然治癒が難しく
また、ムーシルドだけでは中々反応してこなかったので
上のアゴを広げる装置を併用しました。
さて歯育係の皆様、受け口が自然治癒する条件に
ついてここまで大丈夫でしょうか?
そして更にお気付きだと思いますが、
歯並びを良くするためのたった一つのコツは
受け口についても以下の法則が生きています!
それは・・・
舌の位置を含めて
正しく口を閉じることです!
舌が上のアゴに以下の写真のように
くっついた状態で口を閉じていると
舌の形を反映して上アゴが
正常に発育します。
その際舌の真ん中にある
舌小帯という紐が邪魔して
上のアゴに舌がくっつかない
ケースもあります。
そうしたケースでは訓練で
舌小帯を伸ばすか、
外科的に舌小帯を切除する
必要がある場合もありますので
注意深く観察してみて下さいませ。
また、自然治癒しなさそうな受け口は
治療的介入をすると良いかもしれません✨
♠D;反対咬合の矯正治療をしたケース
タイミングよく治療をすると
横顔のラインも変わってきますよ~💖