おはようございます♪
先日知人が胃がんの検診を受けて、「ポリープ潰瘍が7つ出来ていてる」と言われて、ひっかかり、細胞診をしてその結果待ちをここ1週間していました。どうやら、検診をした医師は悪性の可能性が高いとの踏んだのか、結果を聞くときには家族を呼んで、何かあれば大きな病院に紹介するとも言われたそうで、不安な1週間となったそうです。
だけど、結果は悪性のものでは無くシロ。タケプロンとマーズレンSを2週間処方され、2週間後に再度胃カメラを飲みましょうと指示され検査の予約を入れてきたそうです。でも、本人は胃カメラで細胞診をしたのがつらかったので、検査は気乗りはしないそうですが・・・。
だったら検査は受けなければいいじゃない!と、声をあんまり大きく上げて直接忠告しても、良くないかもしれないので、こうして記事にしてまとめてみました。
ところで、その知人が特に検診の前に胃の症状が有ったか?というと、そうではなかったそうです。ではなぜ検診を受けたのか?と、質問した所、「1年に一度は必ず検診を受けているし、受けないと心配だった」そうです。
本当に検診って必要なんでしょうか?
私の友人の医師の方に意見を頂いたので、そのメールをご紹介します。
(以下友人のメールです)
1。まず集団検診をした理由。(何か症状があったのでしょうか?)特になかったのなら、検診すらする必要はなかったと思います。
はっきりいってエビデンスないですから、欧米ではバリウム検査しません。
健診をしていて、「先生、私の年齢でしたら、胃カメラ毎年した方がいいのでしょうか?」と聞かれることが良くあります。
「いえ、特に症状がなければしなくてもいいですよ。」
「じゃあ、何年毎でしょうか?」
「あ、ん。。。症状なければ、特に何年とは決まっていないんですよ。。ごにょごにょ。。」あ~あ。早く近藤先生みたいに、びしっと「バリウム検査は一切しなくてよろしい」と言えるような立場になりたいです。。涙 いや、以前はとにかく正直に色々言っていたんですけどね。上からかなり圧力がかかりました。(もうその病院は早々やめましたけど。その後は慎重にしています。今の病院は結構正直にお話してもとがめられることはまずないです。でもやっぱり身の程をわきまえたいと思っております。)
http://mitomo.jp/img_server/co_img1/mitomo/file/c54.htm
2。健診は必要ないだけでなく、健診すると危ないです。
医原病というものがあります。医者が死の原因となるものです。
http://blogs.yahoo.co.jp/realmedicine101/27072267.html
(こちらでは西洋医学が死亡原因の第一位と言ってますね。)
http://articles.mercola.com/sites/articles/archive/2000/07/30/doctors-death-part-one.aspx
(JAMAの方が権威ある文献ということで。。)
まあ、どちらにせよ、西洋医療が死亡の原因の多くを占めていることには違いありません。これは何もアメリカに限りません。
http://www5.ocn.ne.jp/~kmatsu/ishagadamasu/185sutoraiki.htm
病院で殺される 船瀬/俊介著(この本読んでいませんが、何となく書かれてあることは想像できます。。)
ともかく、検査、検査とすればするほど、どこかで検査のミス、薬の副作用、などがでてくる可能性が高くなります。医者は絶対ではありません。現に、セカンドオピニオンにいったら全く別の話をされることもあるでしょう。
3。薬の効き目は胃カメラをしなくてもわかります。
もしお母様が症状があって健診をしたのでしたら、その症状がでなくなったか。体の調子が良くなったと感じるか、それだけで効き目は判断できるでしょう。何も2週間後に胃カメラする必要はないです。
もし症状が初めからないのでしたら、薬必要なし。胃カメラももちろん必要なしです。
4。タケプロン短期間で効くのか。
多分効きます。でもこれも抑えているだけですのでねえ~。体にいいとはとても思いませんが。。。
半日ファスティングとノニ、素晴らしいと思います。
胃にはキャベツのジュースや、じゃがいものジュース(生ですよ、もちろん。。)も試してみる価値あるかも。。
以上です!
(メール終了)
また、医療につける薬という著書を書いていらっしゃる岩田健太郎先生はご自身のブログで、こんな事を言っておられます。
「本当に」医者に殺されない47の心得 [心得6] PPIの出しすぎにご用心
世の中、TPPとかAKBとか略語が多くて参っちゃいますよね。
で、医療の世界も略語だらけ、今回はPPIのお話です。
PPIとはプロトン・ポンプ・阻害薬(proton pump
inhibitor)の略です。まあ、細かいところは端折ってですね、要するに胃酸の分泌を抑える、胃薬です。
日本人は胃薬が大好きです。2011年度の日本の医薬品の売上げランキングでも、5位にタケプロン(武田薬品)、11位にパリエット(エーザイ)がランクインしています。どちらもPPIの一種です。11位にはガスター(アステラス)が入っていますが、これもPPIではないタイプの胃薬です(http://nk.jiho.jp/servlet/nk/related/html/1226557027323.html)。
確かに、日本人は胃腸が弱い民族のような気がします。ぼくが北京のクリニックでいろいろな国の患者さんを診ていた時も、お腹がいたい、お腹を壊した、という患者さんは圧倒的に日本人が多かったです。胃潰瘍などの原因になるピロリ菌感染は日本人に多いですし(日本臨牀. 1993;51:3114-9)。
まあ、とはいいながら、日本の医者はPPIを出しすぎだと思います。日本の患者さんはPPIを飲み過ぎだと思います。
なんで、みなさんそんなに胃酸を目の敵にするのでしょう。よく考えてみてください。胃酸って消化に必須なんです。この酸があるから消化吸収が助けられているんですよ。このまえ、「消化不良」を訴えている患者さんにPPIが処方されている例を見ました(マジで)。逆効果やん。「胃全摘」されている患者さんにPPIが処方されているのを見たこともあります(マジで)。あれはいったい、何を治療したいんやろうか。
胃の中に入ったバイキンは胃酸で殺されてしまいますが、PPIで胃酸が抑えられていると死ににくくなります。で、このバイキンが逆流し、肺に入ると肺炎の原因になります。実際、PPIを飲んでいる人は飲んでいない人よりも肺炎になりやすいという研究があります(Expert
Rev Clin Pharmacol. 2012 May;5(3):337-44)。あと、抗生物質の副作用として有名な偽膜性腸炎も、PPIを飲んでいると起こしやすいという研究もあります(The American
Journal of Gastroenterology 107, 1011-1019 (July 2012))。肝硬変があって腹水が溜まっている人では、PPIを飲んでいると腹水感染を起こしやすくなる、という研究もあります(Ann
Pharmacother October 2012 46:1413-1418)。
ピロリ菌を殺すと胃がんが予防できるのでは、という仮説があり現在注目されています。ピロリ菌除菌には抗生物質とPPIの組み合わせを用います。ところが、抗生物質を使わず、PPIだけだとむしろ胃がんが増えるのでは、という研究もあるのです(World J
Gastroenterol. 2013 April 28; 19(16): 2560–2568)。
また、とくにタケプロンでは1~2ヶ月使用した後に慢性の腸炎が発症することがあります(World J
Gastroenterol. 2009 May 7; 15(17): 2166–2169.)。こうした副作用にも要注意です。「かたが胃薬」と甘く見てはいけません。だらだらと長く飲むのは、余程の理由がない限りやめておいたほうがよいです。そして、多くの人はそんな「余程の理由」がないままPPIを飲んでいるのです。
[心得5]でお薬手帳はひとつにまとめましょう、というお話をしました。こないだ診た患者さんはお薬手帳がいくつもあって、ある医者からタケプロンが、別の医者からパリエットが出されていて、両方飲んでいました。一般の方にはタケプロンとパリエットが同じタイプの薬だなんて気づかないですよね。医者をまとめ、薬局をまとめ、お薬手帳をまとめておけば、こういうエラーは起きません。気をつけましょう。
(転載終了)
副作用の部分には、この様な記載が有ります。
つまり、胃潰瘍の治療の為に知人がこの薬を飲むと15%の確率で、体に異常をきたすという訳です。これは、個人的な意見ですが、胃腸は普段食べ物の消化で人生何十年も生きていれば酷使されていて、疲れてくるのは当たり前だと思います。
ですから、胃腸に異常が出た時には半日でもファスティングして、胃腸を休めてあげるのが良いんじゃないかと思います。私達だって、重労働で疲れた時にはゆっくり休むと疲れが取れるでしょ!休肝日ってよくアルコールを飲む人とに向けて言ったりするけど、胃腸が疲れている人には、休胃日が必要だとは思いませんか?
以前にも紹介しましたが、ファスティングについては以下の動画を参考にして下さい。