【結婚27年目のバレンタインに思うこと♪】
あなたの日々の生活の中にもきっと小さな磔があると思う。
家庭で、職場で、学校で、SNSで感じる痛み。
そんな痛みを感じた時、あなたはどのように対処してるかな？
OSHOは痛みの対処に関してこんな風に言っている。
（OSHO死について ４１の答え：死を人生の最高の贈り物にするより一部抜粋）
「痛みと戦わない！
痛みとは抵抗を意味する。
あなたは何かに抵抗しているにちがいない。
そうして初めて、苦しみがありうる。試してみるがいい。
あなたが十字架にかけられるのはむずかしいだろうが、
日々の小さな磔はある。それでも十分だ。」
そしてOSHOは体の痛みを例に挙げてこう続ける。
「足に痛みがある。あるいは、頭痛がする。
あなたはそのメカニズムを観察したことはないかもしれない。
頭痛があって、あなたは絶えず格闘し、抵抗している。
あなたはそれを望んでいない。それに逆らい、自分を分裂させる。
あなたは頭の中のどこかにいて、頭痛がそこにある。
あなたは頭痛と分離していて、これはこうあるべきでないと主張する。
これが本当の問題なのだ。
一度、戦わないようにしてごらん。頭痛とともに流れ、頭痛になるのだ。
『これが真実だ。コレがこの瞬間の私の頭の状態で、
この瞬間に出来ることは何もない。それはいつか消えるかもしれないが、
この瞬間、頭痛はそこにある』と言いなさい。
抵抗しないように、それが起こるにまかせ、それと一つになるのだ。
自分をそこから切り離すのではなく、その中へと流れてごらん。
そうすれば、突如として、あなたが知らなかった新しい種類の
幸福が湧き上がってくるだろう。
抵抗する人がいないとき、頭痛さえも痛くない。
戦いが痛みを生み出す。痛みとは常に、痛みに対する戦いを意味するー
それこそが、ほんとうの痛みなのだ。
頭痛がするとき、試してごらん。身体が病んでいるとき、試してごらん。
あなたに痛みがあるとき、試してみなさい。ただそれと流れるのだ。
一度、もしまかせることができれば、あなたは生のもっとも深遠な秘密の一つー
痛みとともに流れれば、痛みは消えるーに至るだろう。
そしてもし、トータルに流れることができれば、痛みは幸福になる。」
（引用終了）
私達は日々の生活の中で身体の痛みだけでなく
様々な心の痛みを経験している。
私も先日職場で誤解から（？）、歯科医師失格の引導を渡された
ような気分になって非常に怒り（痛み）を感じたことがあった。
帰宅後家事をしていても、お気に入りの音楽を聴いても弾いても
どうにもそれは収まらず、胸のうちでメラメラと音を立て燃えていた
普段職場では、「自分は瞑想者だ！感情は自分ではない！」
「怒り（痛み）は意識の力で照らしながら仕事をする！」などと
自分に言い聞かせながら頑張ってきた。
だけど、今回心の奥底では火種がくすぶり、ずっと抑圧されていた
怒りがボーンと爆発して、火の手が上がっちゃったのね
正直自分でも「こんなにまだ心の中に怒りが溜まっていた！！」
ことに驚きました・・・
だからその時は「ひと晩かけてでも良いからこの怒り（痛み）の
炎を意識の光で消そう！」と夜中じゅうずっと瞑想してみたの（笑）
でも、不思議な事に怒り（痛み）を消そうとすればするほど
その炎は大きくなって行っちゃったのね・・・
それはまるで山火事の時に強い風が吹いて枯れ葉同士が
ぶつかって火が広がって行く時みたいだったな～
それから随分時間もたって、夜も白み始めて来ちゃったから・・・
さすがの私も「もう良いや～今日はこの怒り（痛み）とともに
職場に行って仕事をしよう！」そう、両手を挙げて抵抗するのを
やめた途端・・・
胸のあたりから「じわ～」っと太陽に照らされたような
暖かさを感じて怒り（痛み）の炎がその暖かさの中に
ゆっくりと溶けていくのを感じたの。
その途端私の中の痛みに対する抵抗が全て溶け
自然に涙がとどめなく流れてきたの（多分鼻水も・・・
）
結局「太陽と北風の物語」じゃないけど旅人の
コートを脱がすチャレンジで、北風は抵抗を生んだけど、
太陽はそうでなかったのと全くおなじだったな～
でもね、OSHOも言っているけど普段瞑想をしている時には
本当の自分の姿は「気付きの意識」であることは
十分解っているはずだと思っていたんだけど・・・
こうして外部で磔にあうと、まだまだ自分が
「怒り」「痛み」「苦しみ」そのものになってハイジャックが
起きちゃうんだな～と感じたよ・・・
それから、ここでちょっと感覚を研ぎ澄ませ注意したた方が
良いなって思うのが、外部の人などに反応したときに
人間の心で感じる「好き」「幸せ」「愛してる」
「満たされてる」という気持ちとの同一化だな・・・
一見これは何も問題ないように思えるかもしれないけど、
外部の人などに感じた幸せはやってきては去っていく。。。
俳優の故宮尾すすむさんが４７歳の若さで
急逝した奥さんに対して「妻は自分に最大の幸せと悲しみを残した」
と言ってたのが妙に記憶に残っている。
ちょうどその時は結婚３ヶ月前だったからね。
で、それを聴いて幸せな結婚生活を送れば送るほど
相方が去った時の悲しみが大きいのだな～という
結婚生活の末路を別角度から見せてもらった気がしたな。。。
そうであれば、結婚生活の幸福度は程々の方が
最後の悲しみが小さくていいか～！などとも思った記憶もある。。。
幸せをパートナーの存在に依存していればいるほど
その人が亡くなった時の悲しみはより大きくなる・・・
現状、我が家ではお互い、万人に共通の人類愛しか残っていないので
仮に片方が先に逝ったとしても気持ちよく送り出せそう💓
そういう意味では平穏な結婚生活とも言えるんじゃないかな・・・
これが結婚生活２７年目のバレンタインデーに感じている正直な気持ち（笑）
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