おはようございます♪
(写真は最近書いている「うさぎと楽しむ今どきの悟り方」
に出て来る、仙うさぎ白虎のキャラクターイメージ🐰)
さて、あなたは今朝の起床時にはどんな思いが湧いてきましたか?
「もう少しお布団にもぐって居たい。」とか
「あ~あ、今日も仕事か…行きたくないな~」
なんて思った方もいらっしゃるかもしれません。
それ、全然問題ありません!
むしろ朝一番のその気持ちに気付けば
それに気づいている『私』を探し出せます。
『私』が見つかれば『私』を溶かす
チャンス到来です!
目覚めた瞬間にこうした思考をするように
プログラムされた『私』を溶かすと
何が起こるのか?
知りたくはありませんか?
今後もこちらで日常生活の中で『私』を溶かす
ことが出来るようになるホールネスワークについて
モナ王子の物語の中でご紹介します。
ご興味がある方は『私』を溶かした先の
景色を見に行ってみて下さいませ✨
という事で今日の所は、「うさぎと楽しむ今どきの悟り方」
シリーズの記事もご参考にしながら、朝目覚めた瞬間の
『心の声』と『私』の場所と大きさ、形
感覚の質などを観察してみて下さいませ🌷
さて、今日の物語では本当の『私』とは何者か?
その答えに行きついたモナ王子の気づきを綴ります🐰
本当のところ『私』とは何者か?
「ここまで、三つの私を発見してきたが、やってみてどうじゃ?」
「そうですね、僕は侍女の様にバカで愚図じゃないし、訳の分からない事は言わない。それに、足も速いし機敏なステップを踏めて、運動神経も抜群。だから、侍女とは別個の存在だという感覚でいました。でも、そう感じている『僕(私)』がどこにいるのか?を探究した時に、まさか物理的な空間にある特定のちっぽけな感覚に、無意識につながっていたなんて想像もしていませんでした。
一つ目の『僕』は額にある黒い砲丸みたいな感覚、2つ目の『僕』は頭のちょっと上の方に浮かぶ円盤みたいな感覚、3番目の『僕』は2番目の『僕』よりもうちょっと上で、サッカーボール大の雲みたいな感覚でした。でもこれは本当に僕の本体なのでしょうか?」
「良いところに気付いたのう。そうなんじゃ本当の『私』は、空間にある特定のちっぽけな感覚なんかじゃないんじゃ。これから本当の『私』に気付く体験をしてみるぞ。」
「本当の『僕(私)』?白虎様、それがどういうことなのか全くイメージが付きません。」
「その体験をするには全身に広がる気づきの意識のエネルギーと、体の外の空間にも継ぎ目なく広がる気づきの意識のエネルギーの流れを、気功で感じる体験がとても役立つんじゃ。気づきの意識とは生命エネルギーそのもので、気やマナ、プラーナ等とも呼ばれんじゃ。」
「気を感じるのですね。ドラゴンボールで『カメハメハ~』って言いながら手に気を集めているイメージと同じですか?」
「モナ王子、その通りじゃよ。まず手の指先に意識を集中するんじゃ。その時に指先を開いて離しておくことがとても大切じゃ。そうしないと手の指先に流れて来るエネルギーには気付くことは出来んからな。手を固く握りしめているとエネルギーを受け取れないんじゃよ。」
「はい!やってみます。お~指先がピリピリしてきている感覚があります。」
「その調子で、体の全身に流れる気のエネルギーに気付くんじゃ。そして、その気のエネルギーは体の周囲の空間に、継ぎ目なく広がっていることにも気付くのじゃ。」
モナ王子はラビットポーズを取りながら、静止した。
「白虎様、私の全身と周囲の空間に継ぎ目もなく気のエネルギーが広がっているのを感じます。そして腕を動かすことで、体の周囲と継ぎ目ないエネルギーが一緒に動いている事も感じます。」
「そうじゃ、体と周囲の空間は一つで同じものじゃ。素晴らしい気づきじゃ!」
「『私』とは体の内と外の空間の隅々に広がる、境界のない気づきの事ですね。そしてこの気のエネルギーの感覚も気づきと一体です。これは夢を見ている小さな『僕(私)』と夢の構造と似ていますね。夢の世界は小さな『僕私)』の中で起っています。そしてこの世界は本当の『僕(私)』である豊かな気づきの中に全て内包されています。」
「そうじゃ、その通りじゃ。だからこの世界での出来事は豊かな気づきの意識である私が見ている夢とも言えるんじゃ。
「でも、白虎様気づきの意識のフィールドが本当の『私』と気付くことはいわゆる『悟り』と言われるものなのでしょうか?仮にそうだとすると、スピリチャルの本に書いているような瞬間的で劇的なエネルギーの高揚感を伴う『悟り』が訪れた状態とは程遠く、なんだか地味で平凡な日常的な気づきに過ぎないように感じます。これでちゃんと『悟り』の方向へ?進めていますか?」
「もちろん大丈夫じゃよ。最初に話したように『悟り』とは『私』を溶かすことじゃ。だから最終的には『自我を溶かして悟りたい』などと感じている小さな『私』も溶かして行くことになるじゃろう。」
「白虎様『悟り』と言うのは超能力者になったり、クンダリーニのエネルギーが目覚めその後は、高揚した意識状態が永続的に続くなどと思っていましたが、そういう事ではなかったのですね。」
「もちろん中にはそうした境地を説いている、グループもあるかもしれんが、そうした境地と幸福とはまた別ものじゃ。『悟り』とは悩みを作り出す『私』が溶けて無くなり、人生でどんな困難な事が起きてもそれを受容し、そこから学び平穏と愛を感じ、ユーモアを忘れずにいられるような境地に至る事じゃ。幸せのスペクトラムの拡大じゃな」。
「白虎様、僕はこの後『悟りの素晴らしい体験をしたい』そんな風に考えていた『私』を溶かしたいです。」
「それは名案じゃな!このワークは今ここで感じたり、感情的になったりしている反応に対して取り組むのが、サーフィンの波を捉えるのと同じで一番効果的なんじゃ。そのワークには是非取り組んで行くべきじゃな。」
「ところで白虎様、ここまで小さな『私』という収縮した感覚を見つける事が出来ました。そしてその『私』は入れ子の様な構造になっている事も分かりました。また、本当の『私』と言うのはその小さく収縮した感覚ではなく、体の内側と外側の空間に境目なく広がる、豊かな気づきの意識のフィールドである事も体感しました。そして幸福とは悩みを作り出す『私』を溶かすことで実現出来る事も理解しました。では、一体どうやって『私』を溶かしたらいいんでしょうか?」
「それは『私』を溶かしたい。と言う気持ちを溶かす事じゃよ。ほほほ~」
「白虎様、全く仰っている意味が分かりません。」モナ王子は思わず癇癪をおこして、足を揃えて足を「ダン」と鳴らしたのでした。
(続く・・・)
PS
次回はいよいよ『私』を溶かす
レッスンが始まります♪
楽しみにしていてくださいね~(笑)
最後までお読みいただきありがとうございました!
この後も素敵な一日をお過ごしくださいませ!