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免疫力は食生活次第♪

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こんにちは♪

先日からひいていた風邪対策で、1日ノニジュース断食して、その後完全ローフードを1日。その後朝昼は、果物とサラダ。夜だけは加熱したヴィーガン食を食べるようにしたら、血液中には未消化のタンパク質は出てきませんでした。多分体が平穏になっていると思います。

それに対して未消化のタンパク質が出てくると、好中球は遊走してくる事、くる事!

因みにこれは私の血液像ではなく、お肉をよく食べていらっしゃるっていう方の血液像です。(汗)こんな風に血中に未消化のタンパク質が出てくると免疫細胞がこうしてこの処理に回りますし、好中球の数が余計に必要になりそうじゃないですか?
だからこれを見る限り食事によって白血球数って変わってくるんだなって予想が付きませんか?以前こちらのブログでの食事によって白血球数が変わってくる可能性があることをご紹介しました。
(一部抜粋)

次に白血球数についてですが、糖質制限食事時6900、玄米菜食時3800、果実・葉食時3100となっていて、段々数値が下がってきています。また同時に白血球の分画のうち好中球とリンパ球の比率を見てみると、糖質制限食事好中球:リンパ球=68%:25%、玄米菜食時51%:39%、果実・葉食時49%:41%、と推移しています。一般的に免疫力の高さを見るときには好中球とリンパ球の比率を見ますが、玄米菜食と、果実・葉食ではほぼ同じような比率で、免疫力は高く維持されていると言えます。それに対して、糖質制限食事には好中球の比率が60%を超えて、リンパ球比率が30%を切っています。この時に特に感染症にかかっていたわけでもないので、病的な原因が思い当たりません。それで私の考える仮説は、「この変化は加熱食が影響したのでは無いか?」です。

続きはこちらから




でもこの記事を書いた時点では科学的なエビデンスがあるかどうかまでは調べてみませんでした。しかしながら、先日ヴィーガン食と白血球数についての論文的根拠について書いている記事を見かけましたので、今日はそちらをご紹介します。



菜食と白血球数

http://www.veganhealth.org/articles/wbc

(翻訳開始)

研究データによれば、白血球の標準値は1リットルあたり3.5~12.5億個だそうです。ある断面調査によれば、ビーガンの白血球数の基準値は1リットルあたり5.8億個で、これは雑食の人よりも低いということです。
でもなぜそうなのかについてはまだ分かっていません。しかしこれはよく見られることで、特にそれで健康上に問題があることを示唆しています。
もしあなたの白血球が低かったら、どんな問題が懸念されるかについてかかりつけ医に尋ねてみてください。

ヴィーガンの人の白血球

白血球は細菌、ウィルス、がん細胞などの外敵と戦うのに必要な細胞です。感染症の時に顕著に数が増えます。ウィッキペディアには、様々な種類の白血球についての分かりやすい説明と興味深い写真が載っています。白血球の内の一つは好酸球と呼ばれ、アレルギー反応が起きている時に増加しますとありますが、私の調べによれば、それはトータルの白血球の数には大きな影響は与えないようです。

とても元気で活動的な中年の完全菜食の女性が、彼女の白血球数が1リットルあたり2.8億個だと言って私の所に連絡を取ってきたことが有ります。研究所によってかなりバラつきは有りますが、標準値は1リットル当たり3.5~10.5億個です。

「私の主治医はそんなに心配したことはありませんが、いつも私の白血球数は低めで。こちらが今までのデーターです。

1999 – 6.3 (4.0-10.5)
2001 – 2.9 (3.5-12.5)
2002 – 3.2 (3.5-12.5)
2005 – 5.0 (3.5-12.5)
2007 – 3.3 (3.5-12.5)
2008 – 3.3 (4.0-10.5)
2013 – 3.6 (4.3-11.0)

私は1988年に完全菜食になりましたが、1999年に白血球数が高くなっている時には動物性食品を食べていました。」

私に連絡をくれた読者の方は2006年3月のハワイのベジタリアン協会の季刊誌のウィリアム・ハリーズ博士が書かれた“Low” WBC counts in vegans (PDF)という記事も送ってくれました。

その記事に、ハリー博士の白血球数は1リットルあたり約3億個しかない。また、アガサ・トラッシュ博士とマイケル・クレイパー博士からも多くのヴィーガンの白血球数は低いと報告があったそうです。またネットで検索をすれば、多くのヴィーガンの白血球数値が低いことが分かるでしょう。

今も同じようの状況だと思いますが、ハリー博士がその分野についての数少ない研究を紹介していました。

メインは1999年のハーディド博士の研究論文で、
雑食性の白血球数値の平均が1リットル当たり5.8億個だったのに対してヴィーガンでは5.0億個だった。しかしながら、標準値内で5.0に数値が落ちたからと言って他の免疫関連の指標と合わせて考えると、この結果だけを持ってヴィーガンの免疫力が上がったとも下がったとも言えないと結論付けています。

ハリー博士はメルター・M博士の研究も紹介しています。
この研究ではベジタリアンでは雑食性の人に比べて明らかに細胞毒性の活性がベジタリアンでは上昇していました。この自然細胞毒性の活性が高い事はベジタリアンの方ががんになる危険性が低いことの一つの指標です。しかしながら、この論文には雑食性とベジタリアンの間で白血球数値の違いは見られなかったとありますので、両者の間で白血球数の違いがあるかどうかにつていは明らかにはなりませんでした。

2007年のポーランドの記事の要旨にベジタリアンのグループの白血球数は低いと書いてありました。また2002年のマーク・F・マッカーシーの医学仮説論文には、ヴィーガン食は白血球数の低下を引き起こすという幾つかの報告があることが記述されていました。彼はまた、ハーディッド博士やその他の多くの論文を引用していました。またベジタリアン食とノルウェーの健康温泉をリウマチの患者さんに使った臨床試験についての一実験のコピーを得ることができたのご紹介します。

ノルウエーの研究ではベジタリアンのグループでは最初から対照群と比較して白血球の数は低かったです。(ベジタリアン7.0、対照群7.5)まず野菜ジュースで1週間断食しそれからグルテンフリーの食事をして、断食の後、3,5ヶ月ヴィーガンダイエットをします。ヴィーガン食の間種や豆などの高タンパクの食べ物は2~3日に一種類のペースで新しい食材を加えます。その後はベジタリアン食に加えて、乳製品やグルテンを食べたければ取り入れます。1ヶ月後白血球数は5.5位に低下しますが、その後11ヶ月くらいかけて徐々に6位に落ち着きます。このケースでは明らかに低タンパクのローヴィガン食で明らかに基準の範囲を超えて白血球数が少なくなっている訳では有りません。

マッカーシー博士は脚注にその他の実験のリストを挙げていました。

2010年のメンフィス大学の臨床試験でほとんど健康なヴェジタリアンが、パッケージされたり加工された食品を一切とらずに、植物だけを摂取する「ダニエル断食」を21日間実践したところ、白血球数の平均が5.7から5.0に低下した。


それではなぜ、ヴィーガン食は雑食に比べて白血球数が低いのでしょうか?

仮説の一つは動物性食品を摂取しないことで、細菌、ウィルス、その他の毒物の摂取量も少なくなりそれで白血球数も少なくなるという可能性です。

ダニエル断食の著者は「食品添加物や保存料の摂取は食品からの病原体の侵入を感知する免疫応答を引き起こして、白血球数の上昇をきたします。しかしながら、これについての科学的なエビデンスはまだ得られていません。しかしながらヴィーガン食の人は食品添加物や保存料の摂取が少ないので、これが白血球数の低下につながっている可能性があります。

マッカーシー博士は、ヴィーガン食の人はIGF-1のレベルが低い事が、白血球数が低い原因の一つであるというもう一つの仮説を挙げています。

3つ目の仮説はビタミンAの濃度がヴィーガンの人は低いのでそれが白血球数値も低くなる原因だとするものです。ライナスポーリング協会は「ビタミンAとレチノイン酸はリンパ球などの免疫応答で重要な役割を果たす白血球の発達と分化には重要な役割を果たしています。雑食と違いヴィーガン食はビタミンAを食材から直接摂取せず、カロチノイド(主にβカロチン)の形で摂取します。βカロチンも脂溶性です。理論的にはカロチノイドや脂質の摂取が少ないとビタミンAのレベルも少なくそれが白血球数の低下につながるという可能性があります。でもこれは単なる仮説で、私の知るところでは、ヴィーガン食の人のビタミンAのレベルに関する研究はなかったし、その他のビタミンAの状態を測定する指標が低い事を問題視する研究もありませんでした。

白血球数が低いことに対して2つの問題があります。一つは感染です。もしあなたがヴィーガンで白血球数が低い場合にあなたは風邪を引きやすいでしょうか?個人的には、この2年半の間に風邪は1回しかひいていません。それもとても軽かったです。もしかしてそれは毎日摂取している亜鉛のサプリメントのおかげかもしれませんが、でも摂取を始める前にも風邪は1年に1回しかひきませんでした。

2番目の白血球数が低いことの心配はがんになるリスクが高くなることです。しかしながらもし白血球数が低ければIGF-1の値も低いのでがんになるリスクは低いと言えます。これについても確固たる科学的なエビデンスはありませんが、ヴィーガン食はがんのリスクを低くするという論文もあることはあります。
Take Three: Direct Evidence that Vegans have Lower Cancer Rates

今のところ何故ヴィーガンだと白血球数が低くなるかについては良く分かりませんが、この現象は普通のことで、しかも特に問題は無いということです。もし白血球数が通常よりも低い場合は、かかりつけ医に何か問題があるかどうか質問してみて下さい。

(翻訳終了)

今から息子のサッカーの応援行ってきます!
よい午後をお過ごし下さい!



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