さて、ラマダン方式のドライファスティングの
不食人体実験を始めて1カ月が経ちました。
ここまで食欲も抑えられこむら返りや筋力の低下
手の震え、耳鳴りなどの体の不調もなく頭もクリア!
とても穏やかで平和な日々を過ごせています。
水断食やジュース断食を3週間~2カ月続けた時に
比べて本当に快適で自分にはこの方式が
とても合っています💓
(まあ、いまだに超能力者になる気配はありませんが、
でも超能力者になりたいとも思わなくなって来ました(笑)
これもドライファスティングの効果かな?)
なので、もうしばらくこの生活を続けてみようと
思うのですが、なぜドライファスティングには
この様な効果があるのでしょうか?
今回はドライファスティングが脳や心に良い理由を
シェアしたいと思います♪
その理由は以下の脳の機能を維持する神経栄養因子と
呼ばれる物質や幸せホルモンが大きく増加するからです。
1、脳由来神経栄養因子BDNFが増加
2、神経成長因子NGFが増加
3、幸せホルモンセロトニンが増加
では、なんだかややこしいBDNF、NGFって何なんでしょうか?
これらは私たちの神経を養う神経栄養因子と呼ばれる
脳内などで合成されるたんぱく質です。
自らの神経細胞 を養うこれらのたんぱく質は脳内などで作られ
いわば自給自足のシステムが成り立っています。
こうした神経栄養因子は、加齢、うつ病、アルツハイマー病などで
低下するという事が明らかになっていて、
アルツハイマーの治療に応用しようという研究もなされています。
しかしながら神経栄養因子はたんぱく質のため
脳血液関門を通過できないので中々治療としての
応用するのは難しいと言われています。
それでも、リスクを承知でマウスの神経成長因子NGFを
直接脳内に注入しアルツハイマー病の改善がなされたという
実験の報告もあります。
※BDNFは血液脳関門を通過するという意見もあります。
でも、そんなリスクを冒さなくてもお金をかけなくても
もっと簡単に神経栄養因子が増える方法があります。
それが、ラマダン方式のドライファスティングです✨
日中日の出から日没の間30日間ラマダン方式のドライファスティングをした
22名の女性の術前、断食14日目、断食29日目の
BDNF、NGF、セロトニン、ドーパミンの濃度を調べた研究結果によれば、
以下の結果が出ております✨
断食開始後29日目にBDNF43%増。
幸せホルモンのセロトニン47%増は
すごい増加量ですよね~✨
また神経成長因子NGFも断食29日目に23%増。
しかしながらドーパミンに関しては29日目に
8%増とわずかに増えたが、研究では
ドーパミンの増量は無かったと結論付けています。
しかもドライ断食はお金もかかりません。
またBDNFが増加すると食欲が抑制されるので、
他の断食と比べて食欲のコントールが
非常にやりやすい断食だと思います☺
また、神経栄養因子は加齢やうつ、アルツハイマー病の
患者で低下することが分かっていますが、今回は特に
【BDNFの機能性】 についてご紹介しておきます。
これまでの研究によって、BDNFが脳内で増加すると、
以下のような機能、または、生存能の増強が
生じる事が分かっています。
【BDNFの機能性】
①記憶力が向上する
②うつ病が予防、または改善される(気力の向上)
③糖・脂質代謝が改善する(インスリン感受性、糖尿病の 改善)
④食欲を抑制する(過食や肥満の抑制)
⑤脳卒中による脳傷害、および、後遺症が低減する
⑥慢性疼痛を抑制する
⑦網膜を保護し、視力を増強する
⑧脳卒中後の運動機能(熟練行動)の回復を促進する
逆に、脳内BDNFが低下すると、
①記憶力が低下する
②うつ症状を呈し、気力が低下する
③不安(攻撃性)が増す
④肥満、過食、メタボリックシンドロームをもたらす
⑤寿命を短縮させる
⑥虚血後の脳梗塞体積が増加する
独断と偏見のまとめ
ラマダン方式のドライファスティングは
神経栄養因子である神経成長因子NGFや
脳由来神経栄養因子BDNFを増やして
脳の若返りと再構築を促します。
またBDNFが増加するのでドライ断食は食欲の
コントロールがしやすい断食ですし、
その他素晴らしい健康効果があります。
脳の機能増進、脳力開発だけでなく、
認知症やうつ病の予防などにも効果的なので
ご興味ある方はドライファスティングを
試してみてはいかがでしょうか?
最初は12時間位からスタートするのが良いかもしれませんね。
本日は最後までお読みいただきありがとうございました💓
この後も素敵なお時間をお過ごしくださいませ✨
https://www.jstage.jst.go.jp/article/kagakutoseibutsu1962/29/10/29_10_640/_pdf