ママは歯育係💖1どうする?幼若永久歯の虫歯
歯育係をしているママさんから
こんな質問をいただきました♪
◆幼若永久歯の大きな虫歯
何度も質問してすみません。
谷先生であれば、子供さんが
虫歯で受診をされた時は、
やっぱり削らず食事を改善
することを勧められますか?
子供が永久歯の虫歯があり、
なかなか大きな虫歯だそうで、
治療に連れていくか迷っています。
ほっといて、酷くなってしまったら
どうしよう…という不安もありまして。
悩んでいます。
このケースでは永久歯の大きな虫歯と
言うことですので、
まだ未熟な6歳臼歯に大きな虫歯が出来た
状態を想定してお話します。
以下の写真では一番奥の6歳臼歯に
深い虫歯が出来ています。
ここまで大きくなっている場合、
永久歯はまだ生えたばかりで神経の入っている
お部屋が広いので、恐らく軟化している
虫歯の部分のすべてを高速回転の
切削器具で削り取ってしまうと
神経まで到達してしまう可能性があります。
そうなってしまった場合でも
まだ歯の神経が未完成なので、
歯の神経を残して治療をした
方がもちろん良いです。
しかしながら、やはり神経を残しても
削った時の刺激や細菌感染で
後から結局神経の炎症を起こし
削った治療をしたことが原因で
神経を取る治療をする時期を
まだ歯の神経が未完成なので、
歯の神経を残して治療をした
方がもちろん良いです。
しかしながら、やはり神経を残しても
削った時の刺激や細菌感染で
後から結局神経の炎症を起こし
削った治療をしたことが原因で
神経を取る治療をする時期を
早めてしまうことがあります。
また幼若永久歯の神経除去の治療の予後は
余り良くないので、結局は
歯の寿命を早めてしまうことになって
しまうこともしばしばあります。
それでは本末転倒です。
ではどうしたら良いのか?
この場合には2つの選択肢があります。
一つは食生活を徹底的に見直して
口腔内の環境を整え放置して
唾液の力で再石灰化を促すことです。
ただし、虫歯になってしまった
現在の環境を徹底的に
見直す必要がありますので、
野生動物のような自然なものを
ひたすら食べるような食生活を
する必要があります。
おせんべいなどを含めた人工的な
おやつなど歯に挟まるようなものは
勿論の事、みりん、ケチャップ、などの
調味料も要注意で歯ブラシの習慣も
きっちり見直して行きたい所です。
また幼若永久歯の神経除去の治療の予後は
余り良くないので、結局は
歯の寿命を早めてしまうことになって
しまうこともしばしばあります。
それでは本末転倒です。
ではどうしたら良いのか?
この場合には2つの選択肢があります。
一つは食生活を徹底的に見直して
口腔内の環境を整え放置して
唾液の力で再石灰化を促すことです。
ただし、虫歯になってしまった
現在の環境を徹底的に
見直す必要がありますので、
野生動物のような自然なものを
ひたすら食べるような食生活を
する必要があります。
おせんべいなどを含めた人工的な
おやつなど歯に挟まるようなものは
勿論の事、みりん、ケチャップ、などの
調味料も要注意で歯ブラシの習慣も
きっちり見直して行きたい所です。
となると、奥歯は物が詰まりやすいですし、
ほとんどのケースでは食生活と
歯ブラシだけで口腔内の環境を
見直すのは難しいと思います。
その上、食べかすを詰まらせた
ほとんどのケースでは食生活と
歯ブラシだけで口腔内の環境を
見直すのは難しいと思います。
その上、食べかすを詰まらせた
ままにしておくよりは、セメントを
詰めておいた方が、虫歯の進行が
遅くなるでしょう。
ということで、このケースでは2つ目の選択肢として
以下の写真のようにグラスアイオノマー
詰めておいた方が、虫歯の進行が
遅くなるでしょう。
ということで、このケースでは2つ目の選択肢として
以下の写真のようにグラスアイオノマー
このセメントにはフッ素が含まれていますが、
抗菌力があるので、ある程度軟化している
虫歯を残したまま詰め物をしても
細菌感染が神経に到達することを防いでくれます。
(流行りの銅が入ったドックベストセメントも
銅の殺菌力を利用していますので、
抗菌力があるので、ある程度軟化している
虫歯を残したまま詰め物をしても
細菌感染が神経に到達することを防いでくれます。
(流行りの銅が入ったドックベストセメントも
銅の殺菌力を利用していますので、
それと似たような効果があります。)
勿論皆様もよくご存知のように
低濃度とはいえフッ素や銅などの
勿論皆様もよくご存知のように
低濃度とはいえフッ素や銅などの
劇薬は口の中に使いたくないという場合には
医療に頼らずに食生活で対応して
唾液の力で虫歯の進行を止めるという
選択をすれば良いと思います。
でも、中々食生活の改善が難しいという
場合にはフッ素入りや銅入のセメントを
使うことを受け入れれば良いと思います。
唾液の力で虫歯の進行を止めるという
選択をすれば良いと思います。
でも、中々食生活の改善が難しいという
場合にはフッ素入りや銅入のセメントを
使うことを受け入れれば良いと思います。
しかしながらグラスアイオノマーセメントは
柔らかいので、暫くするとかなり摩耗しますので
長期間もたせることは難しいです。
柔らかいので、暫くするとかなり摩耗しますので
長期間もたせることは難しいです。
ですので、暫くして幼若永久歯が
成熟した後にこのセメントの
詰め物をレジン、セラミック、
金属(おすすめは金合金)などの
お好みの材料で詰め直す
2回目の治療をすれば良いと思います。
こうして治療を2段階に分けて
することで、神経を取る治療を
回避できる可能性が高まります。
これが永久歯に大きめな虫歯が
出来てしまった時の対応です。
次回は乳歯に大きめの虫歯が
お好みの材料で詰め直す
2回目の治療をすれば良いと思います。
こうして治療を2段階に分けて
することで、神経を取る治療を
回避できる可能性が高まります。
これが永久歯に大きめな虫歯が
出来てしまった時の対応です。
次回は乳歯に大きめの虫歯が
出来てしまった時の対応をお話しますね💖
それではまたね♪
それではまたね♪
*この記事では個人的な臨床経験に基づいた一般的な視点から書いております。
他にも治療の選択肢はあると思われます。
記事の内容に記載された方法が「唯一の方法ではないこと」
「個人的なアドバイスではないこと」等をご理解いただけると幸いです。
他にも治療の選択肢はあると思われます。
記事の内容に記載された方法が「唯一の方法ではないこと」
「個人的なアドバイスではないこと」等をご理解いただけると幸いです。