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Channel: スピ系歯医者の心身リセットラボ
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♠カンジダ対策で一番大切なことは?

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♠カンジダ対策で一番大切なことは?

訪問診療を始めて
以前はやったことがなかった
こんなサンプルを培養しています✨

Q何のサンプルか分かるかな?

はい💖
これはカンジダ菌のサンプルです。。。

高齢になり唾液が少なくなり
自浄作用が弱くなったり
免疫力が弱くなったりすると

健康なときには悪さをしない
カンジダ菌が台頭して
口腔内で暴れ粘膜に
炎症を起こします。

通常はこうしたカンジダ症の
治療にはフロリードゲルなどの
抗真菌剤を使います。

しかしながら、ワーファリンを服用している
場合には相互作用があり使えません。

それに、抗真菌剤を使った所で
一時的にはカンジダの台頭を
抑えられても培地である
口の中の環境が変わらない限り
結局は元の木阿弥になってしまうでしょう。

なので、なるべく口腔内の衛生状態を
良くすることはとても大切です。

そして更に大切なのは、体の方の
環境を整えることです。
 

でも一体環境を整えるとは具体的には
どういうことなのでしょうか?

それはこのカンジダ用の培地の
成分を見ると謎解きが出来るでしょう。

以下はカンジダ菌の培地の組成です。

この成分表によればカンジダは
糖分と酵母エキス、ペプトンを
餌にして増殖します。

酵母エキスは加工食品、お菓子などに
よく使われいます。
そして、ペプトンはタンパク質を消化酵素
で分解したものの総称です。

原材料は、ミルクカゼイン,獣肉,心筋,
ゼラチン,そして 大豆などです。

つまりカンジダの餌は糖分と
アミノ酸と酵母エキスなどです。

そして培地のPHは5.9でかなり
酸性の環境です。

それで。。。

誤解を恐れずに言えばカンジダの
増殖を根本的に抑えるために
やっぱり大切なのは口腔内の環境を
ややアルカリ性にすること。

具体的には唾液のPHを血液のPHと同じ
7.35位にしておけばカンジダが
増殖しにくい環境になります。

そのために大切なのは、
体をアルカリ性にする食品を
たくさん摂取することです。

 

アルカリ性食品とはこれもまた一言で
言えば野菜や果物のことです。

そして逆に穀物、タンパク質
加工食品などの酸性の食品ばかり多く
食べていると唾液や口腔内の環境も
酸性になりカンジダが好む酸性の培地の
PHに近づきます。

ですから、カンジダが繁殖しないように
するためには体をアルカリ性に
してくれる食事を心がければ
良いと思われます✨

参考までに以前作ったフレンズアルカリダイエットの
フードピラミッドをシェアしておきます♪



でもね。。。
カンジダ症を改善するために
口腔内の環境を食事でアルカリ性に

しましょう!なんて言うのは

なんだか注文の多い料理店の
山猫にでもなったような気が
しています。。。😓

ワーファリンなどの薬の相互作用で
抗真菌剤も使えない。。。
食事で唾液をアルカリ性にする!

というのは山猫のたわごと。。。

となると、口腔ケア以外には解決策はないのでしょうか?

実は薬以外にもカンジダ菌の繁殖を
抑制する副作用のない代替的な
方法はあります💖

それについてはまた時間のある時に
でもご紹介致します(^o^)

それでは良い週末をお過ごし下さいませ✨


 


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